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部分修繕

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コスト2割減も?マンション外壁工事の新常識をプロ目線で解説

マンションの外壁、汚れやひび割れが気になり始めた管理組合様、オーナー様。 「そろそろ大規模修繕の時期だけど、費用は?」 「工事中の騒音トラブルは避けたい…」 など、悩みは尽きませんよね。 外壁工事は資産価値を守る重要メンテナンスですが、高額で計画も大変です。 この記事では、そんな疑問や不安を解消するために、知っておくべきポイントをに解説します。 この記事を読めば、こんな疑問が解決します 基本知識: なぜ必要? いつやる? どんな工事がある? 費用とコスト削減: 相場は? 無足場工法って? 補助金は? 注意点: 住民トラブル(騒音など)を防ぐには? さらに、ゆうき総業の「無足場工法」なら、2〜3割のコスト削減も可能です。 後悔しないマンション外壁工事のために、ぜひご一読ください。 なぜマンション外壁工事が必要?適切な時期はいつ? マンションの外壁工事は、単に見た目をきれいにするためだけではありません。 建物の構造体を守り、長く安全に住み続けるために不可欠なメンテナンスです。 外壁の劣化サインを見逃さず、必要な時期に工事を行うことで、将来的な大規模修繕費用を抑え、マンション全体の資産価値を維持・向上させることにも繋がります。 外壁劣化を放置する6つのリスク マンションの外壁は、日々、雨風や紫外線、気温の変化といった厳しい環境に晒されています。 そのため、時間の経過とともに、塗膜の色あせや剥がれ、ひび割れ、タイルの浮きといった劣化がどうしても発生してしまいます。 これらの劣化を「まだ大丈夫だろう」と放置してしまうと、以下のような大きな問題を引き起こします。 雨漏りの発生 ひび割れやシーリング劣化から雨水が浸入し、室内に被害が及びます。 構造体の腐食 侵入した水分が鉄筋を錆びさせ、コンクリートを劣化させることで建物強度が低下。 修繕費用の増大 劣化が内部まで進むと、表面補修では済まず高額な大規模修繕が必要になります。 タイル剥落事故 浮いたタイルが落下し、人身事故や損害賠償リスクを招く恐れがあります。 資産価値の低下 安全性が損なわれると、成約価格にも影響。 評判の悪化 トラブルが報道されると入居率の低下につながりかねません。 これらのリスクを避けるためには、外壁の劣化サインを見逃さず、計画的に修繕工事を行うことが極めて重要です。 【新常識】工事の頻度、10〜15年周期の目安は本当? では、具体的にどのくらいの頻度で外壁工事を検討すべきなのでしょうか? マンションの外壁工事は「10〜15年周期」が目安と言われますが、これは絶対的なものではありません。 この周期が一般的とされる背景には、国土交通省の過去のガイドラインで12年程度の修繕例が示されたことや、外壁に使われる一般的な塗料・シーリング材の耐用年数が10〜15年程度であること、そして竣工・外壁改修後10年超の特定建築物に義務付けられる外壁全面打診調査(法定点検)が影響しています。 出典:長期修繕計画作成ガイドライン(国土交通省) しかし、近年は材料や技術も進歩しており、必ずしもこの周期にこだわる必要はありません。 国交省の調査でも実際の平均実施周期は12年を超えています。 重要なのは、数字上の「周期」に捉われるのではなく、ご自身のマンション固有の「状態」を正確に把握し、「計画的」に判断することです。 以下のような劣化のサインが見られ始めたら、10〜15年を待たずに専門家による診断を検討しましょう。 チョーキング: 外壁を手で触ると白い粉が付く。塗膜が劣化しているサインです。 塗膜の膨れ・剥がれ: 塗膜が浮いたり剥がれたりしている。防水機能が低下しています。 ひび割れ(クラック): 外壁にひびが入っている。雨水浸入の原因となります。 シーリングの劣化: 窓枠や外壁の継ぎ目のゴム状の素材(シーリング)がひび割れたり痩せたりしている。 タイルの浮き・剥がれ: タイルが浮いていたり、剥がれ落ちていたりする。 これらのサインを見逃さず早めに対応することが、建物を守り将来コストを抑える鍵です。 東北エリアと沿岸部のマンションは雪と塩害に注意 特に東北エリアや沿岸部にお住まいの場合、塩害による金属部分の錆びや塗膜の劣化が通常より早く進む可能性があります。 また、冬場の厳しい寒さや凍結融解(凍害)も、外壁材やシーリングにダメージを与えやすい要因となります。 このような地域特性を考慮し、一般的な目安よりも少し早めの点検やメンテナンスを心掛けることが、マンションを長持ちさせる秘訣と言えるでしょう。 マンション外壁工事にはどんな種類がある?代表的な工事内容を紹介 マンションの外壁工事と一口に言っても、その内容は様々です。 建物の状態や使われている素材、劣化の状況に応じて、最適な工事メニューを組み合わせることが、効果的な修繕のポイントです。 ここでは、代表的な外壁工事の種類を簡単にご紹介します。 【一覧表】主なマンション外壁修繕工事の種類・目的・目安 工事種別 工事内容・目的 主な工法・材料 目安時期・耐用年数 補足・関連情報 塗装工事 外壁に塗料を塗り重ね、美観回復・外壁保護(防水性・耐久性向上)を図る。 シリコン系塗料、フッ素系塗料など シリコン系: 10〜13年 フッ素系: 15〜20年 ベランダ床トップコートや鉄部塗装も同時推奨。 タイル補修工事 外壁タイルの浮き・ひび割れ・剥がれを補修する。 エポキシ樹脂注入(アンカーピンニング工法)、タイル張替え 目地シーリング: 約10年ごと打ち替え 10年経過後の全面打診調査が義務付けられている場合あり。 コンクリート補修 コンクリート壁のひび割れ(クラック)や欠損(爆裂)を補修し、雨水浸入を防ぐ。 エポキシ樹脂注入など 劣化状況に応じて(特に幅0.3mm以上のクラック) 構造的なクラック(幅0.3mm以上)は特に注意が必要。 シーリング工事 外壁パネル継ぎ目やサッシ周りの劣化したシーリング材を打ち替えて防水性を維持する。 シーリング材 一般的に10〜15年周期 塗装やタイル補修と同時に行うことで足場代を有効活用できる。 外壁洗浄 高圧洗浄機などで外壁表面の汚れ、カビ、コケを洗い流し、美観維持・塗料密着性を高める。 高圧洗浄機 塗装・補修工事前、または美観維持目的で適宜実施 塗装や補修工事の効果を高めるための重要な前処理。洗浄のみでの実施も可能。 これらの工事は、建物の状況に合わせて単独、あるいは組み合わせて行われます。 どの工事が必要かは、専門家による診断に基づいて判断を仰ぎましょう。 ゆうき総業では、これらの各種外壁工事に対応可能です。詳しくは以下のページもご覧ください。 マンション外壁工事の費用相場と補助金 マンションの外壁工事を計画する上で、最も気になるのが「費用」ではないでしょうか。 ここでは、大まかな費用相場と、費用負担を軽減できる可能性のある補助金について解説します。 マンション外壁工事の費用相場をチェック 外壁工事費用は、規模、階数、劣化状況、工法、材料などで大きく変動します。 参考として、国土交通省が公表した『令和3年度マンション大規模修繕工事に関する実態調査』によると、1戸あたりの工事金額は75万円〜125万円の区分が最も多いというデータがありますが、これはあくまで全国的な平均値であり、劣化具合など個別の状況によって費用は異なります。 引用:令和3年度マンション大規模修繕工事に関する実態調査(国土交通省)   より具体的な目安として、工事内容別の㎡単価相場をいくつかご紹介します。 【表】工事種類別の単価目安 工事内容 単価 単位 備考 外壁塗装 1,500円〜5,500円 /㎡ 塗料の種類による タイル補修 500円〜900円 /箇所   浮き補修(注入) 500円/枚〜 /枚   ひび割れ補修 2,000円〜6,000円  /㎡ 幅や深さによる シーリング打ち替え 700円〜1,200円 /m   足場仮設(養生シート含む) 600円〜800円 /㎡   外壁工事全体の費用を見ると、足場仮設費、現場管理費、廃材処理費などの「共通仮設費」が、総工事費の約20〜50%を占めることも少なくありません。 特に足場費用は大きな割合を占めるため、この部分を削減できれば、総費用を大きく抑えることができます。 (※あくまで一般的な目安です) 【新常識】足場を組まずにコストカット?「無足場工法」とは この高額な費用を削減できる可能性があるのが、ゆうき総業が得意とする足場を使わない「無足場工法」です。 これは、建物の周りに大掛かりな足場を組まず、屋上から吊り下げたロープや仮設ゴンドラで作業する工法です。 コスト削減: 足場費用(総工費の約20%)が不要に。 工期短縮: 足場の設置・解体期間が不要。1週間程度の短縮例も。 影響軽減: 圧迫感・日照阻害なし。騒音・振動低減。防犯面も安心。営業影響も最小限に。 部分補修に強い: 特定箇所のみの対応も柔軟・迅速。 注意点: 建物の構造や立地条件によっては施工が難しい場合があり、対応できる業者も限られます。安全確保のため事前調査が必須です。 無足場工法が導入可能かは、複数の施工業者に相談し、比較検討するとよいでしょう。 🔗ゆうき総業の無足場工法について マンションの外壁修繕費用については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。 使える?マンション外壁工事の補助金・助成金(仙台・宮城の場合) 外壁工事は高額になりがちですが、お住まいの自治体によっては、工事費用の一部を補助・助成する制度が利用できる場合があります。 仙台市においては、残念ながら外壁塗装や外壁改修に特化した補助金制度は現在ありません(2025年時点)。 ただし、耐震診断や耐震改修工事に伴う費用の一部補助(上限30万円など)は存在します。 宮城県内では、一部の市町村(※)で、住宅リフォームに関する助成金制度があり、外壁塗装工事などが対象となる場合があります。助成額や条件は自治体によって異なり、最大で数十万円〜150万円程度の補助が受けられるケースもあります。 利用を検討される場合は、必ず工事契約前にお住まいの自治体の最新情報を確認し、ご自身のマンションが対象となるか、申請手続きなどを早めに確認しましょう。 大規模修繕向けの補助金・助成金は下記の記事で詳しく解説しています。 マンション外壁工事の「騒音」どうする?住民トラブル対策のポイント マンションの外壁工事は、居住者様が生活を送る中で行われる「居ながら工事」となることがほとんどです。 そのため、工事期間中の騒音や振動、塗料の臭い、バルコニーの使用制限など、居住者様の日常生活への影響は避けられません。 管理組合様やオーナー様にとっては、これらの影響を最小限に抑え、住民トラブルを未然に防ぐための対策が非常に重要になります。 特に注意!騒音や振動が発生しやすい工程 外壁工事の工程の中でも、特に大きな音や振動が発生しやすいのは以下の作業です。 これらの作業が行われる時期や時間帯を事前に把握し、住民へ周知することが、トラブル防止の第一歩です。 足場の設置・解体: 金属製の部材を組み立てたり解体したりする際に、大きな金属音が発生します。 高圧洗浄: エンジン式の高圧洗浄機を使用するため、大きなエンジン音と水圧による音が発生します。 下地補修(はつり作業など): 古い塗膜や劣化したコンクリート・タイルを削り取る際に、打撃音や振動が発生します。 工事中の住民トラブルを防ぐ!情報共有と配慮の具体策 工事による影響を最小限に抑え、住民トラブルを回避するには、こまめな情報共有と、住民の生活に寄り添った具体的な配慮が大切です。 具体的なポイントとしては、以下のようなものが挙げられます。 事前の丁寧な情報共有: 工事内容、期間、影響(特に騒音が発生する日時)などを説明会や掲示物で分かりやすく事前に伝える。 作業中の配慮: 騒音の大きい作業は可能な範囲で時間帯を調整する。 防音シートの設置や低騒音型の機器・工法(例:無足場工法)を検討する。 コミュニケーション体制: 住民からの質問や要望に対応する窓口を設置し、施工業者と連携して迅速に対応する。 施工業者と協力し、居住者視点の丁寧なコミュニケーションと具体的な対策を行うことが、トラブル防止の鍵となります。 工事中の騒音対策については、以下の記事でも詳しく解説しています。 【写真解説】マンション外壁工事の一般的な流れ(3ステップ) 外壁工事が実際にどのように進められるのか、具体的な流れを知っておくと安心です。ここでは、主な工程を3つの段階に分け、写真(イメージ)と共に簡潔にご紹介します。 工事前には必ず専門家による事前調査・診断が行われ、最適な修繕計画が立てられます。 STEP1:足場または無足場の準備と養生 安全かつ効率的な作業のため、建物の周囲に足場を組み立て、塗料飛散防止の養生シートで保護します。 一方、ゆうき総業が得意とする「無足場工法」では、屋上からロープやゴンドラ等を準備するため、大掛かりな足場設置が不要です。 STEP2:高圧洗浄 → 下地補修 → 塗装/タイル張り まず高圧洗浄機で外壁の汚れを徹底的に洗い流します。 次に、ひび割れ補修、シーリング打ち替えなどの下地処理を行い、建物の寿命に関わる重要な補修を実施 その後、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りを基本として丁寧に塗装し、外壁の美観と防水性・耐久性を高めます(タイル張りの場合もあります) STEP3:完了検査 → 足場解体・清掃 全ての作業完了後、施工業者と発注者で、塗り残しや施工不良がないか厳しくチェックします 検査に合格したら、足場や養生を撤去し、共用部などを清掃して工事完了・お引き渡しとなります 以上が、マンション外壁工事の大まかな流れです。 工事によって、流れは異なります。詳細はそれぞれの工事メニューをご覧ください。 工事期間は、マンションの規模や天候にもよりますが、小規模なもので1ヶ月〜、大規模なもので3ヶ月〜半年程度かかるのが一般的です。 後悔しないマンション外壁工事へ|コスト削減と安心を実現するために ここまで、マンション外壁工事の必要性から時期、種類、費用相場、騒音対策、工事の流れ、そしてコスト削減に繋がる無足場工法まで解説してきました。 建物の資産価値を守り、安全な住環境を維持するためには計画的な修繕が不可欠ですが、同時に費用や住民への配慮、信頼できる業者選びも成功の鍵となります。 ゆうき総業は、宮城県仙台市を拠点とする大規模修繕工事の専門家です。 特に、足場を組まない「無足場工法」を得意とし、マンション外壁工事のコストを2〜3割削減できる可能性があります。 塗装、防水、タイル、シーリングなど、あらゆる工事に自社職人が一貫対応できる「多能工」体制と、6,000棟以上の豊富な実績で、高品質な工事を適正価格でご提供します。 「まずは相談したい」「うちのマンションの費用を知りたい」と思われたら、ぜひ無料診断・お見積もりをご利用ください。 専門スタッフが丁寧に対応いたします。

部分修繕でマンション価値を維持 | 工事内容や費用を紹介

マンションの管理において、部分修繕は建物の寿命を延ばし、資産価値を維持するために欠かせない重要なメンテナンスです。大規模修繕とは異なり、部分修繕は特定の問題箇所を迅速に対応することで、居住者の安全性や快適さを確保します。 本記事では、部分修繕の具体的な内容や費用相場、成功のためのポイントについて詳しく解説します。 定期的な「部分修繕」は長期的なコスト削減に! 部分修繕は、マンション全体を対象とした大規模修繕とは異なり、特定の部位や設備の劣化を修理・交換することで、建物の性能や機能を維持することを目的としています。 例えば、外壁のひび割れ修理や給排水管の交換などが部分修繕に該当します。一方、大規模修繕は、建物全体を対象とした計画的な修繕工事であり、外壁や屋上防水、鉄部塗装などが含まれます。 マンションの部分修繕は、住民の安全性や快適性を向上させるために行われています。また、建物の寿命を延ばし、資産価値を保つために非常に重要です。適切なタイミングでの修繕を行うことで、住環境の快適性や安全性を維持し、長期的なコスト削減にもつながります。 マンション部分修繕の主な内容 マンションの部分修繕は、建物の特定の部位や設備の劣化を修理・交換することで、建物の性能や機能を維持することを目的としています。ここでは、一般的な部分修繕項目について具体例を挙げて説明します。 外壁工事 外壁工事は、経年劣化や気候の影響で発生するひび割れや剥離を修繕する作業です。外壁の塗装やタイルの補修、シーリングの打ち替えなどが含まれます。これにより、建物の美観を保ち、防水性を向上させることができます。 外壁工事については、下記で詳しく解説しています。 タイル修繕 タイル修繕は、外壁や共用部分のタイルの割れや剥がれを補修する工事です。タイルの剥落は安全性に影響を及ぼすため、早期の修繕が必要です。タイルの交換や再接着を行い、美観と安全性を維持します。 屋上工事 屋上工事では、防水層の劣化を修繕し、雨漏りを防ぐための工事が行われます。防水シートの張り替えや防水塗料の塗布が一般的です。これにより、建物内部への水の浸入を防ぎ、構造体の劣化を防ぐことができます。 内装工事 内装工事は、共用部分や専有部分の内装の劣化を修繕する工事です。壁紙の張り替えや床材の交換、天井の補修などが含まれます。これにより、住環境の快適性を向上させることができます。 外構工事 外構工事は、建物の周囲の環境を整備する工事です。駐車場や庭、エントランスの補修・改修が含まれます。バリアフリー対応のスロープ設置や防犯対策の強化なども行われ、住民の利便性と安全性を向上させます。 その他工事 その他の一般的な部分修繕項目としては、以下のような工事があります。 給排水管の修繕: 古くなった配管を新しいものに交換し、漏水のリスクを低減させます。 エレベーターの更新: 新しい制御システムや省エネ型のモーターを導入し、安全性と快適性を向上させます。 防犯設備の強化: 防犯カメラやオートロックシステムの導入・更新により、住民の安全性を高めます。 これらの部分修繕は、マンションの寿命を延ばし、住環境の快適性と安全性を向上させるために非常に重要です。適切なタイミングでの修繕を行うことで、長期的なコスト削減にもつながります。 マンション部分修繕の費用相場 マンションの部分修繕それぞれの費用は工事内容や規模、建物の状態によって異なります。以下に、代表的な部分修繕の費用目安をざっくりと紹介します。 外壁工事: 外壁の補修や塗装の塗り直しには、1平方メートルあたり3,000円~7,000円が目安です。 タイル修繕: タイルの交換や再接着には、1平方メートルあたり約10,000円~15,000円が相場です。 屋上工事: 防水層の張り替えや防水塗料の塗布には、1平方メートルあたり5,000円~10,000円が一般的です。 内装工事: 例えば、6畳のフローリング張替えは80,000円~120,000円が目安です。 外構工事: 駐車場や庭、エントランスの補修・改修は、数十万円から数百万円まで幅広いです。 給排水管の修繕: 1戸あたり50万円~100万円が目安です。 エレベーターの更新: 1基あたり500万円~1,000万円が相場です。 防犯設備の強化: 数十万円から数百万円がかかります。 部分修繕の費用は、建物の規模や劣化の程度、使用する材料、施工業者の選定などによって変動します。 詳細な費用については、今後の記事で詳しく解説しますので、そちらをご覧ください。 成功者が実践する部分修繕の「3つ」のポイント マンションの部分修繕を成功させるには、いくつかの重要な要素があります。適切なタイミング、専門家の知見、そして住民間の合意形成が鍵となります。これらの要素を丁寧に検討し、実行に移すことで、効果的かつ効率的な修繕が可能になります。 以下では、それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。 定期点検や修繕履歴から「最適なタイミング」を見極める マンションの部分修繕を成功させる第一歩は、適切なタイミングを見極めることです。定期的な点検を通じて劣化の兆候を早期に発見し、計画的に対応することが重要です。 年に一度は専門家による建物点検を実施し、外壁のひび割れやタイルの剥がれ、屋上の防水層の劣化などを注意深く観察しましょう。 また、過去の修繕履歴を確認することで、次回の修繕時期を予測することができます。こうした積極的なメンテナンスにより、大規模な修繕を未然に防ぎ、コストの削減にもつながります。 修繕計画は「専門家」の意見を参考にする 修繕計画を立てる際には、専門家の意見を聞くことが不可欠です。建築士や修繕業者などの専門家に依頼することで、適切な修繕方法や正確な費用見積もりを得ることができます。 信頼できる専門家を選ぶ際は、過去の実績や評判を確認しましょう。選定後は、詳細な診断を依頼し、修繕が必要な箇所や最適な修繕方法について提案を受けます。 また、複数の業者から見積もりを取得し、内容や費用を比較検討することで、より適切な選択が可能になります。 「説明会」を開催し、計画や費用について住民の合意を得る 部分修繕を実施するためには、管理組合での合意形成が欠かせません。住民全体の理解と協力を得るため、まずは説明会を開催し、修繕計画や費用について詳しく説明しましょう。 質問や意見を受け付けることで、住民の不安や疑問を解消します。その後、管理組合の総会で修繕計画を提案し、正式な合意を得る過程を踏みます。 また、修繕の進捗状況や費用の詳細について定期的に情報を共有することで、透明性を保ち、住民の信頼を得ることができます。このように丁寧な合意形成を行うことで、円滑な修繕の実施が可能になります。 ゆうき総業の部分修繕の事例 1. 外壁塗装工事(宮城県仙台市) 仙台市にある学校の外壁改修工事の事例です。 この工事では高弾性塗料を使用し、アロンNEO工法を採用して外壁の剥落防止や防水対策を行いました。特に欠損補修やクラックの修復を重要視し、これにより建物の耐久性を向上させています。シーリングの打ち替えを行わない施工方法が特徴で、安全管理を徹底しながら2ヶ月で工事が完了しました。 2. 屋上防水工事(宮城県) 宮城県の旅館にて、屋上の防水改修工事を行いました。塩ビシート防水工法を採用し、特に大浴場周辺の防水性能を強化しました。騒音の問題を避けるため、作業時間を調整しながら安全第一で進めました。塩ビとウレタンの複合防水を施し、10年間の保証をお付けしています。 3. タイル補修工事(宮城県) 宮城県のポンプ場において、外壁タイルの剥落防止工法として「タフレジンクリアガードHD工法」を採用しました。アイカ工業のこの製品を使用することで、耐久性と美観を維持しつつ、タイルの剥落を確実に防止しました。 計画的な部分修繕で快適な住環境を維持しよう! マンションの部分修繕は、建物の寿命を延ばし、住環境の快適性と安全性を維持するために不可欠な取り組みです。適切なタイミングで専門家の助言を受けながら計画を立て、住民間で合意形成を図ることが成功の鍵となります。 定期的な点検と計画的な修繕を行うことで、大規模な修繕を未然に防ぎ、長期的なコスト削減にもつながります。 弊社、ゆうき総業は、仙台を拠点に東北全域で数多くの施工実績を持ち、無足場工法などの先進技術を駆使して、コスト削減と短納期を実現しています。マンションの部分修繕に関するご相談やお見積もりは、ぜひ当社にお任せください。経験豊富なスタッフが、あなたのマンションに最適な修繕プランをご提案いたします。

雨漏り修繕

こんにちわ!ゆうき総業の八鍬です! 今年の冬に雨漏り調査をさせて頂き、調査報告書と修繕のお見積りを御検討頂きまして、現在雨漏り修繕工事をさせて頂いております。 長年、内部まで水が廻っていたようで木が腐朽しております。 100%雨漏りを解消出来るよう修繕させて頂いております。 現在では、ビルやマンション、旅館などの雨漏り調査の御依頼も、有難い事に増えてきております。 お力になれればと思いますので、是非一度お問い合わせ下さい!

雨漏り調査

こんにちわ!仙台支店の八鍬です! 本日は某工場の雨漏り調査の事例をご紹介致します! 天井に雨染みが出ております。 風の伴った雨が降る際に漏れてくるようです。 こちらにも雨染みが確認出来ます。 今回は、実際に雨漏りを再現する方法により調査を行いました! 雨漏り箇所の直上部は折半屋根になっております。笠木や雨返し、面戸など、調査ポイントを絞り浸入口を特定していきます。 雨漏りは浸入口が複数箇所ある場合がありますので、建物の形状や構造などを把握し浸入口を網羅する必要があります! 浸入口を見逃してしまいますと、工事後に雨漏りが止まらなくなってしまいますので注意が必要です! こちらは赤外線カメラで撮った写真になります。 青く出ている箇所が浸入水により低音になった部分です。調査前は青く出ておりませんでした。 この時点では目視で浸入水を確認出来ませんでしたが、赤外線カメラで水の動きや浸入箇所を確認出来ます! 数分後に目視で浸入水を確認しました! 笠木の内側からも浸入しておりました。 この後修繕工事の御提案をさせて頂きます。 当店は雨漏り119の会員になっております。 山形店の雨ん防では、全国で1位を3回受賞し殿堂入りしてさせて頂きました! 長年雨漏りに悩まされ、修繕を繰り返し行っても再発してしまうケースが多くございます。 是非、お声掛け下さい。

「養生」は塗装工事で最も重要な工程|養生の費用や注意点などを解説

外壁塗装の養生(ようじょう)とは 養生とは、塗料の飛散を防ぎ、建物を保護するために、家屋をビニールシートやメッシュシートで覆う作業のことを指し、外壁塗装を行う際には欠かせない作業工程です。養生の出来が塗装の仕上がりを左右すると言っても過言ではありません。 塗料は液体であるため、塗装する際に周りに飛散しやすく、塗らなくてよい部分まで塗ってしまう可能性があるため、外壁塗装を行う前には、あらかじめ養生を済ませておく必要があります。 外壁塗装の養生が必要な理由 養生とは、塗装の対象ではない部分を保護し、塗料の飛び散りや汚れから守るための作業のことを指します。 1. 塗料飛散防止と周囲の保護 塗装工事中は、塗料が飛び散ってしまうことがあります。養生を行うことで、庭の植物や花壇、隣家などへの塗料の飛散を防ぎ、周囲への迷惑を防ぐことができます。 2. きれいな仕上がりの実現 窓枠などの塗装が不要な部分にテープを貼ることで、塗装とそうでない部分の境目をきれいに仕上げることができます。養生を怠ると、境目が曲がったりガタガタになったりしてしまい、美観を損ねる可能性があります。 3. 居住者の快適性の確保 窓などをビニールで覆う養生は、居住者にとって息苦しさを感じさせることがあります。特に夏場のクーラーが苦手な家庭では、風通しの良い養生方法を採用することで、居住者の快適性を確保することが大切です。 養生の費用相場 外壁塗装工事における養生の費用相場は、一般的に1平方メートルあたり300~500円程度です。30坪の一般的な住宅の場合、養生費用はおおよそ40,000~60,000円ほどが目安となります。 1. 養生費用の計上方法 多くの塗装業者は、見積書に養生費用を別途計上せず、施工費に含めている場合が多いです。ただし、車や植栽などの特別な養生が必要な場合は、別途費用が発生する可能性があります。 2. 事前に要望を伝えることが大切 見積もりを依頼する前に、養生に関する要望を業者に伝えておくことが大切です。 汚したくないものの種類や量によって、養生の範囲や方法が変わり、費用に影響を与える可能性があるためです。 3. 養生は費用をかけてしっかりやる 一部の業者は「養生費用無料」をうたっていますが、実際には必ず費用が発生しています。養生は外壁塗装工事に不可欠な工程であり、施工面積に応じた費用が必要となります。 適切な養生は外壁塗装の仕上がりや安全性に直結するため、費用面だけでなく、業者の養生に対する姿勢や方法も確認しておくことが重要です。見積もりの段階で養生についてしっかりと話し合い、適切な費用で質の高い養生を行ってくれる業者を選ぶようにしましょう。 養生が必要な箇所と期間 窓・ドア周りと植栽 |4~8日間 窓やドア周りは、マスカーと呼ばれるテープ付きビニールシートを使用して養生します。植栽も同様に、大きさに応じて適切な養生材を使用して保護します。 これらの養生は、高圧洗浄後から片付け前までの4~8日間必要です。 エアコン室外機 |約8日間 室外機カバーを使用して、エアコンの室外機を養生します。 カバーは空気の流れを妨げないように設計されているため、工事中もエアコンを使用できます。 室外機の養生期間は、高圧洗浄後から片付け前までの約8日間です。 車両 |約3日間 施主や近隣の車両を保護するために、カーシートを使用します。高圧洗浄日や車両に近い場所を塗装する際に、約3日間の養生が必要です。 玄関・ベランダ・下屋根 |8~9日間 人が通る場所には、滑りにくく破れにくいノンスリップマスカーを使用します。これらの養生は、高圧洗浄後から片付け前までの8~9日間必要です。 塗り分け部分 |約7日間 仕上がりの美しさを確保するために、マスキングテープを使用します。 塗装作業中に随時使用し、使用した当日中に除去されます。 建物全体 |約11日間 足場に取り付けられた飛散防止ネットは、足場の架設から解体までの約11日間、建物全体を養生します。 塗料・資材置き場と通路 |約9日間 ブルーシートを使用して、塗料や資材置き場、通路を養生します。 高圧洗浄後から片付けの時までの約9日間、これらの場所を保護します。 適切な養生は、外壁塗装工事の品質と安全性を確保するために欠かせません。養生箇所と期間を理解し、業者と協力して適切に実施することが大切です。 養生で使用する道具 外壁塗装工事における養生には、目的に応じて様々な道具が使用されます。 養生用ポリシートとマスキングテープ 窓枠の養生に使用される大型のビニールシートと、粘着力の弱いマスキングテープのセット。 窓枠全体をポリシートで覆い、マスキングテープで固定します。 マスカー 養生用ポリシートとマスキングテープの機能が一体化した道具。 貼るだけで養生が完了するため、作業時間を大幅に短縮できます。 ノンスリップマスカー 滑り止め機能付きのマスカー。 施工者の足元の安全を確保するため、玄関周りやベランダなどで使用されます。 ブルーシートと布カバー 足元に敷く養生に使用される大型のシート。 ブルーシートは滑りやすいが、布カバーは滑りにくいという特徴があります。 カーカバーと室外機カバー 車全体を覆うカーカバーには、厚手から薄手までの種類があります。 室外機カバーは、メッシュ機能を持つ特殊タイプとマスカーで作るオリジナルタイプがあります。 布テープ 粘着力が強いため直接使用することはありませんが、長尺のビニールの継ぎ足しや補強に活躍します。 飛散防止ネット 家全体を覆うメッシュシート。通気性を持ちながら、風の影響も考慮されています。 足場の設置と同時に施され、ひもでくくって固定するタイプが主流です。 これらの養生道具を適材適所で使用することで、塗料の飛散防止や周囲の保護、施工者の安全確保など、外壁塗装工事における養生の目的を効果的に達成することができます。 養生の手順 適切な材料選択と手順で丁寧に養生を行うことは、美しい仕上がりにつながります。 1. 窓の養生 窓の大きさに合わせてマスカーを選択し、上と左右にマスカーを貼ります。 下部はガムテープのみで張ることで、ピンと張られた美しい仕上がりになります。 掃き出し窓などの大型窓には、550mmや1100mmのマスカーを使い分けます。 2. バルコニーの養生 エアコンの室外機がある場合、使用中は養生シートを上に巻いておきます。 塗装直前に養生シートを下ろし、塗装後すぐに再び上に巻き上げます。 最近は通気性の良い繊維状の室外機専用カバーも活用されています。 3. 湯沸かし器や給湯器の養生 煙突となる部分を塞がないように注意が必要です。 ビニールで巻くと熱で溶けてしまうため、アルミホイルを使用することもあります。 作業する瞬間だけ巻き、使用中は外しておきます。 4. その他の注意点 養生シートやマスカーの無駄を減らすために、適切な大きさや使い方を心がけます。 お客様の生活に配慮し、エアコンや給湯器などの使用に影響がないように養生します。 養生の注意点 1. 窓の開閉ができない 養生中は窓が開けられなくなるため、換気がしたい場合は事前に業者に相談しましょう。業者と相談することで、ビニールに穴を空けて換気することも可能です。 2. 植物への影響 植物を長期間養生すると、酸素や日照不足により枯れる原因になります。大切な庭木などは、塗料を使う期間の3日程度に養生期間を絞ってもらうことをおすすめします。 3. 不適切な養生によるトラブル 養生が適当だと、塗料の汚れや仕上がりの不満足、工期の延長など、大きなトラブルの原因になります。養生の役割と重要性を理解している業者を選ぶことが大切です。 4. その他の注意点 エアコンの使用制限や洗濯物が外に干せないなど、生活への影響があります。ボイラーの煙突や排気口を塞がないように注意が必要です。 業者との打ち合わせ・相談が重要! 養生に関する問題を防ぐために、業者との打ち合わせや相談が非常に重要です。工事前、工事中、工事後のそれぞれの段階で、以下のような点を確認・相談しましょう。 養生してほしい箇所や期間 エアコンの使用や窓の開閉の可否 植物の養生期間 養生材の剥がし忘れや片付け忘れの確認 養生中も快適に過ごせるようにする方法 外壁塗装工事中は、養生のために窓が開けられなくなるなど、生活に影響が出ることがあります。しかし、事前の準備と業者との適切なコミュニケーションにより、養生中も快適に過ごすことができます。以下に、快適に過ごすためのポイントをまとめます。 1. 開閉したい窓やドアは事前に伝えておく キッチンや浴室の窓など、できるだけ開けたい窓がある場合は、あらかじめ業者に伝えましょう。毎日の作業後に養生を外してもらうことで、窓を開けることが可能になります。 工事を行っていない夜間は、基本的に窓を開けることができます。 2. 養生中もエアコンや換気扇は使用できる 窓を開けられない期間は、エアコンや換気扇の使用が必要になる場合があります。メッシュカバーなどで室外機を覆うことで、外壁塗装中もエアコンや給湯器を使用できます。 エアコンや換気扇を使用したい旨を事前に業者に伝えておくことが大切です。 3. 洗濯物の干し方を工夫する 養生ネットで家全体を覆っている場合、外に洗濯物を干すことができません。室内干しや近隣のコインランドリーを利用するなど、洗濯物の干し方を工夫しましょう。 4. 植物への水やりは業者に依頼する 養生ネットがかかっている期間、植物に十分な日光が当たらない可能性があります。植物の水やりを業者に依頼するなど、枯れないための対策を講じましょう。 外壁塗装工事中も、業者とのコミュニケーションを密にとることで、快適な生活を維持することができます。養生の必要性を理解しつつ、生活への影響を最小限に抑えるための方法を、業者と一緒に考えることが大切です。

外壁タイルの防水が必要な理由|タイルはメンテナンスフリーではない?

外壁タイルに防水が必要な理由 外壁タイルは耐候性、耐傷性、耐水性に優れた素材ですが、約10年に一度はメンテナンスが必要です。その理由は以下の通りです。 1. モルタルの目地や下地の劣化 湿式工法では、モルタルが硬化することで伸縮への追従性がなくなり、目地にひびや割れが発生しやすくなります。これがタイルの浮きや剥がれ、雨漏りにつながります。 2. 目地のコーキングの劣化 タイル目地のコーキングは、紫外線や雨風、温度差により3〜7年程度で劣化し、ひびや亀裂、裂けが発生します。コーキングの劣化は、建物の耐久性低下や雨漏りの原因となります。 3. タイルの浮きや剥がれ 昼夜の寒暖差や雨風により、タイルの付着力が低下し、浮きや剥がれが発生します。寒冷地では、浸入した水分の凍結・融解により、さらに剥がれが進行します。 4. タイル自体のひびや割れ 外部からの強い衝撃により、タイル自体にひびや割れ、欠けが生じることがあります。損傷部分から水分が浸入し、タイルの剥がれにつながります。 タイル目地や下地を水の浸入から守り、防水効果を持続させることで、長期的なメンテナンスコストの削減につながります。 タイル壁はメンテナンス不要といわれる理由 タイル壁は、その高い耐久性と汚れにくさから、メンテナンスフリーと言われることがあります。その理由は以下の通りです。 1. タイルは無機物であるため耐候性に優れている タイルは、土や石、砂といった自然素材を高温で焼き成形した無機質の外壁材です。無機物は劣化することなく自然界に存在し続けることができるため、タイル自体も紫外線や雨風の影響を受けにくく、変色や劣化を起こしにくい特性を持っています。 2. 高温で焼き固められたタイルは耐傷性が高い タイルは約1300度の高温で焼き固められるため、非常に固い素材となっています。通常の電動ドリルのビットでは穴があけられないほどの硬さを持ち、砂やほこりといった外的要因による傷つきを防ぐ優れた耐傷性を有しています。 3. JIS規格で高耐水性が証明されている タイルはJIS規格により、吸水率によってⅠ類(3.0%以下)、Ⅱ類(10.0%以下)、Ⅲ類(50.0%以下)に分類されます。外壁材に使用されるタイルはⅠ類とⅡ類であり、非常に低い吸水率を示します。このため、タイル自体が吸水することによる雨漏りのリスクや、凍害による劣化の心配がありません。 4. タイルの耐用年数は40年以上 日本の住宅の平均寿命は約27年と言われていますが、サイディングやモルタルなどの外壁材の耐用年数は約10年ごとに外壁塗装を行って30年程度です。一方、タイルは素材自体が強く、耐用年数は40年以上と言われています。この高い耐久性から、外壁タイルはメンテナンスフリーと称されることがあるのです。 ただし、タイル壁がメンテナンス不要というわけではありません。タイルの目地部分のコーキングや下地のモルタルは劣化するため、定期的な点検と補修が必要です。また、タイル自体に損傷があった場合は、適切に交換する必要があります。タイル壁の長期的な美観と性能を維持するためには、適切なメンテナンスが欠かせません。 外壁タイルの防水方法 撥水材の塗布:外壁タイルに撥水材を塗布することで、水を弾き、目地からの水の浸入を防ぐことができます。ただし、撥水材の効果は水が留まりにくくなるだけで、台風や大雨などの高い水圧には対応できない場合があります。 防水材の塗布:アクリル系の防水材を外壁タイルに塗布することで、高い防水効果が得られます。防水材の塗膜でタイルと目地が覆われ、水の浸入を確実に防ぐことができます。防水材は「水を通さない」という点が重要なポイントです。 剥落防止材の塗布:剥落防止材を外壁タイルに塗布することで、タイルの剥がれ落ちを防止できます。剥落防止材に含まれるウレタンが防水効果を持っているため、防水と剥落防止の両方の効果が得られます。ウレタンは耐久性も高いため、長期的な効果が期待できます。 シートによる外壁の覆い(シート工法):外壁タイルの上から、リアルな石調を再現したなシートを貼り付けて、外壁全体を覆う方法もあります。この方法では、雨水だけでなく、紫外線や乾燥など様々な外的要因から外壁を保護することができます。ただし、この方法では外装がタイル張りではなくなってしまいます。 外壁タイルの防水工事は、タイルの美観を維持しつつ、建物の長寿命化を図るために重要です。定期的な点検とメンテナンスを行うことで、外壁タイルの性能を長期間維持することができます。外壁タイルの防水工事は、専門的な知識と技術が必要とされるため、経験豊富な施工業者に依頼することをお勧めします。 外壁タイルの防水の手順 タイル壁の点検:防水工事を始める前に、壁面の状態を入念に点検します。タイルのひび割れや欠損、目地の劣化などがないかを確認し、必要に応じて補修を行います。 タイルの洗浄:タイル表面の汚れや付着物を取り除くために、高圧洗浄機やタイル専用の洗剤を使って洗浄します。洗浄後は、タイル表面を完全に乾燥させます。 下地処理:タイルの下地が健全であることを確認し、必要に応じて補修や補強を行います。下地の平坦性を確保し、クラックや欠けがある場合はシーリング処理を施します。 防水材の選定と塗布:使用する防水材を選定し、タイル壁に塗布していきます。一般的な手順は以下の通りです。 プライマー(下塗り)の塗布 タイルと防水材の密着性を高めるために、プライマーを塗布します。  防水材(中塗り)の塗布 選定した防水材を、ローラーやハケを使って2回重ね塗りします。均一な塗膜を形成するように注意します。  トップコート(上塗り)の塗布 防水材の上に、保護用のトップコートを2回重ね塗りします。トップコートには、光沢の有無などの仕上がりの選択肢があります。 検査と確認:防水工事が完了したら、塗布面の状態を入念に検査します。塗膜の厚さや均一性、仕上がりの美観などを確認し、必要に応じて手直しを行います。 外壁タイルの防水工事は、建物の耐久性と美観を左右する重要な工程です。専門的な知識と技術が必要とされるため、経験豊富な施工業者に依頼することをお勧めします。定期的な点検とメンテナンスを行うことで、外壁タイルの長期的な性能を維持することができます。 外壁タイル防水工事の注意点 1. 専門業者への相談と適切な防水材・工法の選択 外壁タイルの防水工事は、専門的な知識と技術が必要とされる作業です。防水材の選定や施工方法については、経験豊富な専門業者に相談し、建物の状況に合わせた最適な提案を受けることが重要です。信頼できる業者を選ぶことで、工事の品質と保証を確保できます。 2. 下地の入念な点検と補修 防水工事を行う前に、タイルの下地の状態を入念に点検する必要があります。下地にひび割れや欠損がある場合は、適切に補修を行ってから防水工事を進めます。下地の不備は、防水性能の低下や工事後の不具合につながる可能性があるため、慎重に対処することが求められます。 3. 目地部分の処理 タイルの目地は、水の浸入経路となりやすい部分です。防水工事の際には、目地部分の清掃と補修を十分に行う必要があります。古い目地材を完全に除去し、新しい目地材を適切に充填することで、目地からの水の浸入を防ぐことができます。 4. 防水材の均一な塗布と十分な乾燥時間の確保 防水材を塗布する際は、均一な塗膜を形成するように注意が必要です。ムラのない塗布を心がけ、特に角や継ぎ目などの部分は入念に施工します。また、防水材の乾燥時間を十分に確保することが重要です。気温や湿度などの環境条件に応じて、適切な乾燥時間を設けることで、防水性能の発揮と塗膜の定着を図ります。 5. 定期的な点検とメンテナンス 防水工事後も、定期的な点検とメンテナンスを行うことが大切です。外壁タイルは、風雨や紫外線などの外的要因によって劣化が進行します。定期的に外壁の状態を確認し、タイルの欠損やひび割れ、目地の劣化などを早期に発見・補修することで、防水性能の維持と建物の長寿命化につなげることができます。 6. 適切な施工時期の選定 外壁タイルの防水工事は、気象条件の安定した時期に行うことが望ましいです。雨天時や湿度の高い時期は避け、乾燥した天候の下で施工するようにします。適切な施工時期を選ぶことで、防水材の性能を最大限に発揮させ、工事の品質を確保することができます。 防水工事に使用する浸透性撥水剤とは? 浸透性撥水剤は、主にモルタルやコンクリートの表層に浸透し、空隙を埋めることで緻密な「吸水防止層」を形成する材料です。コンクリートやモルタルは、拡大して見ると細かな隙間があり、そこから水が浸透することで凍結によるクラックや、内部からの白華(エフロレッセンス)の発生などの問題が起こります。 浸透性撥水剤は、これらの隙間に入り込み、内部の密度を高めることで、表面からの水の侵入を防ぐ働きをします。主な用途としては、コンクリート打ちっぱなし面に多く使用されますが、タイル面の保護にも使用されることがあります。 ただし、浸透性撥水剤はクラックを埋めることはできません。新築時や外壁タイルが傷む前に施工することで、目地のモルタルの劣化を防ぐ効果は期待できますが、クラックが発生した後では、隙間を埋めるには不十分です。浸透性撥水剤は、非常に細かい隙間で効果を発揮するため、ミリ単位の隙間を埋めることは困難です。 外壁タイルへの浸透性撥水剤の施工は、軽度な保護的な用途として使用されます。タイル自体は高温で焼き固められているため、水の浸入はほとんどありませんが、目地部分とタイル表面全体に塗布することで、不要な水溜まりを防ぐ効果があります。また、目に見えないようなミクロな亀裂に浸透することで、軽度な破損による水の浸入を防ぐこともできます。 しかし、外壁タイルの本格的な防水対策としては、浸透性撥水剤だけでは不十分な場合があります。外壁タイルの状態に合わせて、適切な防水工事の方法を選択することが重要です。

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