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雨漏り調査 | 雨漏り

雨漏り調査

こんにちわ!仙台支店の八鍬です! 本日は某工場の雨漏り調査の事例をご紹介致します! 天井に雨染みが出ております。 風の伴った雨が降る際に漏れてくるようです。 こちらにも雨染みが確認出来ます。 今回は、実際に雨漏りを再現する方法により調査を行いました! 雨漏り箇所の直上部は折半屋根になっております。笠木や雨返し、面戸など、調査ポイントを絞り浸入口を特定していきます。 雨漏りは浸入口が複数箇所ある場合がありますので、建物の形状や構造などを把握し浸入口を網羅する必要があります! 浸入口を見逃してしまいますと、工事後に雨漏りが止まらなくなってしまいますので注意が必要です! こちらは赤外線カメラで撮った写真になります。 青く出ている箇所が浸入水により低音になった部分です。調査前は青く出ておりませんでした。 この時点では目視で浸入水を確認出来ませんでしたが、赤外線カメラで水の動きや浸入箇所を確認出来ます! 数分後に目視で浸入水を確認しました! 笠木の内側からも浸入しておりました。 この後修繕工事の御提案をさせて頂きます。 当店は雨漏り119の会員になっております。 山形店の雨ん防では、全国で1位を3回受賞し殿堂入りしてさせて頂きました! 長年雨漏りに悩まされ、修繕を繰り返し行っても再発してしまうケースが多くございます。 是非、お声掛け下さい。

お客様大感謝祭 | 感謝祭

お客様大感謝祭

こんにちは!ゆうき総業仙台支店の八鍬です 本日5/18、本社上山市にてお客様大感謝祭を開催致しました!  高所作業車体験コーナーや移動動物園、キッチンカーやフランクフルトに玉こんにゃく、網戸交換コーナー、リフォーム相談などなど、昨年と比較してもより多くのお客様にご来場頂きました!  昨日は天候が悪くものすごい風の強い1日でしたが、本日は打って変わり、ものすごい良い天気でしたので最高な1日となりました! 私が担当させて頂いたお客様も足を運んで頂き、大変嬉しかったです。 また来年も多くのお客様にご来場頂けるよう、精一杯頑張りたいと思います!

某新築マンション 打設 | 大規模修繕

某新築マンション 打設

ゆうき総業仙台支店長の八鍬でございます。 近頃は気温が上がったり下がったりと落ち着かない季節です。朝方は冷え込みますので、身体に気を遣い乗り越えて行きましょう‼️ さて、現在進行中の工事現場の一部をご紹介させて頂きます。 こちらは某新築分譲マンション、土間打設中の写真になります。 安全第一で作業を進めております。 工事部の皆さん、大変お疲れ様です。 これからも工事の様子などを上げて行きたいと思います💪 ゆうき総業仙台支店のインスタグラムもやっておりますので、ご覧頂き是非フォローも宜しくお願い致します!

「養生」は塗装工事で最も重要な工程|養生の費用や注意点などを解説 | 塗料

「養生」は塗装工事で最も重要な工程|養生の費用や注意点などを解説

外壁塗装の養生(ようじょう)とは 養生とは、塗料の飛散を防ぎ、建物を保護するために、家屋をビニールシートやメッシュシートで覆う作業のことを指し、外壁塗装を行う際には欠かせない作業工程です。養生の出来が塗装の仕上がりを左右すると言っても過言ではありません。 塗料は液体であるため、塗装する際に周りに飛散しやすく、塗らなくてよい部分まで塗ってしまう可能性があるため、外壁塗装を行う前には、あらかじめ養生を済ませておく必要があります。 外壁塗装の養生が必要な理由 養生とは、塗装の対象ではない部分を保護し、塗料の飛び散りや汚れから守るための作業のことを指します。 1. 塗料飛散防止と周囲の保護 塗装工事中は、塗料が飛び散ってしまうことがあります。養生を行うことで、庭の植物や花壇、隣家などへの塗料の飛散を防ぎ、周囲への迷惑を防ぐことができます。 2. きれいな仕上がりの実現 窓枠などの塗装が不要な部分にテープを貼ることで、塗装とそうでない部分の境目をきれいに仕上げることができます。養生を怠ると、境目が曲がったりガタガタになったりしてしまい、美観を損ねる可能性があります。 3. 居住者の快適性の確保 窓などをビニールで覆う養生は、居住者にとって息苦しさを感じさせることがあります。特に夏場のクーラーが苦手な家庭では、風通しの良い養生方法を採用することで、居住者の快適性を確保することが大切です。 養生の費用相場 外壁塗装工事における養生の費用相場は、一般的に1平方メートルあたり300~500円程度です。30坪の一般的な住宅の場合、養生費用はおおよそ40,000~60,000円ほどが目安となります。 1. 養生費用の計上方法 多くの塗装業者は、見積書に養生費用を別途計上せず、施工費に含めている場合が多いです。ただし、車や植栽などの特別な養生が必要な場合は、別途費用が発生する可能性があります。 2. 事前に要望を伝えることが大切 見積もりを依頼する前に、養生に関する要望を業者に伝えておくことが大切です。 汚したくないものの種類や量によって、養生の範囲や方法が変わり、費用に影響を与える可能性があるためです。 3. 養生は費用をかけてしっかりやる 一部の業者は「養生費用無料」をうたっていますが、実際には必ず費用が発生しています。養生は外壁塗装工事に不可欠な工程であり、施工面積に応じた費用が必要となります。 適切な養生は外壁塗装の仕上がりや安全性に直結するため、費用面だけでなく、業者の養生に対する姿勢や方法も確認しておくことが重要です。見積もりの段階で養生についてしっかりと話し合い、適切な費用で質の高い養生を行ってくれる業者を選ぶようにしましょう。 養生が必要な箇所と期間 窓・ドア周りと植栽 |4~8日間 窓やドア周りは、マスカーと呼ばれるテープ付きビニールシートを使用して養生します。植栽も同様に、大きさに応じて適切な養生材を使用して保護します。 これらの養生は、高圧洗浄後から片付け前までの4~8日間必要です。 エアコン室外機 |約8日間 室外機カバーを使用して、エアコンの室外機を養生します。 カバーは空気の流れを妨げないように設計されているため、工事中もエアコンを使用できます。 室外機の養生期間は、高圧洗浄後から片付け前までの約8日間です。 車両 |約3日間 施主や近隣の車両を保護するために、カーシートを使用します。高圧洗浄日や車両に近い場所を塗装する際に、約3日間の養生が必要です。 玄関・ベランダ・下屋根 |8~9日間 人が通る場所には、滑りにくく破れにくいノンスリップマスカーを使用します。これらの養生は、高圧洗浄後から片付け前までの8~9日間必要です。 塗り分け部分 |約7日間 仕上がりの美しさを確保するために、マスキングテープを使用します。 塗装作業中に随時使用し、使用した当日中に除去されます。 建物全体 |約11日間 足場に取り付けられた飛散防止ネットは、足場の架設から解体までの約11日間、建物全体を養生します。 塗料・資材置き場と通路 |約9日間 ブルーシートを使用して、塗料や資材置き場、通路を養生します。 高圧洗浄後から片付けの時までの約9日間、これらの場所を保護します。 適切な養生は、外壁塗装工事の品質と安全性を確保するために欠かせません。養生箇所と期間を理解し、業者と協力して適切に実施することが大切です。 養生で使用する道具 外壁塗装工事における養生には、目的に応じて様々な道具が使用されます。 養生用ポリシートとマスキングテープ 窓枠の養生に使用される大型のビニールシートと、粘着力の弱いマスキングテープのセット。 窓枠全体をポリシートで覆い、マスキングテープで固定します。 マスカー 養生用ポリシートとマスキングテープの機能が一体化した道具。 貼るだけで養生が完了するため、作業時間を大幅に短縮できます。 ノンスリップマスカー 滑り止め機能付きのマスカー。 施工者の足元の安全を確保するため、玄関周りやベランダなどで使用されます。 ブルーシートと布カバー 足元に敷く養生に使用される大型のシート。 ブルーシートは滑りやすいが、布カバーは滑りにくいという特徴があります。 カーカバーと室外機カバー 車全体を覆うカーカバーには、厚手から薄手までの種類があります。 室外機カバーは、メッシュ機能を持つ特殊タイプとマスカーで作るオリジナルタイプがあります。 布テープ 粘着力が強いため直接使用することはありませんが、長尺のビニールの継ぎ足しや補強に活躍します。 飛散防止ネット 家全体を覆うメッシュシート。通気性を持ちながら、風の影響も考慮されています。 足場の設置と同時に施され、ひもでくくって固定するタイプが主流です。 これらの養生道具を適材適所で使用することで、塗料の飛散防止や周囲の保護、施工者の安全確保など、外壁塗装工事における養生の目的を効果的に達成することができます。 養生の手順 適切な材料選択と手順で丁寧に養生を行うことは、美しい仕上がりにつながります。 1. 窓の養生 窓の大きさに合わせてマスカーを選択し、上と左右にマスカーを貼ります。 下部はガムテープのみで張ることで、ピンと張られた美しい仕上がりになります。 掃き出し窓などの大型窓には、550mmや1100mmのマスカーを使い分けます。 2. バルコニーの養生 エアコンの室外機がある場合、使用中は養生シートを上に巻いておきます。 塗装直前に養生シートを下ろし、塗装後すぐに再び上に巻き上げます。 最近は通気性の良い繊維状の室外機専用カバーも活用されています。 3. 湯沸かし器や給湯器の養生 煙突となる部分を塞がないように注意が必要です。 ビニールで巻くと熱で溶けてしまうため、アルミホイルを使用することもあります。 作業する瞬間だけ巻き、使用中は外しておきます。 4. その他の注意点 養生シートやマスカーの無駄を減らすために、適切な大きさや使い方を心がけます。 お客様の生活に配慮し、エアコンや給湯器などの使用に影響がないように養生します。 養生の注意点 1. 窓の開閉ができない 養生中は窓が開けられなくなるため、換気がしたい場合は事前に業者に相談しましょう。業者と相談することで、ビニールに穴を空けて換気することも可能です。 2. 植物への影響 植物を長期間養生すると、酸素や日照不足により枯れる原因になります。大切な庭木などは、塗料を使う期間の3日程度に養生期間を絞ってもらうことをおすすめします。 3. 不適切な養生によるトラブル 養生が適当だと、塗料の汚れや仕上がりの不満足、工期の延長など、大きなトラブルの原因になります。養生の役割と重要性を理解している業者を選ぶことが大切です。 4. その他の注意点 エアコンの使用制限や洗濯物が外に干せないなど、生活への影響があります。ボイラーの煙突や排気口を塞がないように注意が必要です。 業者との打ち合わせ・相談が重要! 養生に関する問題を防ぐために、業者との打ち合わせや相談が非常に重要です。工事前、工事中、工事後のそれぞれの段階で、以下のような点を確認・相談しましょう。 養生してほしい箇所や期間 エアコンの使用や窓の開閉の可否 植物の養生期間 養生材の剥がし忘れや片付け忘れの確認 養生中も快適に過ごせるようにする方法 外壁塗装工事中は、養生のために窓が開けられなくなるなど、生活に影響が出ることがあります。しかし、事前の準備と業者との適切なコミュニケーションにより、養生中も快適に過ごすことができます。以下に、快適に過ごすためのポイントをまとめます。 1. 開閉したい窓やドアは事前に伝えておく キッチンや浴室の窓など、できるだけ開けたい窓がある場合は、あらかじめ業者に伝えましょう。毎日の作業後に養生を外してもらうことで、窓を開けることが可能になります。 工事を行っていない夜間は、基本的に窓を開けることができます。 2. 養生中もエアコンや換気扇は使用できる 窓を開けられない期間は、エアコンや換気扇の使用が必要になる場合があります。メッシュカバーなどで室外機を覆うことで、外壁塗装中もエアコンや給湯器を使用できます。 エアコンや換気扇を使用したい旨を事前に業者に伝えておくことが大切です。 3. 洗濯物の干し方を工夫する 養生ネットで家全体を覆っている場合、外に洗濯物を干すことができません。室内干しや近隣のコインランドリーを利用するなど、洗濯物の干し方を工夫しましょう。 4. 植物への水やりは業者に依頼する 養生ネットがかかっている期間、植物に十分な日光が当たらない可能性があります。植物の水やりを業者に依頼するなど、枯れないための対策を講じましょう。 外壁塗装工事中も、業者とのコミュニケーションを密にとることで、快適な生活を維持することができます。養生の必要性を理解しつつ、生活への影響を最小限に抑えるための方法を、業者と一緒に考えることが大切です。

外壁タイルの防水が必要な理由|タイルはメンテナンスフリーではない? | 塗料

外壁タイルの防水が必要な理由|タイルはメンテナンスフリーではない?

外壁タイルに防水が必要な理由 外壁タイルは耐候性、耐傷性、耐水性に優れた素材ですが、約10年に一度はメンテナンスが必要です。その理由は以下の通りです。 1. モルタルの目地や下地の劣化 湿式工法では、モルタルが硬化することで伸縮への追従性がなくなり、目地にひびや割れが発生しやすくなります。これがタイルの浮きや剥がれ、雨漏りにつながります。 2. 目地のコーキングの劣化 タイル目地のコーキングは、紫外線や雨風、温度差により3〜7年程度で劣化し、ひびや亀裂、裂けが発生します。コーキングの劣化は、建物の耐久性低下や雨漏りの原因となります。 3. タイルの浮きや剥がれ 昼夜の寒暖差や雨風により、タイルの付着力が低下し、浮きや剥がれが発生します。寒冷地では、浸入した水分の凍結・融解により、さらに剥がれが進行します。 4. タイル自体のひびや割れ 外部からの強い衝撃により、タイル自体にひびや割れ、欠けが生じることがあります。損傷部分から水分が浸入し、タイルの剥がれにつながります。 タイル目地や下地を水の浸入から守り、防水効果を持続させることで、長期的なメンテナンスコストの削減につながります。 タイル壁はメンテナンス不要といわれる理由 タイル壁は、その高い耐久性と汚れにくさから、メンテナンスフリーと言われることがあります。その理由は以下の通りです。 1. タイルは無機物であるため耐候性に優れている タイルは、土や石、砂といった自然素材を高温で焼き成形した無機質の外壁材です。無機物は劣化することなく自然界に存在し続けることができるため、タイル自体も紫外線や雨風の影響を受けにくく、変色や劣化を起こしにくい特性を持っています。 2. 高温で焼き固められたタイルは耐傷性が高い タイルは約1300度の高温で焼き固められるため、非常に固い素材となっています。通常の電動ドリルのビットでは穴があけられないほどの硬さを持ち、砂やほこりといった外的要因による傷つきを防ぐ優れた耐傷性を有しています。 3. JIS規格で高耐水性が証明されている タイルはJIS規格により、吸水率によってⅠ類(3.0%以下)、Ⅱ類(10.0%以下)、Ⅲ類(50.0%以下)に分類されます。外壁材に使用されるタイルはⅠ類とⅡ類であり、非常に低い吸水率を示します。このため、タイル自体が吸水することによる雨漏りのリスクや、凍害による劣化の心配がありません。 4. タイルの耐用年数は40年以上 日本の住宅の平均寿命は約27年と言われていますが、サイディングやモルタルなどの外壁材の耐用年数は約10年ごとに外壁塗装を行って30年程度です。一方、タイルは素材自体が強く、耐用年数は40年以上と言われています。この高い耐久性から、外壁タイルはメンテナンスフリーと称されることがあるのです。 ただし、タイル壁がメンテナンス不要というわけではありません。タイルの目地部分のコーキングや下地のモルタルは劣化するため、定期的な点検と補修が必要です。また、タイル自体に損傷があった場合は、適切に交換する必要があります。タイル壁の長期的な美観と性能を維持するためには、適切なメンテナンスが欠かせません。 外壁タイルの防水方法 撥水材の塗布:外壁タイルに撥水材を塗布することで、水を弾き、目地からの水の浸入を防ぐことができます。ただし、撥水材の効果は水が留まりにくくなるだけで、台風や大雨などの高い水圧には対応できない場合があります。 防水材の塗布:アクリル系の防水材を外壁タイルに塗布することで、高い防水効果が得られます。防水材の塗膜でタイルと目地が覆われ、水の浸入を確実に防ぐことができます。防水材は「水を通さない」という点が重要なポイントです。 剥落防止材の塗布:剥落防止材を外壁タイルに塗布することで、タイルの剥がれ落ちを防止できます。剥落防止材に含まれるウレタンが防水効果を持っているため、防水と剥落防止の両方の効果が得られます。ウレタンは耐久性も高いため、長期的な効果が期待できます。 シートによる外壁の覆い(シート工法):外壁タイルの上から、リアルな石調を再現したなシートを貼り付けて、外壁全体を覆う方法もあります。この方法では、雨水だけでなく、紫外線や乾燥など様々な外的要因から外壁を保護することができます。ただし、この方法では外装がタイル張りではなくなってしまいます。 外壁タイルの防水工事は、タイルの美観を維持しつつ、建物の長寿命化を図るために重要です。定期的な点検とメンテナンスを行うことで、外壁タイルの性能を長期間維持することができます。外壁タイルの防水工事は、専門的な知識と技術が必要とされるため、経験豊富な施工業者に依頼することをお勧めします。 外壁タイルの防水の手順 タイル壁の点検:防水工事を始める前に、壁面の状態を入念に点検します。タイルのひび割れや欠損、目地の劣化などがないかを確認し、必要に応じて補修を行います。 タイルの洗浄:タイル表面の汚れや付着物を取り除くために、高圧洗浄機やタイル専用の洗剤を使って洗浄します。洗浄後は、タイル表面を完全に乾燥させます。 下地処理:タイルの下地が健全であることを確認し、必要に応じて補修や補強を行います。下地の平坦性を確保し、クラックや欠けがある場合はシーリング処理を施します。 防水材の選定と塗布:使用する防水材を選定し、タイル壁に塗布していきます。一般的な手順は以下の通りです。 プライマー(下塗り)の塗布 タイルと防水材の密着性を高めるために、プライマーを塗布します。  防水材(中塗り)の塗布 選定した防水材を、ローラーやハケを使って2回重ね塗りします。均一な塗膜を形成するように注意します。  トップコート(上塗り)の塗布 防水材の上に、保護用のトップコートを2回重ね塗りします。トップコートには、光沢の有無などの仕上がりの選択肢があります。 検査と確認:防水工事が完了したら、塗布面の状態を入念に検査します。塗膜の厚さや均一性、仕上がりの美観などを確認し、必要に応じて手直しを行います。 外壁タイルの防水工事は、建物の耐久性と美観を左右する重要な工程です。専門的な知識と技術が必要とされるため、経験豊富な施工業者に依頼することをお勧めします。定期的な点検とメンテナンスを行うことで、外壁タイルの長期的な性能を維持することができます。 外壁タイル防水工事の注意点 1. 専門業者への相談と適切な防水材・工法の選択 外壁タイルの防水工事は、専門的な知識と技術が必要とされる作業です。防水材の選定や施工方法については、経験豊富な専門業者に相談し、建物の状況に合わせた最適な提案を受けることが重要です。信頼できる業者を選ぶことで、工事の品質と保証を確保できます。 2. 下地の入念な点検と補修 防水工事を行う前に、タイルの下地の状態を入念に点検する必要があります。下地にひび割れや欠損がある場合は、適切に補修を行ってから防水工事を進めます。下地の不備は、防水性能の低下や工事後の不具合につながる可能性があるため、慎重に対処することが求められます。 3. 目地部分の処理 タイルの目地は、水の浸入経路となりやすい部分です。防水工事の際には、目地部分の清掃と補修を十分に行う必要があります。古い目地材を完全に除去し、新しい目地材を適切に充填することで、目地からの水の浸入を防ぐことができます。 4. 防水材の均一な塗布と十分な乾燥時間の確保 防水材を塗布する際は、均一な塗膜を形成するように注意が必要です。ムラのない塗布を心がけ、特に角や継ぎ目などの部分は入念に施工します。また、防水材の乾燥時間を十分に確保することが重要です。気温や湿度などの環境条件に応じて、適切な乾燥時間を設けることで、防水性能の発揮と塗膜の定着を図ります。 5. 定期的な点検とメンテナンス 防水工事後も、定期的な点検とメンテナンスを行うことが大切です。外壁タイルは、風雨や紫外線などの外的要因によって劣化が進行します。定期的に外壁の状態を確認し、タイルの欠損やひび割れ、目地の劣化などを早期に発見・補修することで、防水性能の維持と建物の長寿命化につなげることができます。 6. 適切な施工時期の選定 外壁タイルの防水工事は、気象条件の安定した時期に行うことが望ましいです。雨天時や湿度の高い時期は避け、乾燥した天候の下で施工するようにします。適切な施工時期を選ぶことで、防水材の性能を最大限に発揮させ、工事の品質を確保することができます。 防水工事に使用する浸透性撥水剤とは? 浸透性撥水剤は、主にモルタルやコンクリートの表層に浸透し、空隙を埋めることで緻密な「吸水防止層」を形成する材料です。コンクリートやモルタルは、拡大して見ると細かな隙間があり、そこから水が浸透することで凍結によるクラックや、内部からの白華(エフロレッセンス)の発生などの問題が起こります。 浸透性撥水剤は、これらの隙間に入り込み、内部の密度を高めることで、表面からの水の侵入を防ぐ働きをします。主な用途としては、コンクリート打ちっぱなし面に多く使用されますが、タイル面の保護にも使用されることがあります。 ただし、浸透性撥水剤はクラックを埋めることはできません。新築時や外壁タイルが傷む前に施工することで、目地のモルタルの劣化を防ぐ効果は期待できますが、クラックが発生した後では、隙間を埋めるには不十分です。浸透性撥水剤は、非常に細かい隙間で効果を発揮するため、ミリ単位の隙間を埋めることは困難です。 外壁タイルへの浸透性撥水剤の施工は、軽度な保護的な用途として使用されます。タイル自体は高温で焼き固められているため、水の浸入はほとんどありませんが、目地部分とタイル表面全体に塗布することで、不要な水溜まりを防ぐ効果があります。また、目に見えないようなミクロな亀裂に浸透することで、軽度な破損による水の浸入を防ぐこともできます。 しかし、外壁タイルの本格的な防水対策としては、浸透性撥水剤だけでは不十分な場合があります。外壁タイルの状態に合わせて、適切な防水工事の方法を選択することが重要です。

建設現場の足場の種類は何がある?足場の費用相場や注意点を解説 | 大規模修繕

建設現場の足場の種類は何がある?足場の費用相場や注意点を解説

足場の種類と特徴 くさび式足場(ビケ足場) くさび式足場は、鋼管を支柱として一定間隔で立て、水平材や斜材をくさび状の金具で固定する足場です。低層から中層の建物に適しており、組み立てや解体が比較的容易で、複雑な形状の建物にも対応できるのが特徴です。また、コストパフォーマンスにも優れています。ただし、設置にはある程度のスペースが必要となります。 枠組み足場 枠組み足場は、溶接された鉄製の建枠を主要部材とし、ジャッキやジョイント、筋交いなどの部材を組み合わせて構成される、最も一般的な足場です。軽量で高強度、組み立て・解体も比較的簡単という利点があります。また、ハンマーを使わないため騒音が少ないのも特徴です。15階建て程度までの高層建築物にも使用可能ですが、大掛かりな足場となるため設置スペースや搬入路の確保が必要です。 単管足場 単管足場は、直径48.6mmの鋼管をクランプで接続して組み立てる足場で、歴史が最も古いタイプです。形状の自由度が高く、狭い場所でも設置できるのが利点ですが、組み立てと解体に時間がかかります。また、作業床がないため安全面では注意が必要です。最近はDIYでも使われることがありますが、高所作業には適していません。 吊り足場 吊り足場は、建物の上部から作業床を吊り下げて設置する特殊な足場です。橋梁やプラントなど、地上から組み上げるのが難しい場所で使用されます。ただし、落下のリスクが高いため慎重な施工が求められ、足場の組立て等作業主任者の配置が必要となります。 移動式足場(ローリングタワー) 移動式足場は、下部にキャスターが付いており移動可能な足場です。組み立てた後に移動させられるため、効率的な作業が可能で、高さ調整もできるため天井や壁の仕上げ工事に適しています。ただし、作業中の移動は危険なため、ブレーキの使用など注意が必要です。 各足場には一長一短があるため、現場の状況に合わせて適切な足場を選定することが重要です。また、安全性を最優先に、正しい手順で組み立て・使用することが求められます。近年は、従来の規格を見直した次世代足場も登場しており、作業性と安全性のさらなる向上が期待されています。 次世代足場 次世代足場は、従来の足場の規格を安全面、施工面、管理面から見直し、改善を加えた新しいタイプの足場です。現代の作業者の身長増加に対応し、より広く作業しやすい空間を確保しています。また、安全性の強化として、部材の抜け防止機能を向上させています。 次世代足場は、くさび式足場と比較して大幅な軽量化を実現しており、作業員の負担軽減と作業効率の改善が期待できます。枠組み足場やくさび式足場と比べても優れた性能を持ち、今後の主流になる可能性が高い足場です。 単管ブラケット足場 単管足場にブラケットと床板を取り付けて安全性と作業性を高めた足場です。単管足場よりも安定性があり、狭い場所や低層の建物の工事に適しています。ただし、ブラケットを一つずつ取り付けるため、設置・解体に時間がかかります。 脚立足場 脚立を支柱として使用し、その間に足場板を渡して作られる簡易的な足場です。主に屋内の壁や天井の小規模な作業で使用されます。組み立てが容易で、DIYでもよく利用されています。   足場の部位ごとの名前 主要な足場の種類である枠組み足場、単管足場、そして全ての足場に共通する部材の名称と特徴を紹介します。 枠組み足場の主要部材 脚部(ベース金物):ジャッキベース 足場の最下部に使用され、地面の凹凸を調整して足場全体の水平を保つ役割を果たします。また、足場の重量を広範囲に分散させ、地面への圧力を均等にすることで、柔らかい地面や沈下の恐れがある場所での使用に適しています。 支柱(建地材):建枠(たてわく) 鳥居型建枠と梯子型建枠があります。あらかじめ組み立てられた枠を現場に運び、組み立てることで時間の短縮と効率化が図れますが、形状が固定されているため、現場の条件によっては適応が難しい場合もあります。 布材:下桟(げざん) 足場の水平方向の安定性を確保し、作業員や資材の重量を支持して地面へと伝達する役割を果たします。これにより、足場の安全性が確保されます。 筋交い(ブレス材) 足場の横方向の動きを抑制し、風圧や作業中の荷重による揺れを防ぐことで、足場の倒壊リスクを軽減します。また、三角形の構造を形成することで足場の強度を向上させ、作業中の安全性を高めます。 作業床材:アンチ 枠組み足場でもアンチが使用されます。滑りにくい特性を持つアンチは、作業員の安全を確保するために重要な役割を果たします。 単管足場の主要部材 脚部(ベース金物):固定ベース 足場の最下部に配置され、支柱が直接地面に接触することを防ぎ、足場全体の安定性を保ちます。また、広い面積を持つことで、荷重を分散させ、地面の沈下による足場の傾きを防ぎます。 支柱・布材・筋交い:単管パイプ 足場の基本構造を形成し、荷重を地面に伝達する役割を果たします。また、単管パイプを使って足場の床を作り、水平方向と斜め方向の安定性を確保します。筋交いとして使用される単管パイプは、風圧や重荷に対する足場の安定性を高めます。 作業床材:足場板 強度と耐久性を持ち、作業員の重量や資材の重量に耐えられるように設計されています。単管パイプに簡単に取り付けられ、位置の調整も容易であるため、作業床の面積を柔軟に変更できます。 全ての足場に共通する部材 クランプ 足場のパイプ同士を固定するための部品で、ネジを締めることでパイプ同士をしっかりと固定し、足場の安定性を保ちます。 ジョイント 異なる部分や角度のパイプをつなげるための部品で、足場の形状を自由に組み立てることができます。 昇降階段 足場の異なる高さの階層間を移動するための階段で、作業員の安全な上下移動を可能にします。 ブラケット 足場の外側に取り付けて作業スペースを拡張する部分で、作業員がより広いエリアで作業できるようにします。 壁つなぎ 足場を建物の壁に固定するための部品で、足場の安定性を高め、作業員の安全を確保します。 ネット・シート 足場の周りに取り付けて落下物を防止したり、風雨から保護したりするために使用され、作業の安全性と快適性を向上させます。 足場の設置費用の相場 足場の組み立て・解体・運搬にかかる費用は、一般的に1㎡あたり600~1,000円程度が相場となっています。例えば、30坪程度の一般的な家の外壁を全面的に施工する場合、足場費用だけで15万円前後が必要になります。 足場費用の計算方法 ご自宅の足場にかかる概算費用は、建物の外周から計算することができます。まず、以下の計算式で「足場架面積」を求めます。 足場架面積 = (建物の外周(m) + 8m) × 家の高さ(m) 家の高さの目安は、1階建て=3.5m、2階建て=6m、3階建て=8.5mです。 次に、求めた足場架面積から足場設置費用を計算します。 足場にかかる費用 = 足場架面積 × 平米単価 (600~1,000円) 例えば、外周20メートルの2階建ての家に、平米単価1,000円で足場を組む場合、(外周20m + 8m) × 家の高さ6m ×平米単価1,000円 = 168,000円 となります。   ただし、傾斜地や狭い路地での工事、隣接建物が近接している場合、ガードマンを依頼する必要がある場合などは、さらなるコストが発生する可能性があります。 「足場代無料」は要注意 一部の業者が「足場代無料」をうたっていることがありますが、実際には足場費用を他の施工費に上乗せしている可能性が高いです。 足場の設置には、部材の運搬費、施工・解体費、人件費など、全施工費の約20%を占める費用が発生するため、無料で提供することは業者にとって損失となり、「足場代無料」をうたう業者の提示する見積もりには注意が必要です。 足場費用は、外壁・屋根リフォームを行う上で必要不可欠な経費であることを理解し、適正な価格で依頼することが重要です。 足場の施工をする時の注意点 足場の施工は、高所での作業を伴うため、安全性を最優先に考える必要があります。 悪天候時や自然災害発生時は作業を中止 足場での作業は屋外で行われるため、悪天候や自然災害が発生した場合、作業を中止しなければなりません。労働安全衛生規則では、高さ2m以上の足場での作業を中止するケースを以下のように定めています。 強風:10分間の平均風速が毎秒10メートル以上 大雨:1回の降雨量が50ミリメートル以上 大雪:1回の降雪量が25センチメートル以上 中震以上の地震:震度階数4以上 暴風:瞬間風速が毎秒30メートルを超える風 また、悪天候や自然災害が発生しない場合でも、足場の倒壊リスクは常に存在します。そのため、施工現場では足場を入念に固定したり、強風が予想される場合は足場に負荷をかける養生シートを畳んだりするなど、二次被害を防ぐ対策を徹底することが重要です。 足場の組み立てには国家資格が必要 安全衛生法施行令第6条により、高さ5m以上の足場を組み立てる際には、「足場の組立て等作業主任者」という国家資格を有する者を管理者として選任することが義務付けられています。また、労働安全衛生法第88条では、高さが10m以上で組立から解体までの期間が60日以上の足場を組む場合、労働基準監督署への事前申請が必須とされています。 さらに、平成27年の労働安全衛生法の改正により、足場の組立てを行う全作業員が特別教育を受講するよう定められました。 安全規制と法的要件の遵守 足場工事には、大きな事故のリスクが伴います。そのため、足場設置時には適切な安全規制と法的要件に従って作業を行う必要があります。 作業員は安全帯の着用が義務付けられており、足場の耐荷重を確認し、荷重を超えないように注意しなければなりません。また、足場の高さが2m以上になる場合は、安全フェンスの設置が必要です。 法的要件としては、建築物の高さや地盤の状態に応じて、足場の構造・強度に関する規制があります。これらに適合するように足場を設置し、国土交通省が定める足場工事の技術基準に準拠することが求められます。 足場の業者を選ぶ時のポイント 足場工事を依頼する際、信頼できる業者を選ぶことが非常に重要です。 1. 保険加入の確認 足場の設置・解体工事では、事故のリスクを完全に排除することはできません。そのため、業者が請負業者賠償責任保険に加入しているかどうかを必ず確認しましょう。保険に加入していない業者に事故が発生した場合、支払い能力が不足し、トラブルに発展する可能性があります。また、業者が加入している保険の保証内容についても事前に確認することをおすすめします。 2. 適正な見積もりかどうか 「足場代無料」など、不当に安い見積もりを提示する業者には注意が必要です。相場よりも著しく低い価格の見積もりは、後から追加料金を請求されるなどのトラブルにつながる可能性があります。適正な価格で見積もりを提示する業者を選ぶようにしましょう。 3. 丁寧な事前打ち合わせと相談ができるか 初めて足場の設置を依頼する場合、不安や不明点が多いものです。契約前に、打ち合わせを丁寧に行い、質問にも親身に対応してくれる業者を選ぶことが大切です。誠実な対応は、業者への信頼感を高め、安心して工事を任せることができます。 4. 豊富な施工経験と実績があるか 足場工事では、施工経験と実績が非常に重要な要素となります。豊富な実績を持たない業者は、過去に事故やトラブルを起こしている可能性があります。施工経験が豊富で、事故の履歴がない業者を選ぶことで、正確で安全な施工を期待できます。 以上の4つのポイントを踏まえて、足場業者を慎重に選ぶことが、安全で円滑な工事の実現につながります。信頼できる業者を見つけるために、複数の業者から見積もりを取得し、比較検討することをおすすめします。

大規模修繕における「足場費用代」ってどのくらい?内訳や計算方法まで解説! | 大規模修繕

大規模修繕における「足場費用代」ってどのくらい?内訳や計算方法まで解説!

足場の費用の相場 外壁塗装の足場の単価は、一般的に1㎡あたり700円から1,500円程度が相場となっています。数年前は1,200円/㎡以上かかるのが一般的でしたが、最近では少しずつ安くなってきています。 足場にかかる費用は、建物の外周から概算することができます。まず、足場架面積を以下の式で求めます。 足場架面積 = (建物の外周(m) + 8m) × 家の高さ(m) そして、求めた足場架面積から足場設置にかかる費用を計算します。 足場にかかる費用 = 足場架面積 × 平米単価 (700~1,500円) 例えば、外周20メートルの2階建ての家に、平米単価1,000円で足場を組む場合、(20m + 8m) × 6m ×1,000円 = 168,000円となります。つまり、一般的な30坪程度の家の外壁を施工する場合、足場費用だけでも15万円以上が必要になります。 ただし、以下のような場合は足場費用が高くなることがあります。 傾斜地や狭い路地奥にある建物の場合 隣の建物が近く足場を建てるスペースが極端に狭い場合 ガードマンを依頼する必要がある場合 2階建てと3階建ての足場費用の相場 2階建ての場合 平均的な大きさである延べ床30坪の2階建ての住宅の場合、足場面積は外壁塗装工事のみで228㎡程度となり、足場代は16~23万円が相場です。 3階建ての場合 施工単価が2階建てと比べて100円程度高くなることがあります。また、自宅の階数が高くなる分、足場面積も広くなります。 平均的な大きさである延べ床30坪の3階建ての住宅の場合、足場面積は外壁塗装工事のみで325㎡程度となり、足場代は23~36万円が相場です。 足場費用は外壁塗装工事費の約20%を占めるため、無料にすることはほぼ不可能です。「足場代は無料」と言う業者は、別の費用に足場代を上乗せしている可能性があるので注意が必要です。 大規模修繕の足場費用の相場 マンション大規模修繕における足場費用は、工事全体の予算の中でも大きな割合を占める重要な項目です。足場の設置面積は、マンションの外周に数メートルを加えた長さに高さをかけて算出しますが、その単価は地域や施工業者によって異なるのが実情です。 一般的な相場としては、1平方メートルあたり700円から1,500円程度と言われています。仮に外周200m、高さ20mのマンションを例にとると、足場の設置面積は約4,160平方メートルになり、単価を800円とした場合の足場費用は約340万円と見積もられます。 ただし、この金額には飛散防止シートの設置費用が含まれていない可能性があるため、施工業者に確認が必要です。また、足場のレンタル期間が長くなればその分だけ費用も増大しますし、解体作業にも別途費用がかかります。 国土交通省の調査によると、大規模修繕の1戸あたりの費用相場は75〜125万円で、その内の約20%が仮設工事に充てられているそうです。つまり、40戸のマンションなら仮設工事だけで600〜1,000万円程度の費用が見込まれる計算になります。 近年は、足場を使わない「無足場工法」や「ロープブランコ工法」といった新しい手法も登場し、コスト削減に寄与しています。とはいえ、マンションの規模や状況によって最適な工法は異なるため、管理組合では専門家のアドバイスを参考にしながら、慎重に検討を進めることが肝要です。 以上を総合すると、マンション大規模修繕における足場費用の相場は、250万円から800万円程度が目安になります。ただし、あくまで相場であって、実際の費用は物件の特性によって大きく変動します。修繕積立金の状況を見極めつつ、居住者全員が納得できる形で工事を進めていくことが何より大切だと言えるでしょう。 足場費用が高くなるケース 建物が3階建て以上の場合 3階建て以上の建物では、足場を強固に組むために必要な材料が増え、作業時間や労力も増えるため、足場設置費用が2階建て以下の建物よりも200〜300円/㎡ほど高くなる傾向があります。また、3階建て以上の物件では、軒高が10mを超える可能性が高いため、クサビ式足場ではなく枠組み足場を使用する必要があります。枠組み足場の単価はクサビ式足場と比べて300円/㎡ほど高いため、足場費用が相場よりも高くなります。 敷地が狭い場合 敷地が狭く、特に隣接する建物や物件がある場合、足場設置の際の作業スペースが限られるため、手間と時間がかかります。その分をカバーするために職人の人数が増え、足場の単価に人件費が上乗せされることで、足場費用が相場よりも高くなる可能性があります。ただし、敷地が狭い場合でも、クサビ式足場より単価が安い単管足場を利用することがあるので、必ずしも足場費用が高くなるとは限りません。 運搬車が現場に入れない場合 足場材料の運搬車が現場に入れない場合、手作業で材料を運ぶ必要があるため、運搬費が別途で追加されます。運搬車が入れない道路沿いの現場や、狭い路地に面した現場では、足場費用が相場よりも高くなる可能性があります。また、道路と家の高低差がある場合や掘りこみ式ガレージがある場合も、外回りの階段を昇降しなければならないため、運搬費が別途かかります。 足場費用の内訳 足場費用の内訳を理解することで、適正な価格かどうかを判断することができます。 足場費用の主な内訳は、人件費、交通費、足場会社の運営費、中間マージンの4つです。 人件費と交通費の相場 人件費は、足場の設置と解体作業に対して発生するもので、一般的な2階建て住宅の場合、設置に2名、解体に2名の合計4名で行われます。1人あたりの人件費は1日2万円が相場なので、設置と解体を合わせた人件費の総額は8万円となります。 交通費も設置と解体作業に対して発生し、往復で1万円が相場です。したがって、設置時と解体時の交通費を合わせると、交通費の総額は2万円となります。 足場会社の運営費と中間マージンの相場 足場会社の運営費は、人件費と交通費以外に必要な経費で、2万円から5万円が相場です。これは、足場会社の事務所の維持費や保険料などが含まれます。 中間マージンは、外壁塗装を行う塗装業者が足場専門業者に足場の設置・解体作業を依頼する際に発生する手数料です。中間マージンの相場は公表されていませんが、一般的な住宅の足場費用相場から人件費、交通費、足場会社の運営費の総額を引くことで、おおよその金額を推測できます。一般的な住宅の足場費用相場が16万円から23万円で、人件費、交通費、足場会社の運営費の総額が12万円から15万円なので、中間マージンの相場は4万円から11万円程度と考えられます。 ただし、足場の設置・解体作業を自社施工できる塗装業者に依頼する場合や、施主が直接足場専門会社に発注する場合は、中間マージンが発生しないので、足場費用を抑えることができます。 足場費用の計算方法 足場架面積を求める 足場費用を自分で計算するためには、まず足場架面積を求める必要があります。足場架面積は、以下の計算式で求めることができます。 足場架面積の計算方法:(家の外周+4m)×軒高=足場架面積(㎡) ここで、家の外周は家の横幅と奥行を2倍することで算出できます。軒高は、2階建ての場合は6.3m、3階建ての場合は8.5mが目安となります。また、「4m」は足場を設置するために必要な外壁面からの後退距離を表しています。 例えば、家の外周が30mの2階建て住宅の場合、足場架面積は以下のように計算できます。 (30m+4m)×6.3=214㎡ 足場架面積から足場費用を求める 足場架面積が求まったら、次は足場費用を計算します。足場費用は、以下の計算式で求めることができます。 足場費用の計算方法:足場架面積×単価=足場費用 足場の単価は、地域や業者によって異なりますが、一般的には700円/㎡から1,500円/㎡程度が相場です。 先ほどの例で、足場の単価を700円/㎡とすると、足場費用は以下のように計算できます。 214㎡×700円=149,800円 ただし、屋根の工事を同時に行う場合は、足場架面積がより広くなるため、軒高に8~10mほどの高さを加算して計算する必要があります。 このように、足場架面積と単価を掛け合わせることで、足場費用を概算することができます。ただし、実際の足場費用は、地域や業者、工事内容によって異なるため、正確な金額は見積もりを取る必要があります。 足場費用の計算方法を理解することで、見積もりの妥当性を判断する材料にもなるでしょう。 足場代を安くするには 足場費用を安くするポイントは、自社で足場を保有し、自社で設置できる業者に工事を依頼することです。 業者が自社で足場を保有していて、自社で足場を設置することができれば、足場の設置を外注に委託しないために外注費用が発生せず、安く足場を設置することができます。 ただし、優良な会社であれば足場を協力会社に依頼したとしても、お客様から不当に高く費用を取ることはありません。 足場費用を節約する2つの方法 足場費用を節約する方法は、相見積もりを取ることと、足場を保有している業者に依頼することの2つがあります。 相見積もりを取る際は、3社ほどの業者から見積もりを取り、比較することが重要です。業者によって料金体系は異なり、同じ作業でも費用に差が出ることがあるからです。複数の業者から見積もりを取ることで、最も費用対効果の高い業者を選ぶことが可能になります。ただし、あまりにも相場とかけ離れた金額を提示された場合は、悪徳業者である可能性があるので注意が必要です。 足場を自社保有している業者に依頼すると、足場のレンタル費用を節約できるため、その分を顧客へのコスト軽減に反映させることができます。足場を保有しているかどうかは、業者のホームページや問い合わせで確認することができます。  「足場費用は無料」がありえない理由 「足場費用は無料」と宣伝している業者が稀にいますが、原則として足場費用が無料になることはあり得ません。 足場設置には足場材料の調達費用、設置作業にかかる人件費など様々な費用がかかり、工事費全体の約20%を占めるほどです。そのため、多額の足場費用をゼロにすることは簡単にはできません。 仮に業者が「足場費用は無料」と主張しても、それは本来の無料とは異なり、他の費用に足場費用が上乗せされているだけと考えられます。「足場費用が無料」と宣伝する業者には、十分注意しましょう。 足場工事を依頼する際の注意点 足場を依頼する際は、信頼できる業者を選ぶことが重要です。 足場業者を選ぶためには、施工実績が豊富であること、足場費用が相場に近いこと、口コミが良いことなどを注目しましょう。 施工実績が豊富な業者は、様々な状況に対応してきた経験と知識を持っているため、新たな現場でも適切に対応できる可能性が高いです。また、足場費用が相場から大きく逸脱している業者は、適切な価格設定ができていない可能性があります。相場に近い費用を提示している業者は、市場の動向を理解し、適切な価格設定をしていると推測できます。さらに、良い口コミを持つ業者は、顧客からの信頼を勝ち得ていることが多く、そのサービスの質も保証されていることが一般的です。 相場より安すぎる場合は注意が必要 足場の組み立てや解体は慎重に行うべき作業なのに、1日に何本も詰めて過密な工程になっている可能性があります。 その場合、事故やトラブルを誘発しやすい環境となり、結局はお客様が嫌な思いをすることになりかねません。 安すぎる価格は、トラブルやミスが起きる可能性が大きいため、安いからと言ってすぐには飛びつかず、なぜその価格になるのかを考えて見積書を見ることが大切です。 足場が無料と言われた場合 一部の業者、特に訪問販売で多いのが、足場を無料にすることでお得感を出し契約を急かす手法です。しかし、足場が無料になっているわけではなく、他の項目を高くして足場代分を取っているだけで、最終的な総工事費用は変わらないと考えましょう。 足場の設置は安全かつ質の高い外壁塗装をする上で必ず必要で、一般的な30坪ほどの家で15~20万円程度するものです。この分を無料にするのはあり得ない話なので、「キャンペーンでいまなら足場代が無料」などの売り文句には惑わされないようにしてください。

修繕と改修の違いとは?修理・補修・修復・改良との違いも解説 | 大規模修繕

修繕と改修の違いとは?修理・補修・修復・改良との違いも解説

修繕と改修の違いとは?違いを一覧表で解説 修繕は劣化した建物を元の状態に戻す事であるのに対して、改修は建物をよりアップグレードさせる事である。といった違いがあります。 用語 定義 具体例 修繕 (しゅうぜん) 建物や設備が劣化した際、元の状態またはそれに近い状態へ回復させる工事。 外壁塗装、防水工事 改修 (かいしゅう) 建物の性能や機能をグレードアップさせる工事。 耐震補強、バリアフリー化 補修 (ほしゅう) 即座に必要な部分のみを対応する応急的な措置。 外壁のシーリング打ち替え 修理 (しゅうり) 故障や破損した具体的な部分を直す作業。 機械や家具の破損部分の修正 修復 (しゅうふく) 壊れたり損傷したりしたものを元の状態に戻す作業。 歴史的建造物や芸術作品の復元 改良 (かいりょう) 建物の性能や機能を建設当初の設計を超えて向上させる。 エネルギー効率の改善、最新技術の導入 改修とは 改修は、建物の性能や機能を向上させるために行う工事で、劣化した部分の修繕と同時に、設備やデザインのアップグレードを行います。 改修工事の具体例としては、以下のようなものがあります 断熱性能の向上:古い窓を二重サッシやペアガラスに交換し、外壁に断熱材を追加することで、エネルギー効率を高める。 バリアフリー化:段差の解消、手すりの設置、ドアの幅の拡張などを行い、高齢者や障がい者にとって住みやすい環境を整える。 設備の更新:老朽化した給排水管や電気配線を新しいものに交換し、同時に節水型トイレや省エネ照明などを導入する。 改修工事では、単に古くなった部分を直すだけでなく、現代のニーズに合わせて建物の価値を高めることが重要です 修繕とは 修繕は、建物を建築当初の状態に戻すことを目的とした工事で、経年劣化により損傷した部分を修理または交換します。 修繕工事の具体例には以下のようなものがあります 屋上防水の張り替え:防水シートの劣化により雨漏りが発生している場合、防水層を全面的に張り替える。 外壁の塗装:塗装の剥がれやひび割れが見られる外壁を、下地の補修を行ってから再塗装する。 設備の部分交換:エレベーターのワイヤーロープの交換や、ボイラーの一部部品の交換など、設備の一部を取り替える。 修繕工事では、できる限り当初と同じ、または同等の材料を使用し、建物の性能を維持することが重要です。 修理とは 修理は、故障や損傷した部分を直して、元の状態に戻すことを指します。建物以外にも、家電製品や車、家具などの修理が一般的です。 修理の具体例としては、以下のようなものがあります 家電製品の修理:洗濯機の故障した部品を交換して、正常に動作するようにする。 車の修理:事故で損傷したボディを元の形に戻し、塗装を施す。 家具の修理:ゆがみや割れが生じた木製の椅子を、補強や接着剤で直す。 修理では、損傷した部分を元通りに直すことが目的で、必ずしも性能や機能の向上は求められません。 補修とは 補修は、劣化や損傷した部分を部分的に直す工事で、建物の機能を維持することを目的とした応急的な処置として行われることが多いです。 補修工事の具体例には以下のようなものがあります: タイルの補修:浴室や台所の壁面で剥がれたタイルを、部分的に張り替える。 配管の補修:水漏れが発生している箇所の配管を一部切り取り、新しい部品を接続する。 床の補修:フローリングの一部が膨らんでいる場合、その部分を切り取って新しい材料を貼り付ける。 補修工事は、部分的な修理に焦点を当てているため、建物全体の修繕と比べると小規模で、費用も抑えられます。 修復とは 修復は、損傷や劣化した部分を元の状態に戻すことを指し、美術品や歴史的建造物などに使われることが多い言葉です。 修復の具体例としては、以下のようなものがあります 絵画の修復:経年劣化で損傷した絵画を、専門家が細部まで元の状態に戻す。 彫刻の修復:戦争や自然災害で壊れた彫刻を、残された部分を元に復元する。 歴史的建造物の修復:城郭や寺院などの歴史的価値のある建物を、当時の技法や材料を用いて本来の姿に戻す。 修復では、専門的な知識と技術が必要とされ、できる限り元の状態に近づけることが重要視されます。 改良とは 改良は、既存の物を良くすることを目的とした行為や工事で、建物に関しては、設備や機能を向上させることで居住性や利便性を高めることを指します。改良工事の具体例には以下のようなものがあります: エレベーターの改良:従来のエレベーターをより速く、静かで、省エネルギーなものに取り替える。 セキュリティシステムの導入:オートロックやカメラ監視システムを導入し、住民の安全性を高める。 給湯システムの改良:ガス給湯器からヒートポンプ式給湯器に切り替え、エネルギー効率を上げる。 改良工事は、改修工事の中でも特に性能や機能の向上に重点を置いたものと言えます。

大規模修繕の周期は12年→18年に延長できる?建物の劣化状況の診断が大切 | 大規模修繕

大規模修繕の周期は12年→18年に延長できる?建物の劣化状況の診断が大切

大規模修繕の実施時期・周期の目安 一般的に12年周期で実施されることが多いですが、これには国土交通省のガイドラインの影響や、特定建築物定期調査における全面打診調査の義務化、塗膜などの劣化を考慮していることなどが理由として挙げられます。 しかし、大規模修繕の実施時期は、マンションの具体的な劣化状況に応じて前後することがあります。 まずは築10年目に行う初回診断で、正確な劣化状態をしっかり把握し、その後、外壁を中心とした修繕から、内部の付属部位も含めた修繕へと範囲が広がっていきます。25〜30年を超えると、建物全域にわたる修繕や設備の更新、耐震補強なども必要になります。 計画的な修繕を行わないと、劣化が進行し修繕費用も増大してしまいます。 まずは、12年を基本周期としつつも、マンションの個別状況に合わせた調整が大切です。 築年数ごとの修繕内容の目安 マンションの大規模修繕では、建物の各部位や設備ごとに修繕・更新の時期の目安があります。築年数に応じたメンテナンスポイントと修繕箇所は以下の通りです。 築4~6年 鉄部塗装などの劣化兆候が現れ始めるため、建物点検報告書を確認し、長期修繕計画の見直しを行います。 築7~10年 大規模修繕工事に向けての準備期間です。建物点検報告書を確認し、建物診断の受診をおすすめします。修繕箇所は鉄部、屋根、屋上、給水ポンプ、雨水排水ポンプなどです。 築11~15年 第1回大規模修繕工事(屋上防水・電気設備)、インターホン等の修繕を実施し、長期修繕計画を見直します。修繕箇所は鉄部、外壁、屋根、屋上、電灯設備、廊下・階段、バルコニー、インターホン、TVアンテナ等、消火栓等、エントランス、集会室等、機械式駐車場、付属施設、車道・歩道・植栽等です。 築16~20年 鉄部塗装・屋上防水、自火報関連、機械式駐車場、給排水ポンプ等の修繕を行います。設備診断の受診をおすすめします。 築21~25年 第2回大規模修繕工事(給水管交換)を実施し、長期修繕計画を見直します。修繕箇所は第1回大規模修繕工事に加え、エレベーター、給水管、雑排水管、給水ポンプ、雨水排水ポンプなどです。 築26~30年 エレベーター交換、インターホンの修繕を行います。 築31~40年 第3回大規模修繕工事(玄関ドア交換、サッシ交換、手摺交換)、排水管更新を実施し、長期修繕計画を見直します。機能・性能・材質面の更新を含む改良工事の検討が必要です。 建物本体では、傾斜屋根、陸屋根・ルーフバルコニー、外壁、雨樋、ベランダ、階段・廊下などの修繕時期の目安は11~15年目となっています。 室内設備では、給湯・バランス釜、エアコン、浴室設備、厨房設備、洗面化粧台、トイレなどの修理の目安が5~10年目、一斉交換の目安が11~15年目となっています。 その他、配管、外部建具、外構、浄化槽、給水設備、エレベーターなどの修繕・更新時期の目安も部位ごとに異なりますので、各劣化状況を定期的にチェックし、適切な時期に修繕・更新を行うことが重要です。 大規模修繕の周期の、建物の種類による違い マンションの大規模修繕の周期は、建物の種類によって異なります。 分譲マンションの場合、修繕委員会などが設置され、ガイドラインに基づいて大規模修繕が実施されます。 一方、商業ビルや賃貸マンションなどの収益ビルの大規模修繕は、オーナーの判断により行われ、具体的な周期を定めたガイドラインはありません。ただし、建物の規模によって1年ごとか3年ごとの定期報告が必要であり、外壁の全面調査も義務付けられています。 収益ビルの大規模修繕の周期 収益ビルの所有者は、適切な補修や修繕を行うことで資産価値を維持し、新技術を導入するリノベーションにより資産価値を向上させる必要があり、これは店舗やオフィスへのリーシングを行う上でも重要な要素となります。 さらに、建物の所有者には管理責任があり、漏水などの事故が発生した場合、店舗への賠償責任が生じる可能性もあるため、安全性の確保は重要です。 収益ビルの大規模修繕の周期は、日常のメンテナンス状況により異なるため、一概に決めることはできません。ただし、建材の平均的な寿命などを参考に、大まかな目安を立てることが重要です。 例えば、屋上防水の耐用年数は、アスファルト防水で15〜25年、シート防水で10〜15年、ウレタン防水で10〜12年となっています。 外壁塗装や屋上防水、エレベーターや給排水管の交換といった様々な箇所の修繕や改修のタイミングや費用を、あらかじめ長期修繕計画として立てておくことが重要です。 この計画をもとに、実際の建物調査により具体的な計画立案を行い、5年程度ごとに見直しを行うことが推奨されます。長期修繕計画を立て、修繕に必要な資金の目安を作り、修繕積立金の額を想定することで、利益の確認もできるようになります。 大規模修繕のタイミングは建物の状況によって異なる 同じ築年数や戸数であっても、建物の形状、構造、環境、管理状況などの要因により、劣化の進行や故障の発生は建物ごとに異なるため、一律に周期や回数を決めることはできません。 大規模修繕の実施については、各管理組合が建物の状況を見極めて判断することが多いです。 一般的な目安としては12~15年程度とされており、大規模修繕工事のタイミングは、長期修繕計画に記載されています。 近年、大規模修繕の周期を延ばす動きも出てきましたが、実施時期は建物の状況に大きく依存します。適切な時期を判断するために、まず建物診断を行い、現状を確認することが重要です。 多くのマンションでは、築10年を超えた頃から情報収集や修繕委員会の立ち上げ、建物診断の実施など、少しずつ準備を始めます。 大規模修繕工事の準備には通常1~2年程度かかるため、工事時期を延ばす場合はさらに検討時間が必要になります。 大規模修繕工事は資金計画とも直結しているため、長期修繕計画は5年ごとに見直し、現状を反映させることが重要です。 大規模修繕の前に建物診断、全面打診調査を実施する マンションの大規模修繕を行う前には、建物の状態を正確に把握するために、建物診断と全面打診調査を実施することが重要です。 建築基準法では、建築物の所有者、管理者、占有者は、建物を常に適法な状態に維持するよう努めなければならないと定められています。 特に、平成20年4月の建築基準法改正により、タイル貼りやモルタル仕上げのマンションは、竣工や改修から10年を経過した場合、3年以内に外壁の全面打診調査を実施することが義務付けられました。 この調査は、外壁のタイル落下事故を防止することを目的としています。 全面打診調査には足場が必要であり、コストがかかるため、大規模修繕工事と同時に全面打診調査を行うのが効率的です。 これが、12年ごとに大規模修繕工事を実施するという考え方が一般的になった理由の一つです。 5~15年ごとの建物診断で修繕の実施時期や修繕範囲を決める 建物診断は、日常点検や定期点検とは別に、概ね5~15年ごとに行われ、長期修繕計画に記載された全ての項目を対象とします。 診断方法には、目視、打診、触診、機械による計測調査などがあり、詳細な調査が行われます。 建物診断の結果は、大規模修繕の実施時期や修繕範囲、修繕仕様を決める根拠となり、おおまかな修繕費用の概算も算出できます。建物診断には無料診断と有料診断の2種類があります。 無料診断は簡易な目視や触診、打診などを行い、一定の劣化や不具合を確認する診断で、一方、有料診断は、目視や触診、打診に加え、機械調査まで行う場合が多く、費用は建物の大きさや形状により数十万円から数百万円程度かかります。 複数の工事会社や調査会社による建物診断や工事見積を受けることで、多様な視点からの診断を受けることができ、見落としリスクの軽減につながります。 大規模修繕は数を重ねるごとに内容や改修箇所が変わる 最初の大規模修繕工事が築後12年頃に行われるとすると、2回目は築後24年頃に実施されますが、2回目以降の工事は、建物の劣化度合いが1回目とは異なるため、改修内容も変わってきます。 1回目の大規模修繕は主に建物の外部を中心に行われますが、2回目では建物内部の付属的な部位やパーツの改修も含まれるようになり、3回目になると、建物内部の主要な設備や部材の更新に加え、耐震補強工事や省エネ化工事といった時代に合わせた工事も求められることがあります。 回を重ねるごとにコストが増大していくことは避けられないため、修繕費用の確保を適切に想定しておく必要があります。 また、新築時には最先端の機能・性能を有していた建物でも、築年数が経てば陳腐化してしまうことがよくあります。居住者のニーズに応じて、大規模修繕と合わせてリフォーム、リニューアル、リノベーションといったグレードアップの工事を実施することも必要となります。 大規模修繕の目的が「維持」から「機能復旧・アップグレート」へ変わっていく 1回目の大規模修繕では建物の維持・保全が主な目的ですが、2回目は機能復旧、3回目では機能復旧に加えてグレードアップが目的となります。 大規模修繕工事は、仮設工事、下地補修工事、タイル補修工事、シーリング工事、外壁塗装工事、鉄部塗装工事、防水工事など、複数のステップに分けて行われますが、2回目以降の工事では、建物の劣化具合に応じてより多くのステップで、踏み込んだ工事が必要となり工事期間も長く、費用も高くなる傾向にあります。 3回目以降になると、排水管やサッシ、電気設備などの工事やバリアフリー設備の増設なども考慮する必要があり、さらなる費用の増加が予想されます。 マンションの大規模修繕工事は、25~30年の長期的スパンで考えるべきものであり、12年周期をひとつの目安として、工事と費用を確保するためのロードマップを作成しておくことが重要です。

大規模修繕の適切な周期とは|12年?15年?18年? | 大規模修繕

大規模修繕の適切な周期とは|12年?15年?18年?

大規模修繕の実施時期・周期の目安 一般的に、大規模修繕の実施周期は12年ごととされていますが、これは劣化状態の診断に基づき、適切な計画を立案するためです。 周期に目安はありますが、実際の時期はマンションの具体的な劣化状況に応じて決定します。 例えば、建物の日常的な保守・点検がしっかりされているか、環境が建物に与える影響(塩害など)が少ない地域か、高品質の材料で建築されたたかどうか、などの要因によっては18年に、修繕周期を延長できる場合もあります。 このような延長ができるかどうかは、定期的な建物診断を行い、その結果を基に計画的に行う必要があります。 大規模修繕は12年周期が一般的? マンションの大規模修繕は、一般的に12年周期で行われることが多いですが、その理由には主に3つの要因があります。 1.国土交通省が公開している「長期修繕計画作成ガイドライン」の影響 平成20年版のガイドラインでは、大規模修繕工事の周期を12年程度とする例が紹介されていました。 これを参考にする管理会社や設計事務所が多かったため、12年周期が一般的になりましたが、あくまでも目安として示されているだけで、12年周期を定めているわけではありません。 2.特定建築物定期調査における全面打診調査の義務化 改正建築基準法により、竣工・外壁改修後10年を経た建築物は、全面打診等による調査が義務付けられました。 全面打診調査には足場が必要なため、大規模修繕と同時に行うことでコストを抑えられることから、12年目に大規模修繕を実施するケースが増えました。 3.塗膜などの劣化を考慮しているため マンションに使用される塗料の寿命は8〜12年程度と言われており、12年以上経過すると浮き、ひび割れ、欠損などが進行し、コンクリート躯体を十分に保護できなくなります。 15年周期で大規模修繕を行う場合、次の修繕までの間隔が長くなるため、劣化が進み、修繕費用が高額になる可能性があります。 大規模修繕の周期を18年に延長できる場合も マンションの大規模修繕工事は、一般的に12年周期が多いですが、近年「過剰・不要な修繕費用にまで修繕積立金を払いたくない」と考える管理組合が増加していることを受け、大手マンション管理会社が提唱しているのが「大規模修繕工事の周期延長」です。 高耐久化の工事を行うこと(例えば、高耐久タイプのシーリング材を使用するなど)で、周期を16〜18年程度に延長し、トータルでの大規模修繕工事の回数を減らすことで、長期的に大きなコストダウンが可能になります。 ただし、長周期化によるコスト削減効果を正確に把握するためには、竣工後60年程度の長期修繕計画を立案する必要があります。 また、建物の劣化の度合いは、立地環境や施工品質、使用材料の性能などによって異なるため、一律に修繕期間を決めるべきではありません。 また、管理組合の財政状況を考慮し、12年周期での大規模修繕が難しい場合は、周期を延長することも検討すべきでしょう。 大規模修繕の周期を18年に延長できるのはどんな場合? 主に、建物のメンテナンスが非常に良好に管理されている場合、使用されている材料の耐久性が高い場合、または先進的な技術や改良された建築方法が用いられている場合に延長が可能となります。 具体的には、建物の日常的な保守・点検がしっかりと行われており、小さな修繕が迅速に対応されている場合や、環境要因が建物に与える影響が少ない地域(塩害のない地域かどうかなど)である場合、最初から高品質の材料を使用して建築された建物では、大規模修繕の必要性を抑えることができ、修繕周期を延長することが現実的に考えられます。 しかし、このような延長は、専門家による定期的な建物診断を行い、その結果を基に安全性を確保しつつ計画的に行う必要があります。 例えば、定期的に外壁の打診調査やシーリングの点検を行い、必要に応じて部分的な修繕を加えることで、全体の修繕周期を延ばすことが可能です。 また、建物全体の構造的な安全性に問題がなく、内部設備や外装の小さな劣化がしっかり管理されている場合にも、大規模修繕の周期を延長することが考えられます。

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