投稿日:2026.04.06 最終更新日:2026.04.06
大型受水槽内面防水外面塗装を施工した物件の2年後点検に行ってきました

職歴:27年
得意分野:防水工事・外構工事・大規模改修管理業務
保有資格:1級建築施工管理技士、1級建築塗装技能士、1級ポリマーセメント防水、1級改質アスファルト防水、外壁1級仕上げ技能者、防水登録基幹技能者、外壁仕上基幹技能者、国際ライセンス サーモグラファーレベル1、監理技術者、職長安全衛生教育、他
目次
【受水槽の内面防水を施工した物件のアフター点検記録】
大型の飲料用水FRP受水槽が漏水しているとの問い合わせから施工した物件です。
施工事例はこちらに記載 https://yuukisougyou-sendai.com/works/wall/paint-exterior/p6834/
(1)受水槽の修繕工事について
アフター点検の報告をする前に少しだけFRPタンクの工事について書きたいと思います。
受水槽は漏水すると交換するしか方法がないと言われていますが、内面の防水を施すことによって止めるやり方もあります。
ただし専門性が高いので経験がない方が施工するととても危険です。
日本水道協会の「JWWA K135」という規格基準をクリアしたもののみ施工が可能となります。
そしてこの基準をクリアした材料の多くはクローズ商品と呼ばれ誰でも手に入らないものが多いです。
実際交換すると防水処理するとでは価格差が非常に大きく、交換となると数百万から数千万ほどとなります。
防水工事は内面のみですと3メートル角でだいたい100万前後で可能となります。
ただし劣化の状況にも拠りますので、現場判断でのお見積りとなります。
ここで注意点もあります。
①施工中はタンクを止める(水を抜く)ことができるのか?
②タンクを止められない場合仮設タンクを置けるのか?
③施工は最低1週間確保出来るか?
④施工後洗浄が可能か?
受水槽の多くは1基しかないこともあり、一つ止めるとすべての水が止まる(マンションなど)事もあります。
その際は仮設の受水槽を1基取り付け、その間に施工する事が前提です。
しかも工事は2~3日では完了できませんので、最低1週間仮設の受水槽が必要です。
ライフラインに関わってくるものなので、交換にしても補修にしても慎重に判断する必要があります。
施工後2年経過の点検
さて本題ですが、大型の受水槽の施工後2年経過したところへ点検へ行ってみました。
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外観全景
全体的に汚れてはいますが塗膜の劣化、退色、剥がれなどが見受けられませんでした。 「FRPタンクは塗装すると剥がれる」という噂もちらほら聞こえたりしますが、弊社では剥がれた経過はありません。 |
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天板状況
こちらもはがれ、劣化などなくきれいな状態です。 雪が降る地域なので過酷な状況下ですが、特に問題もなく。 |
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外面のアップです。
ボルト回りも剥がれや劣化もありません。 汚れは擦れば取れるくらいでした。 |
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外面アップ
指で擦ってみましたがチョーキングもしておりません。 良い経過状況です。 |
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外面
複雑な個所も剥がれや劣化はありませんでした。 |
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続いて内面へ移動
内面へは出入りがだいたい一個しかついてなく、施工中は酸欠、中毒の恐れもあるので送風機と防毒マスクは必要です。 内面はこの日のために水を抜いてくれていました。 塗膜は異常もなく、剥がれ、劣化一つありませんでした。 |
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内面状況
塗膜はすべて活膜であり、しっかりしています。 |
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内面アップ
ボルト回りもしっかりライニングしています。 奇麗な状態です。 |
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内面ボルト回りアップ
この中にボルトが隠れています。 黒いのは汚れです。 |
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内面天井
天井の金物などもきれいな状態です。 |
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内面アップ
当たり前ですがチョーキングはしていません。 奇麗な塗膜を維持しています。 |
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内面天井
異常なし |
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内面配管周り
こちらも異常なし。 |
このように外面も内面もしっかり保護されていて異常もありませんでした。
2年でおかしくなったらそれはそれで問題あるかもしれませんが、常に水が滞留している個所は長期的に保護するのが至難の業です。
塗料を信用して施工しているのもありますが、施工方法やミスがあると剥がれや劣化は1年で見えてくるので、2年経った今もしっかり塗膜が活きていると分かれば安心できます。
このまま維持して頂き、3年後くらいにまた見に来たいですね。
難しい受水槽の防水ですが、弊社は施工事例も豊富にあり、下地がコンクリート製でもFRP製でも対応できます。
こうして経過状況をアップしエビデンスが取れれば信頼関係も高まりますし、施工店としても自信につながります。
今後も良い材料を熟知し、消費者の皆様へ報告できれば幸いです。












