©2024 YUUKI SOUGYOU.

マンション雨漏りは修理業者選びで決まる|戸建てとの違いと業者の見極め方

マンションで突然の雨漏り。

修理を依頼するにも「リフォーム会社」「屋根・塗装店」「防水専門業者」など、どこに依頼すればいいのでしょうか?

実は、マンションと戸建てでは雨漏りの原因も修理方法も根本的に違います。

マンションの多くはRC造(鉄筋コンクリート造)、戸建ては木造という構造の違いがあるため、戸建て住宅の経験だけでは原因特定が困難なのです。

この記事では、マンション特有の複雑な構造を理解し、原因を確実に特定できる専門業者の見極め方を、5つの具体的なチェックポイントでお伝えします。

この記事でわかること
  • 部位別の修理費用相場と費用負担のルール
  • 雨漏り発見時にまずやるべき3つのこと
  • RC造マンション専門業者を見抜く5つの条件
  • 業者タイプ別の得意分野と限界の比較表
  • 雨漏り原因特定率100%・再発0のゆうき総業の秘密
この記事を書いた人
結城 伸太郎

職歴:27年

得意分野:防水工事・外構工事・大規模改修管理業務

保有資格:1級建築施工管理技士、1級建築塗装技能士、1級ポリマーセメント防水、1級改質アスファルト防水、外壁1級仕上げ技能者、防水登録基幹技能者、外壁仕上基幹技能者、国際ライセンス サーモグラファーレベル1、監理技術者、職長安全衛生教育、他

目次

マンションで雨漏りが発生したら|まず確認すべき初期対応と費用相場

突然の雨漏りで、まず気になるのが「費用はいくらかかるのか」「今すぐ何をすべきか」「誰が払うのか」の3点だと思います。

まずは全体像を掴んでおきましょう。

部位別の修理費用【相場早見表】

マンションの雨漏り修理費用は、原因箇所と工事の規模によって大きく変わります。

以下の表で、おおよその目安をご確認ください。

部位 目安費用 一言メモ
屋上防水の部分補修 20万円〜80万円 原因確定後のピンポイント補修で安く
外壁クラック補修 5万円〜200万円 足場の有無で大きく変動
サッシ周りシール打替え 10万円〜300万円 再現試験後に施工内容を決定

注意:相場は”原因確定後”に固まります。原因が曖昧なままの工事は再発しやすいです

実際の費用は建物の規模や劣化状況により変動しますが、無足場工法を採用できる場合は足場代(総工費の20-30%)を削減できるため、大幅なコスト削減が可能です。

各部位の詳細な原因や修理方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

雨漏り発見時にまずやるべき3つのこと

業者へ状況を正確に伝えるための準備として、以下の3つのポイントを整理しておきましょう。

伝えるべき3つのポイント
  • いつから:雨漏りに気づいた日時、雨の強さとの関係
  • どこで:具体的な場所(○号室のリビング天井など)
  • どんな状況:水の量、シミの広がり、被害の程度

これらの情報を整理しておくことで、業者とスムーズに会話でき、より正確な初期診断を受けられます。

写真を撮っておくとさらに役に立ちます。

雨漏り発見時に取るべき詳細な手順や、写真の撮り方、管理会社への連絡など、具体的な動き方については、こちらの記事で詳しく解説しています。

修理費用は誰が負担する?専有部と共用部の見分け方

マンションの雨漏り修理でもっとも重要なのが、誰が費用を負担するかという点です。

これは原因箇所によって決まります。

専有部が原因の場合 部屋の持ち主が負担
室内の給排水管、蛇口、洗面台など、その部屋だけが使用する設備
共用部が原因の場合 管理組合が負担
建物のコンクリート壁・床・天井、共用配管、屋上、外壁など

原因箇所によって負担者が変わるため、原因を100%特定できる業者選びが、費用トラブルを避ける出発点となります

専門知識なしに判断するのは危険なので、必ず専門家による調査を依頼しましょう。

専有部・共用部の詳しい判断基準や、よくあるトラブル事例については、こちらの記事で詳しく解説しています。

マンションの雨漏り修理はなぜ難しい?戸建てとの決定的な違い

一口に雨漏り修理といっても、木造戸建てと鉄筋コンクリート(RC)造のマンションでは、原因の探し方も直し方も全く違います。

具体的にどこが違うのか、下の表で比べてみると、その専門性の高さがよくわかります。

項目 木造戸建て RC造マンション
水の通り道 目視で推測可能 複雑で見えない
漏水の痕跡 シミが残りやすい 乾くと消える
修理方法 屋根材・防水シート 防水層・躯体注入
必要な技術 一般的な建築技術 専門的なRC技術

水の通り道が見えないRC造(鉄筋コンクリート造)の複雑な構造

木造の場合、柱や梁にシミが残り、水の通り道を目視で推測できます。

木材は水分を吸収するため、漏水の痕跡が比較的分かりやすく残ります。

一方、RC造の場合はコンクリート内部を水が縦横無尽に移動し、乾くと痕跡が消えるため、原因と出口が全く違う場所になりやすいのです。

例えば、リビングの天井にシミができていても、原因が真上の部屋とは限りません。

壁の中を伝ってきた別の階の配管漏れや、外壁のひび割れから浸入した雨水が、複雑なルートを通って現れている可能性があります。

この構造的な複雑さが、マンションの雨漏り原因特定を困難にしている最大の理由です。

修理に必要な技術と建材が全く違う

使用する建材と必要な技術も大きく違います。

木造の場合は屋根材の交換や防水シートの補修がメインとなり、比較的分かりやすい修理方法です。

一方、RC造の場合は防水層の全面改修や、コンクリート躯体への注入工事など、特殊な技術と知識が必要になります。

マンションの防水工事には、塩ビシート防水、ウレタン塗膜防水、改質アスファルト防水など、建物の状況に応じて専門工法を変える必要があります。

こういった工法を理解し、きちんと施工できる技術者でなければ、根本的な解決は望めません。

原因特定を軽視すると高確率で再発する理由

マンションで雨漏りが起きると、多くの方が「とにかく早く直したい」と焦ってしまいます。

しかし、ここで急いで修理を始めてしまうと、かえって大きな失敗につながることがあります。

なぜなら、原因がはっきりしないまま修理を始めてしまうと、高確率で再発し、結局は時間も費用も余計にかかってしまうことを、経験上よく知っているからです。

雨漏り修理の成否は、原因特定が9割を占める」と言われるほど、原因の特定こそがもっとも重要なポイントなのです。

しかし、中には原因調査を軽視し、「とりあえず修理しましょう」と提案する業者もいます。業者選びには十分注意してください。

再発すると起こる三重苦
  • 追加の修理費用:前回の工事費に加えて、再度の修理費用が発生
  • 被害の拡大:カビ・腐食による健康被害、資産価値の低下
  • 精神的ストレス:「また漏れるのでは」という不安

原因特定の重要性について、より詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

では、プロは具体的にどのような方法で原因を特定するのでしょうか?

雨漏りの原因特定を重視する専門業者を見抜く5つのチェックポイント

では、実際に業者を選ぶときに、どこをチェックすればよいのでしょうか。

以下の5つのポイントを確認することで、きちんとした業者かどうかをおおよそ見極めることができます。

RC造・鉄骨造マンションの施工実績は十分か?

ウェブサイトの施工事例で、マンションやビルの工事写真が多数掲載されているかを確認しましょう。

特に重要なのは、建物の規模(階数、構造)が明記されているかどうかです。

戸建て住宅の実績がいくら豊富でも、RC造マンションの複雑な構造は理解できません。

「9階建てマンション大規模修繕」「鉄骨造5階建て雨漏り修繕」など、具体的な実績表示があるとベストです。

また、「原因特定率○○%」といった具体的な実績を公表している業者かどうかも重要なチェックポイントです。

調査に自信がある業者ほど、こうした数値を明確に示しています。

専門的な調査機器を使った原因特定ができるか?

原因特定には、目視だけでなく専門機器を使った調査が欠かせません。

以下のような調査方法を複数持っているかを確認してください。

主な専門調査方法
  • 散水試験:雨漏りの再現と原因箇所の特定(10万円~30万円)
  • 赤外線カメラ調査:温度差による水分分布の可視化(15万円~50万円)
  • 内視鏡調査:アクセス困難な箇所の詳細確認(5万円~20万円)

「とりあえず見てみます」ではなく、建物の状況に応じて最適な調査方法を提案し、その理由を論理的に説明できる業者こそが本物のプロです。

雨漏り調査の詳しい方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

調査報告書と見積書は詳細で分かりやすいか?

調査報告書は、その調査がしっかり行われたかどうかの証拠です。

写真や図をたくさん使った、誰が見てもわかりやすい報告書を出してくれるかを確認しましょう。

見積書についても、「一式」のようなごまかしがなく、細かい内訳が書かれているかが重要です。

「調査費用」と「修繕費用」がはっきり分かれているか、なぜその工法が最適なのかの説明があるかもチェックポイントです。

雨漏りの再発に対する長期保証があるか?

重要なのは、「施工箇所」ではなく「雨漏りの再発」に対する保証かどうかです。

表面的な工事保証ではなく、雨漏り問題そのものの解決を約束する内容になっているかを確認してください。

保証期間も5年~10年程度の長期保証があり、定期点検などのアフターフォロー体制が整っている業者を選びましょう。

担当者の説明は分かりやすく質問に的確に答えるか?

専門用語を避け、こちらの疑問に真摯に答えてくれるかという人間性の部分も重要です。

「なぜその調査が必要なのか」「なぜその工法がベストなのか」を、素人にも分かりやすく説明できる担当者かどうかを見極めてください。

曖昧な回答や、不安をあおって高額な工事を勧めてくるような業者は避けるべきです。

どこに頼むのが正解?3つの業者タイプ徹底比較

業者を探し始めると「リフォーム会社」「屋根・塗装店」「防水専門業者」などさまざまな業者があり、迷ってしまうかもしれません。

そこで、それぞれの特徴を比較できる表をご用意しました。

業者タイプ別の特徴比較【一覧表】

観点 一般的なリフォーム会社 戸建てメインの雨漏り業者(屋根・塗装店) マンション専門の雨漏り業者(防水専門)
RC造の知見 △:限定的なことが多い ○:標準的 ◎:専門的で豊富
原因特定力
(調査)
△:簡易調査が中心 ○:一般的な調査は可能 ◎:散水試験・赤外線など科学的調査あり
防水工事の
専門性
△:下請けに依存しがち ○:基本的な防水対応は可能 ◎:高度な防水技術に強い
内装復旧 ◎:得意分野 △:協力会社依存が多い ○:外部と連携して対応
コスト ○:中程度 ○:比較的安価 △:専門性分やや高め
(ただし中間マージンがない分、逆に安くなるケースも)

この表からも分かるように、マンションの雨漏りという専門性の高い問題には、それに特化した業者を選ぶことをおすすめします。

雨漏りを確実に止めたいなら、マンション専門業者一択

マンションの雨漏りを根本的に解決したい場合は、マンション専門の雨漏り業者一択です。

根本原因の特定から再発防止までワンストップで対応でき、もっとも確実な解決方法といえます。

一方、雨漏りと一緒に内装もリフォームしたい場合は、リフォーム会社という選択肢もあります。

ただし、原因特定は別途専門業者に依頼するのが確実です。根本原因を解決せずに内装だけ直しても、再発のリスクが残ります。

専門業者を見つけたら、実際にどのような流れで修理が進んでいくのでしょうか。お問い合わせから工事完了まで、一般的な流れを確認しておきましょう。

1.お問い合わせ・ヒアリング 電話やメールでの最初のコンタクトです。現状を正確に伝えることで、より的確な初期診断を受けられます。
2.現地調査・原因特定 プロによる現地確認と、専門的な調査を行います。散水試験や赤外線カメラ調査など、建物の状況に応じて最適な調査方法で原因を特定します。この段階での調査が、修理の成否を決めるもっとも重要なポイントです。
3.調査報告・お見積もり 写真付きの詳細な報告書と、具体的な修理方法を記載した見積書が提出されます。原因箇所と修理方法、費用の内訳を十分に確認してください。
4.ご契約・工事 内容に納得した上での契約となります。近隣への配慮を行った上で工事が開始され、進捗状況も随時報告されます。
5.工事完了報告・
アフターフォロー
工事完了後、再度散水試験などで修理箇所の確認を行い、保証書が発行されます。

定期的な点検など、長期的なアフターフォローも重要なポイントです。

マンション雨漏り修理でよくある質問と回答

最後に、マンションの雨漏り修理に関して、お客様からよくいただくご質問にお答えします。

Q. 管理会社に先に連絡すべきですか?

A. はい、まずは管理会社にご一報ください。

まずは規約をご確認ください。

管理会社は他の居住者への注意喚起や、緊急時の対応手順を把握しているため、最初に連絡することでスムーズな解決につながります。

管理会社との連携や初動対応の詳しい流れについては、こちらの記事で解説しています。

Q. 火災保険は使えますか?

A. 「風災・雪災・雹災」など、自然災害が原因と認められれば適用される可能性があります。

ただし、経年劣化は対象外です。

火災保険が適用される主なケース
  • 階下への賠償:個人賠償責任保険特約で損害賠償をカバー
  • 自分の部屋の被害:水濡れ補償で壁紙や床、家具の損害を補償
  • 調査費用:漏水原因調査費用特約で調査費用を補償

保険適用の判断には、専門業者による詳細な調査報告書が必要になるため、保険申請サポートの実績がある業者を選ぶとスムーズです。

火災保険の詳しい活用方法については、こちらの記事で解説しています。

Q. 工事中は在宅している必要はありますか?

A. 屋上や外壁など、共用部の工事であれば基本的にご在宅は不要です。

室内での作業が必要な場合は、事前にお知らせします。

ただし、貴重品の管理や、工事の進捗確認のため、可能であれば立ち会いをおすすめします。

なぜゆうき総業は原因特定率100%・再発0の圧倒的実績を残せるのか?|雨漏り解決「日本一」の技術力

雨漏り119スーパードクターアワードゴールド賞を2023年・2024年2年連続受賞の実績を持つゆうき総業。

なぜ他社で解決できなかった雨漏りも、100%原因特定・再発0を実現できるのか?

その根拠は、一般社団法人雨もり119自体が雨漏り解消率100%・再発事例0件の専門家集団であり、その中でもゆうき総業が最新2年連続でゴールド賞を受賞している技術力にあります。

また、業界専門誌「ペイントジャーナル」にも取り上げられるなど、第三者機関からも高い評価を受けています。

その秘密は3つの圧倒的な強みにあります。

【秘密1】他社が見落とす原因も100%特定する「科学的調査システム」

なぜ他社で「原因不明」と言われた雨漏りも解決できるのか?

答えは、ITCサーモグラファー国際ライセンス保有者による赤外線カメラ調査、雨漏り診断士による散水試験など、目視だけでは絶対に分からない隠れた原因まで科学的に解明するシステムにあります。

「雨漏り119加盟店」として原因特定率100%を維持し続けているのは、この徹底した調査力があるからです。

【秘密2】足場代20-30%削減も実現する「RC造専門の施工技術」

なぜ他社より安く、確実に修理できるのか?

一級技能士(防水工事)が多数在籍し、RC造・鉄骨造の複雑な構造を知り尽くしているからです。

さらに、独自の無足場工法により足場代を20-30%削減しながら、ホテルやマンションなど大規模物件での豊富な実績で培った高度な技術力を提供します。

木造住宅メインの業者では絶対に対応できない、RC造特有の施工ノウハウがここにあります。

【秘密3】責任の所在が明確な「自社完結のワンストップ体制」

なぜ「修理後も安心」と言い切れるのか?

調査から修理まですべて自社で完結するワンストップ体制だからです。

中間業者を挟まないため、責任の所在が明確で、定期点検で長期的な安心をお約束します。

下請けに丸投げする業者とは違い、最初から最後まで同じ技術者が担当するため、「話が違う」「責任のなすりつけ合い」といったトラブルが一切ありません。

まとめ:宮城・東北の雨漏り修理なら、圧倒的技術力を持つゆうき総業へ

この記事では、マンション雨漏り修理の業者選びについて、戸建てとは全く違うRC造の複雑さ、原因特定の重要性、そして5つのチェックポイントを使った業者選びの方法をお伝えしました。

RC造の複雑な構造では、原因特定が修理の9割を占めるといわれています。

一方で、専門的な調査機器と豊富な実績を持つ業者なら、他社で「原因不明」とされた雨漏りも確実に解決できることをお伝えしました。

この記事のポイント
  • 戸建てとマンションでは雨漏りの原因と修理方法が根本的に異なる
  • 原因特定を軽視すると高い確率で再発し、追加費用が発生する
  • 5つのチェックポイントで専門業者を見抜くことができる
  • 雨漏りを確実に止めたいなら、マンション専門業者一択
  • ゆうき総業は原因特定率100%・再発0

適切な業者選びは、雨漏りを根本解決するだけでなく、マンションの資産価値を守り、長期的な安心につながります。

ゆうき総業は、雨漏り119加盟店として原因特定率100%を維持し、無足場工法によるコスト削減も実現。

RC造・鉄骨造に特化した専門技術で、他社では対応できない複雑な雨漏りも解決してきました。

「どの業者に相談すればいいか分からない」とお悩みなら、まずは現地調査から始めてみませんか。

原因が分かれば、解決への道筋が見えてきます。

関連記事

Contact

Contact

まずは無料の概算見積りから

施工エリア

仙台市を中心にその他のエリアも施工対応!

東北6県(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)
および首都圏(千葉県、神奈川県、埼玉県、東京都)

施工エリア