旅館屋上防水改修工事|塩ビシート防水|宮城県
大規模修繕の工事内容
屋上防水工事
解体工事
施工のポイントや特徴
既存の水平配管は動かせないらしく、架台をそのままに塩ビシートをするのは納まりが危険と判断し、塩ビとウレタンの複合で施工しました。
キューピクルの架台も塩ビで巻き込むと雨仕舞が不安だったのでそこもウレタンと複合で施工しました。
騒音が出る工事は旅館なので10時~15時までに制限し、それ以外の時間は音が出ない工事をするように留意しました。
田島ルーフィングのビュートップを使用しています。
保証は10年となります。
工事の詳細
所在地 | 宮城県 |
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施工内容 | 屋上設備関係解体 屋上塩ビシート機械固定工法…350㎡ |
構造・階数 | 6階 |
工事期間 | 1か月 |
この記事を書いた人
結城 伸太郎
職歴:27年
得意分野:防水工事・外構工事・大規模改修管理業務
保有資格:1級建築施工管理技士、1級建築塗装技能士、1級ポリマーセメント防水、1級改質アスファルト防水、外壁1級仕上げ技能者、防水登録基幹技能者、外壁仕上基幹技能者、国際ライセンス サーモグラファーレベル1、監理技術者、職長安全衛生教育、他
現場レポート
屋上解体
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屋上防水改修施工前 屋上には使わなくなった冷却塔や高架水槽がありました。
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屋上に大浴場を計画しているためこれらの不要物もすべて撤去します。
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解体するとかなりの量です。
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廃棄するのも大変です。
塩ビシート機械固定工法 高圧洗浄
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高圧洗浄中
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高圧洗浄後
塩ビシート機械固定工法 架台欠損部補修
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施工前
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施工後
塩ビシート機械固定工法 通気絶縁シート貼り付け
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張りながらディスクを打ち込んでいきます。
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ディスク打ち込み
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絶縁シート貼り付け完了
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絶縁シート貼り付け完了
塩ビシート機械固定工法 塩ビシート貼り付け
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施工中
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塩ビシートジョイント部をライスターという熱風機で溶着していきます。
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ディスク部分に機械を当てて電熱溶着をしていきます。 つまりこの部分だけで塩ビシートを密着させる工法です。 接着剤などを使わないので、気温や天気に左右されずに施工できるシート防水工法です。
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塩ビシート貼り付け完了
塩ビシート機械固定工法 ウレタン塗膜防水
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際の配管が集中している個所は配管の架台を動かせなかったので、ウレタン塗膜防水で複合します。
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施工中
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トップコート塗布
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施工完了 色も近いのであまり分かりませんが、塩ビとウレタン防水がラップし接合されております。
施工完了・復旧
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施工完了 色も近いのであまり分かりませんが、塩ビとウレタン防水がラップし接合されております。
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電気配線復旧 ドリルで穴を開けシーリングを注入します。
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その穴に電気配線を復旧しビス止めします。
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キューピクル周辺もウレタン防水で複合防水しました。
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屋上防水改修工事完了
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屋上防水改修工事完了 これで屋上に大浴場を作れますね。
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無事造作工事に入れたようでした。
担当者からのコメント
屋上に大浴場を作るべく防水を見直したいとの事でお問い合わせを頂きました。
既存はウレタン防水?と思いきや中途半端に終わってるだけで、漏水していなのは保護コンクリートだからです。
図面を見ると保護コンクリートの下にアスファルト防水があるので、とりあえず解体など進めても工事中の漏水はしないと確信。
塩ビシートの絶縁工法にてご提案し工事を進めました。
防水完了後は無事大浴場を作れたようです。