某テナントビル雨漏り修繕改修工事|郡山市
大規模修繕の工事内容
①既存屋上笠木撤去、雨仕舞、新規屋上笠木設置
②ALCパネル欠け、クラック修繕
③高圧洗浄
④既存シーリング、脆弱部撤去、新規シーリング打設
⑤ALCパネル修繕箇所戻し吹き
⑥アロンウオール工法(NEO工法:アロンSX→アロンST→トップコート)
⑦完了検査
施工のポイントや特徴
今回の雨漏りは外壁のクラック、笠木内部からの浸入水があったため、屋上笠木内部をしっかりと雨仕舞、その後笠木を復旧致しました。雨漏りに繋がる外壁のクラックはもちろんですが、それ以外のクラックも全て修繕、脆弱になっている目地部分のシーリングも全て打替えた後に、仕上げとしてアロンウオール工法(NEO工法)にて改修させて頂きました。
散水調査から改修プランをお受け頂いたために、工事終了後にはお客様に雨漏り10年保証を付けさせていただきました。
工事の詳細
所在地 | 福島県福島市 |
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施工内容 | 外壁防水塗装・・・265㎡ シーリング打ち替え・・・300m 外壁クラック補修 板金笠木取付・・60m |
構造・階数 | 鉄骨造ALCパネル造り 地上2階建て |
工事期間 | 約1か月 |
この記事を書いた人
結城 伸太郎
職歴:27年
得意分野:防水工事・外構工事・大規模改修管理業務
保有資格:1級建築施工管理技士、1級建築塗装技能士、1級ポリマーセメント防水、1級改質アスファルト防水、外壁1級仕上げ技能者、防水登録基幹技能者、外壁仕上基幹技能者、国際ライセンス サーモグラファーレベル1、監理技術者、職長安全衛生教育、他
現場レポート
施工前
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全景 雨漏り改修をご依頼頂きました。 アロンウオール工法(NEO工法)での改修プランになります。
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全体的にクラックが入っているような状態でした。
笠木交換
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既存笠木板金撤去中 外壁クラックからの浸入水だけではなく笠木内部からの浸入水もありました。
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既存笠木板金撤去後雨仕舞い処理中 (防水シート施工、端部気密防水テープ施工後ブチルテープ施工) そのため、一旦屋上笠木を撤去した後に雨仕舞をしっかりと施工、笠木を復旧致します。
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新規笠木板金設置完了後 笠木内部からの浸入水はもう大丈夫です。 よくあるのが『笠木を取付したから浸入水はないだろう』という思い込みでの施工により雨漏りが発生するので要注意が必要です。
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新規笠木板金設置完了後
シーリング工事
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既存シーリング撤去中 既存のシーリングも劣化が進んでいたため撤去した後に新たに打設していきます。
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新規シーリング打設中 2液型変成シーリングをサッシ周り、目地部分に充填していきます。
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既存シーリング脆弱部打設完了後 目地部分の脆弱になったシーリングも撤去した後に新たに打設していきます。 同時にALCパネルの欠けやクラックもモルタルで修繕していきます。
外壁クラックモルタル修繕完了箇所
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アロン水性マルチプライマー塗布 (アロンSXの密着性向上のため) 部分修繕した箇所と既存部分との境目を分かりにくくするために、仕上げの塗膜パターンを一度入れておきます。 アロンSTと外壁の密着をよくするために専用プライマーを塗布していきます。
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戻し吹き完了後 このように事前に戻し吹きを行うことで修繕した箇所がほとんどわからなくなり、仕上がりに大きな差が出ます。
アロンSX(下塗防水材)塗布中
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アロンウオール工法(NEO工法)での仕上げです。 アロンSX(下塗防水材)を入れていきます。
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アロンST(中塗防水材)を砂骨ローラーで厚めに入れていきます。
アロン水性(DX)スーパーカラー
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上塗1回目:N-80半艶 トップコートのアロン水性(DX)スーパーカラー(1回目)を入れていきます。
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上塗2回目:N-80半艶 最後にアロン水性(DX)スーパーカラー(2回目)で外壁化粧防水完了です。
施工後
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外壁 →アロンウオールNEO工法(N-80:半艶) 玄関側もシーリングが新しくなり綺麗になりました。
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外壁 →アロンウオールNEO工法(N-80:半艶) アロンウオール工法だけに頼った防水ではなく、しっかりと雨仕舞を行い浸入水を防ぎました。 そして仕上げにアロンウオールで施工することで雨漏り改修完了です。
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この度は工事依頼を頂きまして誠にありがとうございました。 また何かお困りごとがございましたらお気軽にご相談くださいませ。
担当者からのコメント
雨漏りの改修にあたり、アロンウオール工法だけに頼るのではなく事前にしっかりと雨仕舞を行い、雨漏り改善後に仕上げとしてアロンウオール工法にて完璧な雨漏り改修が出来たと思います。