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結城 伸太郎

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【2025年東北版】宿泊業で使えるリニューアル・改修の補助金・助成金一覧 | 大規模修繕

【2025年東北版】宿泊業で使えるリニューアル・改修の補助金・助成金一覧

観光需要が回復し、国内外から宿泊ニーズが高まる今、ポストコロナ時代に向けてリニューアルや改修を検討する宿泊施設が増えています。 しかし、大規模な工事には多額の資金が必要です。 自己資金だけで負担するのは難しいため、補助金や助成金の活用を検討することが一般的です。 この記事では2025年最新版として、ホテルや旅館など宿泊業のリニューアルや改修に使える補助金・助成金制度について、東北地方で利用できる支援策を中心にご紹介します。 外壁、防水、断熱工事をはじめ、バリアフリー化やDX導入にも役立つ支援制度をぜひご活用ください。 【大前提】補助金と助成金の違いについて 宿泊業向けの公的支援は主に「補助金」と「助成金」の2種類に分かれます。 どちらも返済不要の支援ですが、特徴が異なるため、まずは基本の違いを確認しましょう。 補助金 補助金は、新たな事業や設備投資など「未来への取り組み」を支援する制度です。 ただし申請後に審査があり、採択されないともらえません。支援額は高額になることが多く、数百万円~数千万円規模の事業にも対応しています。 公募期間が決まっているため、計画的な準備が重要です。 助成金 助成金は、定められた条件を満たしていれば申請だけで受給できます。 補助金に比べ支援額はやや低めですが、数十万円規模の小規模な改修には活用しやすい特徴があります。 ただし、予算が上限に達すると期間内でも終了するため、早めの申請が必要です。   このように、 大規模な設備投資や事業転換なら「補助金」 省エネやバリアフリーなど特定条件なら「助成金」 といったように、事業の性質や施設の改修計画に合わせて、どちらが適しているか検討してみましょう。 宿泊業のリニューアル・改修向け補助金制度の概要 コロナ後の需要増やインバウンド対応を見据え、宿泊施設のリニューアルや改修を計画されるケースが増えています。 国や自治体では、観光業の活性化や地域経済の再生を目的に、宿泊事業者向けの補助制度を複数用意しています。 宿泊業向けの補助金制度が充実している理由 そもそも、国や自治体が宿泊施設のリニューアル・改修を支援するのには、大きく3つの理由があります。 観光需要の回復とインバウンド促進 海外からのお客様が増加傾向にある今、日本の宿泊施設の魅力を高め、より多くの方に訪れてもらうことを目指しています。 地方創生・地域経済活性化 地方の旅館やホテルがリニューアルすることで、観光客が増え、地域経済が活性化することが期待されています。 コロナ禍からの経営再建 コロナ禍で大きな影響を受けた宿泊事業者の負担を軽減し、リニューアルや新たな取り組みを後押ししたいと考えています。 このような背景から、国や自治体は様々な補助金や助成金を用意し、宿泊施設のリニューアルをサポートしているのです。 つまり、上記の意図を加味したリニューアルや改修工事なら、補助金が採択されやすいことを、念頭に置いておきましょう。 どんなリニューアルに使える?対象範囲をチェック 補助金や助成金が利用できるリニューアル・改修の範囲は多岐にわたります。 最近では、特に以下のような取り組みが対象となりやすいです。 バリアフリー化 車椅子対応の改修や段差の解消、手すり設置など高齢者や障がい者が安心して使える改修。 省エネ・環境対応 高効率空調、断熱塗装、防水、太陽光発電など環境配慮型の改修。 インバウンド対策 多言語対応、Wi-Fi環境、洋式トイレ、ユニバーサルデザインなど外国人観光客対応の設備整備。 このような取り組みは、観光庁などが実施する支援事業で補助対象となりやすく、外装や設備の大幅なグレードアップに活用できます。 申請資格や対象要件について 補助金や助成金を申請するためには、いくつかの条件を満たす必要があります。 以下に、主な例を取り上げますので参考にしてみてください。 企業規模:  多くの場合、中小企業基本法で定められた従業員数や資本金の要件を満たす必要があります。宿泊業では、「常時使用する従業員が20人以下」であれば、小規模事業者向けの補助金を利用できるケースが多く見られます。 事業計画:  どのような設備投資を行い、それによってどのような経営改善効果が見込めるのかを具体的に示した事業計画書の作成が必須です。 制度ごとの要件:  補助金によっては、特定の地域での事業であることや、過去に同様の補助金を受けていないことなど、追加の要件が設けられている場合があります。逆に、国と自治体の制度を併用できる場合もあります。 その他、補助金や助成金ごとに細かな要件が定められています。 申請にあたっては、必ず募集要項をしっかりと確認し、不明な点があれば事前に問い合わせるなど、慎重に進めるようにしましょう。 【2025年版】東北6県の宿泊施設リニューアル・改修向け補助金・助成金一覧 ここからは、2025年に活用できる可能性のある、全国共通の補助金制度と東北6県の特徴的な助成制度についてご紹介します。 なお、以下の内容には確定的でない情報も含まれる可能性があるため、詳細は各制度の公式ウェブサイトにてご確認ください。 全国共通で活用できる主な支援制度 【中小企業庁】事業再構築補助金 宿泊施設が新たなビジネスモデルを構築し、業態転換や大規模な設備投資を行う際に活用できる補助金です。 認定支援機関のサポートを受けながら、施設の競争力を高めるチャンスを提供します。 また、年に数回の公募があるので、応募しやすいこともメリットです。 項目 内容 対象事業 大型投資や業態転換 対象経費 設備投資、業態転換に必要な経費 補助額 最大数千万円 補助率 2/3~3/4 申請期間 ※年数回(公募あり) 第13回公募 2025年1月10日(金) ~ 2025年3月26日(水)18:00 詳細については、公式サイトで最新情報をご確認ください。 公式サイト: 事業再構築補助金 【商工会・商工会議所】小規模事業者持続化補助金 従業員20人以下の宿泊施設が、集客力向上やサービス改善のための取り組みに活用できる補助金です。 商工会議所のサポートを受けながら、販路開拓や経営力強化を目指すことができます。 項目 内容 対象事業 小規模事業者の持続化 対象経費 広告宣伝費、設備投資など 補助額 上限50万円 補助率 2/3 申請期間 ※年数回(公募あり) 第17回 2025年5月1日(木) ~ 2025年6月13日(金)17:00 詳細については、公式サイトで最新情報をご確認ください。 公式サイト:小規模事業者持続化補助金<一般型> 【観光庁】地方誘客促進に向けたインバウンド安全・安心対策推進事業 観光地における災害時の避難所機能強化、多言語対応の充実、訪日外国人患者の受入体制強化、観光危機管理の強化などを目的とした補助金です。 観光施設や観光案内所、地方公共団体などが対象となります。 項目 内容 対象事業 災害時の避難所機能強化 多言語対応機能強化 訪日外国人患者受入機能強化 観光危機管理の強化 対象経費 上記目的達成のための設備導入費、システム開発費など 補助額 補助対象経費の1/2以内 ※「災害時等における観光危機管理の強化」は上限500万円 補助率 1/2 申請期間 2025年2月7日(金)~2025年9月26日(金)17:00必着 ※予算がなくなり次第、予告なく募集終了 詳細については、公式サイトで最新情報をご確認ください。 公式サイト:観光庁 【観光庁】宿泊施設サステナビリティ強化支援事業 省エネ設備の導入や環境負荷低減のための改修を行う宿泊施設を支援する補助金です。 持続可能な経営を目指す施設に最適です。 項目 内容 対象事業 省エネ設備導入・環境負荷低減改修 対象経費 設備投資、改修工事等 補助額 上限1,000万円 補助率 1/2 申請期間 2025年3月24日~5月30日 詳細については、公式サイトで最新情報をご確認ください。 公式サイト:観光庁 【観光庁】観光地ユニバーサルツーリズム創出事業 宿泊施設や観光地のバリアフリー改修、防災設備整備等を支援する制度です。 多様なニーズに応える施設づくりを推進します。 2025年1月に事務局の公募があったため、近日中に事業者向けの公募が発表される見込みです。 項目 内容 対象事業 バリアフリー改修、防災設備整備 対象経費 建物改修、設備導入等 補助額 上限1,500万円(前年度) 補助率 1/2(前年度) 申請期間 年度によって異なる 次回の公募については、公式サイトで最新情報をご確認ください。 公式サイト:観光庁 【青森県】の主な助成・支援策 青森県サステナブルホテル整備推進事業 環境に配慮したホテル経営を目指す宿泊施設オーナーに向けた支援制度です。 省エネ設備やエコ認証取得に対して補助が受けられ、持続可能な経営を実現するためのサポートとなります。 青森県では、サステナブル対応を強力に推進するため「サステナブル観光県青森」を掲げています。 そのため、現時点での公募はありませんが、令和7年度も同様の制度があるのではないかと期待されています。 項目 内容 対象事業 環境に配慮したホテル経営 対象経費 省エネ設備、エコ認証取得 補助額 上限100万円 補助率 1/2 申請期間 年度によって異なる 次回の公募については、公式サイトで最新情報をご確認ください。 公式サイト:青森県 【秋田県】の主な助成・支援策 宿泊事業者経営力強化支援事業費補助金 冬季誘客やインバウンド促進を目指す宿泊施設オーナーにとって有用な制度です。 経営基盤の強化に役立ちます。 項目 内容 対象事業 冬季誘客、インバウンド促進 対象経費 機械設備導入費 人材確保設備 新規開業備品 補助額 上限750万円 補助率 1/2以内 申請期間 2025年4月1日〜2025年4月18日 詳細については、公式サイトで最新情報をご確認ください。 公式サイト:秋田県 【山形県】の主な助成・支援策 最新情報が上がって来次第、更新します。 【宮城県】主な助成・支援策 最新情報が上がって来次第、更新します。 【岩手県】の主な助成・支援策 最新情報が上がって来次第、更新します。 【福島県】の主な助成・支援策 最新情報が上がって来次第、更新します。 補助金・助成金以外に検討したい費用軽減策 補助金や助成金以外にも、改修・リニューアルの費用を抑える方法があります。 ここでは、2つの方法を紹介します。 固定資産税の軽減 市区町村に「先端設備等導入計画」を提出し、認定を受けると、固定資産税が安くなることがあります。 これは、中小企業などが、より性能の良い新しい設備を導入したときに、その設備の固定資産税が一定期間安くなる制度です。 例えば、省エネ効果の高いエアコンや、最新技術を使った外壁塗装なども対象になることがあります。 詳しくは、設備を設置する市区町村にお問い合わせください。 金融支援 また、日本政策金融公庫をはじめとした金融機関では、中小企業や小規模事業者向けに低金利の融資制度を用意しています。 特に宿泊施設の経営改善や事業承継を目的とした改修であれば、長期間かつ低利の資金調達が可能です。 さらに、金融機関からの融資を受ける際に「信用保証協会」を活用すると、融資が受けやすくなるメリットがあります。   また、施設の改修そのものではなく、人材採用や育成に関する助成金を活用することも可能です。 こうした助成金を利用し、人件費を抑えることで浮いた資金を施設改修に回す方法もあります。 ぜひ、これらの制度の活用も検討してみましょう。 補助金申請の手続きと成功のポイント 補助金を活用する前に、まずは申請の流れと注意点をしっかり押さえておきましょう。 特に宿泊施設の場合、旅館業法や消防法など、様々な法令が関係するため、注意が必要です。 宿泊施設特有の申請フロー ①:事前準備 まずは、改修工事を計画する前に、旅館業法、消防法、建築基準法など関連法規や自治体の条例を確認しましょう。 大規模な改修や客室数変更を伴う場合は、消防署、保健所、建築指導課など関係機関へ事前相談する必要があります。 オンライン申請にはGビズIDが求められる場合もあり、取得には2~3週間程度かかるため、早めの対応が必要です。 ②:事業計画書の作成 補助金申請では、改修内容や工事費用、期待される集客効果などを具体的に記載した事業計画書を提出します。 施設の魅力向上や地域への貢献度を具体的に示すと、審査での評価が高くなる傾向があります。 計画書とともに見積書や改修図面の準備も忘れないようにしましょう。 ③:申請書類の提出 募集要項をしっかり確認し、書類に漏れや不備がないかを丁寧にチェックしましょう。 宿泊施設の場合、衛生管理や防災関連など、特有の書類が必要な場合があります。 国の補助金はオンライン申請が多いですが、自治体によっては郵送等が必要な場合があります。 ④:審査・交付決定 審査では、改修内容の必要性や効果、地域経済や防災への貢献などがチェックされます。 また、補助金は原則として交付決定前に工事を開始すると支援対象外になることがほとんどです。必ず交付決定後に工事をスタートするようスケジュールを調整しましょう。 ⑤:事業実施・実績報告 計画通り工事を行い、完了後には領収書や施工後の写真、図面、消防検査済証、保健所確認書などの必要書類をまとめて実績報告を行います。 提出書類の漏れがあると補助金が交付されない可能性があるため、丁寧に確認することが重要です。 申請時の注意点 申請を成功させるためには、以下の注意点を意識して進めましょう。 書類の不備・漏れに注意する 書類に不備があると審査が遅れたり、最悪の場合は不採択になることがあります。特に見積書や改修計画、改修前後の写真や図面など、提出書類は細かくチェックしましょう。 資金調達のタイミングを計画的に進める 補助金の多くは後払いのため、改修工事を先に自己資金や融資で立て替える必要があります。着工前に資金計画が整っていないと、工事の遅延や資金繰りの問題が生じる可能性があります。 法令上の手続きを事前に完了させる 旅館業法や消防法など関連法規を守らないまま着工すると、補助金対象外になるだけでなく、工事自体が中止ややり直しになる可能性もあります。関係機関への届け出や許可申請を必ず済ませておきましょう。 採択後の情報公開に備える 補助金が採択されると、事業内容が公開される場合があります。情報に誤りがあると施設の信用にも関わります。また、公開情報をうまく活用し、施設のブランド価値向上につなげることも検討しましょう。 宿泊施設の改修で補助金・助成金を活用するには、一般的な申請手続きに加えて、関連法規の確認、関係機関への事前相談など、どうしても自社だけで完結できない工程が絡みます。 宿泊施設ならではの注意点も押さえつつ、余裕をもったスケジュールで申請を行いましょう。 補助金・助成金を活用して、理想の宿泊施設へ! 今回の記事では、宿泊施設のリニューアル・改修に活用できる補助金・助成金について、東北地方で利用できる制度を中心に紹介しました。 補助金・助成金の情報は、毎年度更新されたり、新しい制度が追加されたりすることがあります。 常に最新の情報をチェックし、自施設のリニューアル計画に合った制度を見つけください! ゆうき総業では、ホテルや旅館など宿泊施設のリニューアルや改修工事を数多く手がけた実績があります。補助金・助成金を活用した施工実績も豊富です。 景観を守りながら工事ができる「無足場工法」や、多能工職人だからこそ内装から外装改修まで一貫して対応できるなど、オーナーにも宿泊客にも安心していただける工事に自信があります。 「そろそろリニューアルをしたいけれど、何から始めたらいいかわからない…」という方はぜひ一度、当社にご相談ください。お客様の状況やご要望に合わせて、最適なプランをご提案いたします。 >>>ホテル・旅館のオーナー向けページ

大規模修繕の周期は12年→18年に延長できる?建物の劣化状況の診断が大切 | 大規模修繕

大規模修繕の周期は12年→18年に延長できる?建物の劣化状況の診断が大切

大規模修繕の実施時期・周期の目安 一般的に12年周期で実施されることが多いですが、これには国土交通省のガイドラインの影響や、特定建築物定期調査における全面打診調査の義務化、塗膜などの劣化を考慮していることなどが理由として挙げられます。 しかし、大規模修繕の実施時期は、マンションの具体的な劣化状況に応じて前後することがあります。 まずは築10年目に行う初回診断で、正確な劣化状態をしっかり把握し、その後、外壁を中心とした修繕から、内部の付属部位も含めた修繕へと範囲が広がっていきます。25〜30年を超えると、建物全域にわたる修繕や設備の更新、耐震補強なども必要になります。 計画的な修繕を行わないと、劣化が進行し修繕費用も増大してしまいます。 まずは、12年を基本周期としつつも、マンションの個別状況に合わせた調整が大切です。 関連記事 築年数ごとの修繕内容の目安 マンションの大規模修繕では、建物の各部位や設備ごとに修繕・更新の時期の目安があります。築年数に応じたメンテナンスポイントと修繕箇所は以下の通りです。 築4~6年 鉄部塗装などの劣化兆候が現れ始めるため、建物点検報告書を確認し、長期修繕計画の見直しを行います。 築7~10年 大規模修繕工事に向けての準備期間です。建物点検報告書を確認し、建物診断の受診をおすすめします。修繕箇所は鉄部、屋根、屋上、給水ポンプ、雨水排水ポンプなどです。 築11~15年 第1回大規模修繕工事(屋上防水・電気設備)、インターホン等の修繕を実施し、長期修繕計画を見直します。修繕箇所は鉄部、外壁、屋根、屋上、電灯設備、廊下・階段、バルコニー、インターホン、TVアンテナ等、消火栓等、エントランス、集会室等、機械式駐車場、付属施設、車道・歩道・植栽等です。 築16~20年 鉄部塗装・屋上防水、自火報関連、機械式駐車場、給排水ポンプ等の修繕を行います。設備診断の受診をおすすめします。 築21~25年 第2回大規模修繕工事(給水管交換)を実施し、長期修繕計画を見直します。修繕箇所は第1回大規模修繕工事に加え、エレベーター、給水管、雑排水管、給水ポンプ、雨水排水ポンプなどです。 築26~30年 エレベーター交換、インターホンの修繕を行います。 築31~40年 第3回大規模修繕工事(玄関ドア交換、サッシ交換、手摺交換)、排水管更新を実施し、長期修繕計画を見直します。機能・性能・材質面の更新を含む改良工事の検討が必要です。 建物本体では、傾斜屋根、陸屋根・ルーフバルコニー、外壁、雨樋、ベランダ、階段・廊下などの修繕時期の目安は11~15年目となっています。 室内設備では、給湯・バランス釜、エアコン、浴室設備、厨房設備、洗面化粧台、トイレなどの修理の目安が5~10年目、一斉交換の目安が11~15年目となっています。 その他、配管、外部建具、外構、浄化槽、給水設備、エレベーターなどの修繕・更新時期の目安も部位ごとに異なりますので、各劣化状況を定期的にチェックし、適切な時期に修繕・更新を行うことが重要です。 大規模修繕の周期の、建物の種類による違い マンションの大規模修繕の周期は、建物の種類によって異なります。 分譲マンションの場合、修繕委員会などが設置され、ガイドラインに基づいて大規模修繕が実施されます。 一方、商業ビルや賃貸マンションなどの収益ビルの大規模修繕は、オーナーの判断により行われ、具体的な周期を定めたガイドラインはありません。ただし、建物の規模によって1年ごとか3年ごとの定期報告が必要であり、外壁の全面調査も義務付けられています。 収益ビルの大規模修繕の周期 収益ビルの所有者は、適切な補修や修繕を行うことで資産価値を維持し、新技術を導入するリノベーションにより資産価値を向上させる必要があり、これは店舗やオフィスへのリーシングを行う上でも重要な要素となります。 さらに、建物の所有者には管理責任があり、漏水などの事故が発生した場合、店舗への賠償責任が生じる可能性もあるため、安全性の確保は重要です。 収益ビルの大規模修繕の周期は、日常のメンテナンス状況により異なるため、一概に決めることはできません。ただし、建材の平均的な寿命などを参考に、大まかな目安を立てることが重要です。 例えば、屋上防水の耐用年数は、アスファルト防水で15〜25年、シート防水で10〜15年、ウレタン防水で10〜12年となっています。 外壁塗装や屋上防水、エレベーターや給排水管の交換といった様々な箇所の修繕や改修のタイミングや費用を、あらかじめ長期修繕計画として立てておくことが重要です。 この計画をもとに、実際の建物調査により具体的な計画立案を行い、5年程度ごとに見直しを行うことが推奨されます。長期修繕計画を立て、修繕に必要な資金の目安を作り、修繕積立金の額を想定することで、利益の確認もできるようになります。 大規模修繕のタイミングは建物の状況によって異なる 同じ築年数や戸数であっても、建物の形状、構造、環境、管理状況などの要因により、劣化の進行や故障の発生は建物ごとに異なるため、一律に周期や回数を決めることはできません。 大規模修繕の実施については、各管理組合が建物の状況を見極めて判断することが多いです。 一般的な目安としては12~15年程度とされており、大規模修繕工事のタイミングは、長期修繕計画に記載されています。 近年、大規模修繕の周期を延ばす動きも出てきましたが、実施時期は建物の状況に大きく依存します。適切な時期を判断するために、まず建物診断を行い、現状を確認することが重要です。 多くのマンションでは、築10年を超えた頃から情報収集や修繕委員会の立ち上げ、建物診断の実施など、少しずつ準備を始めます。 大規模修繕工事の準備には通常1~2年程度かかるため、工事時期を延ばす場合はさらに検討時間が必要になります。 大規模修繕工事は資金計画とも直結しているため、長期修繕計画は5年ごとに見直し、現状を反映させることが重要です。 大規模修繕の前に建物診断、全面打診調査を実施する マンションの大規模修繕を行う前には、建物の状態を正確に把握するために、建物診断と全面打診調査を実施することが重要です。 建築基準法では、建築物の所有者、管理者、占有者は、建物を常に適法な状態に維持するよう努めなければならないと定められています。 特に、平成20年4月の建築基準法改正により、タイル貼りやモルタル仕上げのマンションは、竣工や改修から10年を経過した場合、3年以内に外壁の全面打診調査を実施することが義務付けられました。 この調査は、外壁のタイル落下事故を防止することを目的としています。 全面打診調査には足場が必要であり、コストがかかるため、大規模修繕工事と同時に全面打診調査を行うのが効率的です。 これが、12年ごとに大規模修繕工事を実施するという考え方が一般的になった理由の一つです。 5~15年ごとの建物診断で修繕の実施時期や修繕範囲を決める 建物診断は、日常点検や定期点検とは別に、概ね5~15年ごとに行われ、長期修繕計画に記載された全ての項目を対象とします。 診断方法には、目視、打診、触診、機械による計測調査などがあり、詳細な調査が行われます。 建物診断の結果は、大規模修繕の実施時期や修繕範囲、修繕仕様を決める根拠となり、おおまかな修繕費用の概算も算出できます。建物診断には無料診断と有料診断の2種類があります。 無料診断は簡易な目視や触診、打診などを行い、一定の劣化や不具合を確認する診断で、一方、有料診断は、目視や触診、打診に加え、機械調査まで行う場合が多く、費用は建物の大きさや形状により数十万円から数百万円程度かかります。 複数の工事会社や調査会社による建物診断や工事見積を受けることで、多様な視点からの診断を受けることができ、見落としリスクの軽減につながります。 大規模修繕は数を重ねるごとに内容や改修箇所が変わる 最初の大規模修繕工事が築後12年頃に行われるとすると、2回目は築後24年頃に実施されますが、2回目以降の工事は、建物の劣化度合いが1回目とは異なるため、改修内容も変わってきます。 1回目の大規模修繕は主に建物の外部を中心に行われますが、2回目では建物内部の付属的な部位やパーツの改修も含まれるようになり、3回目になると、建物内部の主要な設備や部材の更新に加え、耐震補強工事や省エネ化工事といった時代に合わせた工事も求められることがあります。 回を重ねるごとにコストが増大していくことは避けられないため、修繕費用の確保を適切に想定しておく必要があります。 また、新築時には最先端の機能・性能を有していた建物でも、築年数が経てば陳腐化してしまうことがよくあります。居住者のニーズに応じて、大規模修繕と合わせてリフォーム、リニューアル、リノベーションといったグレードアップの工事を実施することも必要となります。 大規模修繕の目的が「維持」から「機能復旧・アップグレート」へ変わっていく 1回目の大規模修繕では建物の維持・保全が主な目的ですが、2回目は機能復旧、3回目では機能復旧に加えてグレードアップが目的となります。 大規模修繕工事は、仮設工事、下地補修工事、タイル補修工事、シーリング工事、外壁塗装工事、鉄部塗装工事、防水工事など、複数のステップに分けて行われますが、2回目以降の工事では、建物の劣化具合に応じてより多くのステップで、踏み込んだ工事が必要となり工事期間も長く、費用も高くなる傾向にあります。 3回目以降になると、排水管やサッシ、電気設備などの工事やバリアフリー設備の増設なども考慮する必要があり、さらなる費用の増加が予想されます。 マンションの大規模修繕工事は、25~30年の長期的スパンで考えるべきものであり、12年周期をひとつの目安として、工事と費用を確保するためのロードマップを作成しておくことが重要です。

マンション大規模修繕でベランダが使えない?日数やトラブル防止の注意点を解説 | 大規模修繕

マンション大規模修繕でベランダが使えない?日数やトラブル防止の注意点を解説

大規模修繕工事の範囲はエレベーターや廊下などの誰でも使える共用部以外にも「ベランダ」も含まれ、工事中は施工会社の立ち入りが可能となります。 とはいえ、日頃は「自分たちの専用部分」として使用しているため、突然使えなくなることで日常生活に大きな影響があるでしょう。 また、これらの対応に関しては、業者側ではなく居住者側が対応しなくてはいけないのもポイントです。 では、ベランダはどれほど使えなくなるのか?マンションの居住者は、いったい何をしなくてはいけないのか? 本記事では、大規模修繕工事におけるベランダの使用制限とその期間、知っておきたい注意点などを詳しく解説していきます。 これを読めば、「知らなかった」というトラブルも防げるでしょう。 マンション大規模修繕時はベランダが使えない? 結論から言うと、大規模修繕工事期間中は、ベランダの使用に関して様々な制限が設けられます。主な制限として、ベランダへの立ち入りが禁止され、洗濯物を干すことができなくなります。また、ベランダに置いてある私物をすべて片付ける必要もあります。 まずは、ベランダが使えない理由、具体的な作業内容、そして使用制限の期間について詳しく見ていきましょう。 ベランダが使えない理由 まず重要なのは、マンションのバルコニー(ベランダ)が実は共用部分であるという点です。日常の生活では各住戸が自由に使えますが、法的には建物全体の一部として扱われます。そのため、ベランダも大規模修繕工事の対象となるのです。 ベランダが使えなくなる理由は、主に二つあります。足場の設置と安全確保、そして塗装や防水工事の影響です。 まず一つ目は、足場の設置と安全確保です。工事の事故を防ぐため、ベランダに足場を組み立てて、居住者の立ち入りを制限します。 二つ目は、塗装や防水工事の影響です。塗料や防水材を塗って乾かす間は、どうしてもベランダが使えなくなります。 具体的な工事内容 大規模修繕時のベランダ工事では、主に以下の作業が行われます。 防水工事 ベランダの床面に新たな防水層を形成します。ウレタン塗膜、シート防水、FRP防水などの工法が用いられ、状況に応じて最適な方法が選択されます。既存の防水層を撤去し、下地処理を行った後、新しい防水材を施工します。 塗装工事 外壁や手すりの塗り替えを行います。油性塗料、水性塗料、シリコン塗料など、素材や環境に適した塗料を使用します。下地処理、プライマー塗布、上塗りの順で作業が進められ、天候や気温を考慮しながら進めていきます。 鉄部補修工事 手すりやサッシなどの金属部分を補修します。錆びた箇所をワイヤーブラシや電動工具で除去し、防錆剤を塗布します。その後、下塗り、中塗り、上塗りの順で塗装を行います。劣化が著しい場合は、部材の交換も検討されます。 排水管清掃・補修工事 ベランダの排水管を清掃し、必要に応じて補修します。高圧洗浄機を使用して配管内部の汚れや詰まりを除去します。亀裂や破損が見つかった場合は、部分的な補修や配管の交換を行います。排水勾配の調整も必要に応じて実施されます。 ベランダが使えない日数 ベランダが使えない期間は、マンションの規模や工事の内容によって異なります。一般的には2〜4週間程度とされていますが、これはあくまで目安です。 実際の期間は、天候や予期せぬ事態により変動する可能性があります。長雨で工事が遅れたり、予想外の補修箇所が見つかったりすることもあるでしょう。 ただし、工事期間中ずっとベランダが使えないわけではありません。工事の進み具合に応じて、少しずつ使用できる範囲が広がっていきます。例えば、塗装が終わった後の乾燥期間中には、「洗濯物を干すだけなら大丈夫」といった具合に、部分的に使用できるようになることもあります。 トラブル防止!事前に知っておきたい注意点 ベランダが使えない理由や期間について説明しましたが、トラブルを防ぐため、事前に知っておきたい注意点もご説明します。 ベランダの大規模修繕は居住者の同意が不要 先ほどお話した通り、バルコニー(ベランダ)は共用部分に該当するため、大規模修繕の対象となります。それぞれの居住者の意向に関わらず、修繕工事が実施されることを理解しておく必要があります。安全性や建物の維持管理の観点から、「うちのベランダは大丈夫です」と断ることはできないんですね。 私物の移動や処分は居住者の自己負担 工事に先立ち、バルコニーに置かれている私物の移動や処分が必要となります。この作業にかかる費用は、原則として各居住者の自己負担となります。大型の家具や植木鉢、エアコンの室外機など、移動に専門業者が必要な場合も、その費用は居住者が負担することになります。 これらの点を事前に知っておくことで、こんなはずじゃなかったというトラブルを抑えることができます。 ベランダの使用制限への対策と準備すべきこと ここからは、スムーズに工事を進めるためのポイントをご紹介します。 工事スケジュールを把握し、計画的な片づけを ベランダ工事の具体的な日程を確認し、片づけに必要な期間を見積もっておくことで、慌てずに対応できます。一般的に、工事開始の1〜2ヶ月前から準備を始めるのが良いでしょう。特に、大型の植木鉢や家具など、移動に時間がかかるものがある場合は、余裕を持って計画を立てましょう。 休日を利用して少しずつ片づけを進めるなど、自分なりの方法を見つけてみてください。 ベランダの整理と片付け 工事の妨げとなる物品を撤去します。エアコンの室外機、物干し竿、プランターなど、普段ベランダに置いているものを室内や指定の場所に移動させましょう。特に大型の植木鉢や重い家具は、早めに移動しておくと安心です。 室外機の移設とエアコンの使用制限 エアコンの室外機は、大規模修繕の際には一時的に移動が必要になることがあります。この作業は専門業者が行いますので、居住者の方が直接手を加える必要はないのでご安心ください。 ただし、スムーズに作業を進めるために、室外機の上や周りに物を置いている場合は、事前に片付けることをおすすめします。室外機の周囲にはある程度のスペースを確保しておくと、作業員の方が安全に仕事を行えます。 また、移設に伴ってエアコンの使用に制限がある場合は、事前に工事スケジュールを確認し、外出の予定を立てることをおすすめします。 洗濯物の干し場所の確保 工事期間中は外干しが制限されます。洗濯物は室内干しで対応し、難しいようであれば、コインランドリーを活用するなど、事前に検討しておきましょう。 困ったら施工業者と積極的に「コミュニケーション」を取ろう 疑問点や要望があれば、遠慮なく伝えましょう。例えば、バルコニー内の備品の片付けや移動に困った場合、施工業者のスタッフがお手伝いしてくれることもあります。 また、不用品の処分に対応してくれる場合もあるので、積極的に相談してみるのも良いでしょう。施工業者も、コミュニケーションをとってもらった方が助かるので、あまり気を遣わず相談してみましょう! ベランダに関するその他のよくある質問 Q1: ベランダの手すりや床に取り付けた私物はどうすればいいですか? A: 工事の妨げになるため、一時的に取り外す必要があります。工事業者の指示に従い、適切に保管しましょう。工事後の再設置方法も確認しておくとよいでしょう。 Q2: ウッドデッキ・タイルはそのままでも大丈夫? A: 基本的に撤去が必要です。工事業者の指示に従い対応しましょう。将来の修繕を考え、着脱が容易なタイプの選択をおすすめします。 Q3: ペットのケージや小屋はどうすればいいですか? A: 室内に移動させるのが基本です。難しい場合は、一時的にペットホテルの利用も検討する必要があるでしょう。 Q4: ベランダの照明器具や防犯カメラはどうなりますか? A: 工事の邪魔になる場合は一時的に取り外します。工事業者と相談しましょう。工事後の再設置方法も確認しておくとよいでしょう。 Q5: 工事中にベランダを使用する必要がある場合(例:避難時)はどうすればいいですか? A: 管理組合や工事業者と事前に対応を確認しておきましょう。緊急時の避難経路や連絡方法を把握し、マンション住民全員で共有することが重要です。 まとめ:マンション大規模修繕中のベランダ対策は計画的に! 大規模修繕工事中は、ベランダの使用制限など一時的な不便は避けられないため、事前に準備しておくことが大切です。またそのためには、施工業者からの丁寧な説明や対応も不可欠です。 当社では、施工主や施工業者との強い連携が強みの一つです。 どのような安全確保をおこない、どこまでの工程で、何を保証するのかを事前にしっかり取り決めます。施工主および施工業者と連携しつつ、居住者・利用者の不便にならないよう最大限配慮しながら工事を進めます。 大規模修繕をより円滑に進めるためのアドバイスが必要な方は、ぜひ当社までご相談ください。豊富な実績とご提案で、サポートさせていただきます。 ゆうき総業が選ばれ続ける理由とは?

工場・倉庫の床塗装は塗床で解決!修繕のサインや費用・工期を徹底解説 | 内装工事

工場・倉庫の床塗装は塗床で解決!修繕のサインや費用・工期を徹底解説

工場や倉庫で「床にヒビが入っている」「滑りやすくなっていて危ない」と感じたことはありませんか? ヒビ割れや傷、粉塵が目立つ床は、作業効率が下がり、安全性にも影響を与えます。 しかし、「費用はどのくらいかかるのか」「稼働を止めずに工事できるのか」など、という疑問を持った方も多いと思います。 この記事では、工場・倉庫の床修繕に用いられる塗床工事について、 床劣化が重要な理由・リスク 代表的な塗料の比較 事例からみる費用と工期の目安 業者選びのポイント といった具体的なデータや事例を交え、詳しく解説します。 工場・倉庫の床修繕「塗床」が重要な理由 工場や倉庫では、日々の荷物移動や重機の走行、そして作業員が往来することでコンクリート床に大きな負荷がかかります。 放置すると、劣化が進み転倒事故や生産効率ダウンといったリスクを招くため、定期的な床修繕はとても重要です。 塗床(ぬりゆか)と呼ばれる工法では、主にエポキシ樹脂やウレタン樹脂などの塗料を使い、コンクリート床を摩耗や腐食から保護します。 塗床は、床を単に塗装するだけではなく、床の機能を根本から向上させることを目的としています。 重要な理由やリスクについてもう少し細かく見ていきます。 転倒事故のリスクを防ぐ 床のひび割れや凹凸があると、作業員がつまずきやすくなり、転倒事故のリスクが高まります。 実は、厚生労働省の労働災害統計によると、製造業の転倒事故による死傷災害は年間で5,823件も報告されています。 出典:令和5年労働災害発生状況の分析等(厚生労働省) コンクリートを保護する 工場や倉庫では、日常的な歩行や機械の往来、酸性薬剤や油脂の付着により、床面のコンクリートが摩耗や腐食していきます。塗床はこれらのダメージからコンクリートを守り、長期間にわたって床を安全で丈夫な状態に保ちます。 発塵を防止し異物混入や衛生問題を防ぐ 下地コンクリートがむき出しの状態では、摩耗によって細かな粉塵が発生しやすくなります。 粉塵が舞いやすい状態だと、食品や医薬品などに異物混入が発生する可能性があります。これが、クレームや出荷停止につながるケースも考えられます。 塗床を施すことで、発塵を抑え、食品工場や医療施設のように高い清潔基準が求められる現場でも衛生的な環境を維持できます。 耐荷重性を強化する 重機やフォークリフトが頻繁に通行するエリアでは、床への負荷が大きく、下地コンクリートが劣化しやすくなります。塗床により耐荷重性を強化することで重量物の移動が多い現場でも安心して使用できる床を作ります。 色分けにより作業効率を上げる 塗床を施工する際に作業エリアを色分けすることで、作業区域を明確に分けられます。これにより、作業員が効率よく動ける環境を作り、生産性の向上にもつながります。 見た目が良くなる 塗床は、傷んだ床を綺麗に仕上げることで工場や倉庫の外観を整えます。企業訪問者への印象が良くなるだけでなく、従業員のモチベーション向上にもつながります。   塗床修繕は、見た目を整えるだけでなく、安全で効率的な環境作りにも役立っているんですね。 続いては、どのようなサインが修繕を検討すべき合図なのか、詳しく見ていきましょう。 今すぐ検討すべき!工場や倉庫の塗床修繕のサインは? では、工場や倉庫の塗床修繕を検討するタイミングは、どのように判断すればよいのでしょうか? ついつい見過ごしてしまいがちな劣化のサインも、少し意識するだけで気づけることがあります。それを放置すると、安全性や作業効率に悪影響を及ぼす可能性も。 ここでは、修繕を検討すべき具体的なサインについて詳しく解説します。 床面のヒビや剥がれ 工場や倉庫のコンクリート床にヒビや剥がれがある場合は、耐久性が落ちている証拠です。この状態を見逃さないことが重要です。破片が出ると作業環境が悪化し、従業員や機材に影響を与える可能性があります。 滑りやすい床 工場や倉庫の床が滑りやすくなっている場合、表面加工が劣化していることが考えられます。特に水や油を使う現場では、転倒事故の原因となるため、早急な対応が必要です。 汚れが目立つようになった 塗床が劣化すると、表面が粗くなり汚れが入り込みやすくなります。床を掃除しても汚れが取れにくく、清潔さを保ちにくい状態になる場合は、修繕によって元の状態を取り戻せます。 粉塵が発生しやすい 粉塵が発生する場合は、防塵性能が低下している可能性があります。食品工場や医療施設では衛生管理に直結するため、早急な対応が必要です。 変色やライン消失 紫外線や薬品の影響で、塗床の色が変わっていたり、通路や作業エリアのラインが消えかけていませんか。 ラインが見えないと作業区分が曖昧になり、稼働率が落ちたり事故リスクが高まったりします。   どうでしょう?見過ごしがちですが、こういった状態に見覚えはありませんか?これらのサインに気づいたら、早めの対応で、安全で快適な作業環境を維持しましょう。 次は、塗床修繕で重要な塗装選びのポイントについて解説します。 床修繕の主要な工法と塗料比較 塗床工事では、エポキシ樹脂・ウレタン樹脂・MMA樹脂といった塗料がよく使われます。 それぞれ特徴が異なり、下地補修の有無や必要な耐久度によって選び方が変わります。 下記はあくまで目安ですが、塗料選びの参考にしてください。 塗料 耐用年数目安 硬化時間 1㎡あたり費用帯 特徴・メリット デメリット エポキシ樹脂 約5〜8年 常温24〜48時間 4,000〜8,000円 ・高い耐摩耗性と耐薬品性 ・光沢があり美観◎ ・食品工場や物流倉庫で実績が多い ・弾性が低め→強い衝撃にはひび割れ注意 ・硬化に時間がかかる 硬質ウレタン樹脂 約3〜5年 常温12〜24時間 3,500〜7,000円 ・柔軟性があり衝撃に強い ・滑り止め効果を付与しやすい ・軽作業エリア向け ・エポキシより耐薬品性がやや劣る ・表面硬度はエポキシほど高くない MMA(メタクリル)樹脂 約5〜7年 1〜2時間(超速硬化) 7,000〜12,000円 ・短工期で稼働をほとんど止めずに施工可能 ・低温下(0℃以下)でも硬化 ・24時間稼働の工場や冷凍施設向き ・臭気が強い(換気必須) ・材料コストが高め ※上記費用には下地調整や既存塗膜の撤去、施工厚みなどで変動があり、あくまで概算です。エポキシが最も実績豊富で、ウレタンは衝撃や振動に強く、MMAは「短時間で稼働再開したい」施設に最適といえます。 1. エポキシ樹脂 耐薬品性・耐摩耗性に優れ、重機やフォークリフトを頻繁に使用する現場や、食品工場・物流倉庫で広く採用されています。 光沢のある仕上がりで美観も良い反面、弾性が低いので強い衝撃が加わる場所ではひび割れリスクがあります。 こちらの弊社の施工事例では、耐久性を重視した床の修繕を行い、作業環境の改善に貢献しました。 2. 硬質ウレタン樹脂 硬質ウレタン樹脂は、柔軟性があるので衝撃をある程度吸収し、軽作業エリアや歩行頻度の高い通路などに向いています。 ただしエポキシほどの耐薬品性や表面硬度は期待できません。 滑り止め効果も期待できるため、作業の安全性を高めることができます。 3. MMA樹脂 MMA(メタクリル酸メチル)樹脂は、1〜2時間程度で実用強度まで硬化するため、夜間や短時間しかラインを止められない工場で重宝されます。 低温下でも硬化可能で冷凍倉庫や24時間稼働する食品工場などで重宝される一方、材料コストが高く、施工時の臭気が強いため換気対策が必要です。   それぞれの塗料には特徴があり、現場の条件や用途に合わせて選びます。   【重要】床修繕の費用・工期はどのくらい? ここからは費用と工期が最も気になる方へ向けて、具体的な目安を解説します。 床の広さや下地の傷み具合、求める塗膜厚によって変動しますが、大まかなシミュレーションを把握しておけば予算化もしやすいです。   施工全体のイメージ ここでは、先ほどのエポキシ樹脂施工事例を例に挙げてみましょう。 ここでの費用は、具体的言及を避けるため、あくまでシミュレーションとして、先ほどの塗料の1㎡あたり費用から算出させてもらいます。 施工内容: 工場塗床・・・約800㎡ 工場耐熱床・・・約30㎡ 工場防塵塗装・・・約300㎡ 合計約1,130㎡ 費用目安:  550万円〜880万円 工期: 約3週間 たとえば、これら3種類の塗床(合計約1,130㎡)を同時並行で行ったケースでは、約3週間ほどの施工期間になりました。 広範囲を一度に仕上げるには多くの職人が必要で、加えて下地調整や乾燥時間を確保しつつ進めるため、それなりのスケジュールが必要になります。   施工全体の内訳 1. 工場塗床(エポキシ樹脂:ユカクリートタイル#70) 面積:800㎡ 単価:4,000円/㎡~8,000円/㎡ 費用:320万円~640万円 工期目安:大規模案件のため約2~3週間ほど 2. 工場耐熱床(レジモルハードUW) 面積:30㎡ 単価:3,000円/㎡~4,000円/㎡ 費用:9万円~12万円 工期目安:狭いエリアのため1日~数日程度 3. 工場防塵塗装(ユカクリートスタンダード) 面積:300㎡ 単価:7,550円/㎡ 費用:約226.5万円(7,550円 × 300㎡) 工期目安:中規模案件で1~2週間ほど 最終的には、現地調査で床の状態をしっかり確認し、どの塗床材を使うか、下地補修をどの程度行うかを決めるのが重要です。 施工範囲が広ければその分、チーム体制や工程管理が必要となり、費用・工期が変わります。 「どのくらい費用がかかるか具体的に知りたい」「短い工期で仕上げてほしい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。 blog_cta 塗床修繕の業者選びで押さえるポイント 工場や倉庫の床修繕においては、業者選びの良し悪しが仕上がりや寿命に大きく影響します。 塗装技能士や1級施工管理技士など有資格者が在籍するか 食品工場や医療施設など、似た業種の施工実績があるか アフターサポートや保証期間が明確か こうしたポイントをチェックするだけで、失敗リスクを大幅に減らせます。 実際の施工写真や使用塗料のメーカー情報を丁寧に説明してくれる業者であれば、安心して任せられるでしょう。 塗床修繕で工場や倉庫の作業環境を一新しましょう! 工場や倉庫の床は、日々の使用で劣化が進みます。 この記事では、塗床修繕がもたらす安全性や作業効率の向上についてお伝えしました。 床劣化サイン: ヒビ・剥がれ、滑りやすい床、粉塵、汚れ、ライン消失 塗料・工法選び: エポキシ・ウレタン・MMAの特徴や費用を比較、無足場工法の検討も 費用と工期: 1,130㎡で3週間・550万円〜などの事例あり 業者選び: 資格・実績、アフターサポートが重要 ゆうき総業では、従業員の方々に迷惑をかけないよう、ゴールデンウィークや夏季休暇中に施工を計画するなど、工場や倉庫の稼働を最優先に考えた工事を行っています。 機械、金属、鉄鋼など多くの業界の工場・倉庫修繕実績をもとに、ご依頼の施設に適したご提案をいたします。 仙台を中心とした東北6県(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)および首都圏(千葉県、神奈川県、埼玉県、東京都)にて、無料の出張お見積りも実施しています。安全で快適な作業環境への第一歩を、ぜひゆうき総業にご相談ください。

【ホテル向け】外壁タイルの剥落は他人事ではない!休館せず費用を抑える対策とは? | タイル修繕

【ホテル向け】外壁タイルの剥落は他人事ではない!休館せず費用を抑える対策とは?

「うちのホテルはまだ大丈夫…」そう思って、外壁タイルの点検を後回しにしていませんか? 実は、外壁タイルの「浮き」は、放置すると剥落し、人身事故や損害賠償といった深刻な問題に発展する可能性があります。 この記事では、ホテルで外壁タイルが浮いたり剥がれたりする原因から、営業を止めずに行う補修の具体的手法までを分かりやすくまとめました。 大掛かりな工事が必要になってしまう前に、ぜひ参考にしてみてください。 ホテルのタイル剥落事故は他人事ではない! ホテルの外壁タイル剥がれは決して他人事ではありません。 実際に、全国各地で外壁が剥がれ落ち、歩行者が死傷する痛ましい事故も発生しています。 外壁の落下事故の事例 外壁の落下事故と聞くと、古くて管理の行き届いていない建物で起こる特殊なケースと思われるかもしれませんが、決してそうではありません。 築年数が浅い建物や、人通りの多い場所で発生している事例も多く、いつどこで起こるか予測が難しいという点も、他人事ではないと感じるべき理由の一つです。 発生年 発生場所 発生日 概要 主な原因 2016年 山形県内の飲食店 2016年5月5日 2階部分の外壁モルタル落下、通行人が重傷 外壁モルタルの経年劣化による収縮、クラックからの水の侵入、強風、定期検査・日常点検の未実施 2016年 大阪府内の地上9階建てビル 2016年7月7日 6階部分から2丁掛けタイルとモルタルが剥がれ落ち、通行人が頭部を裂傷 経年劣化による2丁掛けタイルの剥落、直射日光、風雨、温度変化などの環境要因 2017年 北海道内の2階建て店舗 2017年2月4日 外壁の一部が落下し、通行人2名が死傷 店舗周辺の水辺環境の影響で鉄板下地が腐食、釘抜け、定期検査・日常点検の未実施 2017年 茨城県内の体育館 2017年3月17日 屋根の破風の一部が落下し、通行人が重傷 屋根の劣化による雨水の侵入、錆の発生、メタルラスシートの固定不良、モルタル剥離、日常点検の未実施 2019年 マンション (具体的な場所不明) 2019年 11階から外壁タイルが剥落、走行中の車の運転者と同乗者が負傷 地震による外壁タイルの浮きやひび、雨水の侵入、強風 2019年 共同住宅 (具体的な場所不明) 2019年 外壁タイルが剥落、通行人1名が軽傷 モルタルなどの下地材が雨水にさらされて腐食、地上4mからタイル剥落 2019年 京都府舞鶴市役所 2019年9月30日 市役所の外壁が落下 (詳細不明) 2020年 群馬県館林市役所 2020年7月6日 市役所庁舎3階の外壁タイルが落下 (詳細不明) 2020年 群馬県前橋市のマンション 2020年7月19日 マンションの外壁が歩道に落下 (詳細不明) 築年数に関係なく、どんなホテルでもタイル剥がれのリスクはあります。 タイル剥落がもたらす4つのリスク タイル剥がれを放置することは、人命に関わる事故はもちろんのこと、ホテル経営にも大きな打撃を与えます。 人身事故のリスク 剥がれたタイルが落下し、宿泊客や通行人に重大な怪我を負わせる可能性があります。最悪の場合、死亡事故につながることもあります。 損害賠償のリスク 事故が発生した場合、ホテル側は被害者に対して高額な損害賠償を支払う責任を負います。 評判低下のリスク タイル剥がれはホテルの美観を損ね、「管理が行き届いていないホテル」という悪い評判につながります。お客様が離れていく可能性も高まります。 営業停止のリスク 最悪の場合、行政指導により営業停止処分を受ける可能性があります。ホテルの信頼失墜は避けられません。 タイル剥がれは、ホテル経営に深刻なダメージを与える可能性があることを、まずはご理解ください。 ホテルの外壁でタイル浮きが起こる原因とは? では、なぜホテルでもタイル剥落が起こりうるのでしょうか? ここでは、その原因となる「タイル浮き」について詳しく見ていきましょう。 宿泊施設特有の要因 外壁タイルは、長年にわたって雨風や寒暖差の影響を受けながら、徐々に下地との接着が弱まっていきます。 施工段階での下地処理の不備や、モルタルの圧着不足といった問題があれば、築年数が浅くても、早期にタイル浮きが発生する可能性も否定できません。 さらに、ホテルならではの環境要因が、劣化を加速させてしまうことも少なくありません。 大浴場や厨房の排気:温度や湿度が高く、外壁へ熱や水分が伝わりやすい 沿岸リゾート地での塩害:海風による塩分が下地を痛め、タイルの浮きを加速 山間・寒冷地での凍結融解:昼夜の温度差が大きく、素材の膨張・収縮を繰り返す メンテナンスの不足:ホテルは営業優先でメンテナンスが後回しになりやすい こうした要因が複合的に作用することで、ホテルでは一般的な建物に比べてタイル浮きが発生しやすい環境にあると言えるでしょう。 だからこそ、タイル浮きは早期発見・早期対策が非常に重要となるのです。 タイル剥落の初期サイン タイルが剥がれ落ちる前には、いくつかの前兆が現れます。 特に次のようなポイントを見落とさないようにしましょう。 目地部分のひび割れ・欠け コーキングが劣化し、浮きや剥がれの入り口になることがあります。 タイル表面の剥離や浮き感 軽く触れたり、叩いたりすると“空洞音”がする場合は要注意です。 雨水や汚れの染み跡が目立つ 防水機能が失われている可能性が高く、内部劣化の進行が疑えます。 少しでも気になる症状を見つけたら、ご自身で判断して放置せず、専門業者に相談することを強くおすすめします。 定期点検は建築基準法で「義務」として定められている 建築基準法第8条では、「建築物の所有者、管理者または占有者は、その建築物の敷地、構造及び建築設備を常時適法な状態に維持するように努めなければならない。」と定められています。 つまり、建物を常に安全な状態に保つことは、所有者や管理者の法的な義務なのです。 建築基準法のポイント 建築基準法第12条では、外壁タイルの状態を定期的に確認し、剥落の危険がある場合には速やかに修理や補修を行うことも含まれます。 さらに、ホテルなど、以下のいずれかの条件に当てはまる「特定建築物」には、建築基準法に基づく定期点検と報告の義務が課せられています。 ホテル、旅館、共同住宅、寄宿舎などの用途で、その用途に供する部分の床面積の合計が200平方メートルを超えるもの 3階以上の階を上記の用途(ホテル、旅館など)に供するもの 上記に該当する特定建築物は、3年ごとの外観点検、そして10年ごとのより詳細な調査(全面打診等)が義務付けられています。 3年点検:主に目視によりひび割れや浮きの有無をチェック 10年点検:打診や赤外線などの手法を用いて剥離リスクまで徹底的に確認 この結果は自治体へ報告され、不備があれば補修などの改善措置が求められます。 点検を怠ると罰金も!違反した場合のペナルティ もし点検を怠れば、行政指導や法律上の罰則を科される可能性があります。 また、タイル落下事故によって通行人や宿泊客がけがを負った場合、ホテル側は高額な損害賠償責任を負うことにもなります。 最大100万円の罰金:定期報告を怠るなどの違反行為には罰金が科される可能性があります。 民法717条による賠償責任:建物の設置管理の不備として責任を問われ、損害賠償義務が生じることも。 このような事態を避けるためにも、ホテルの管理者様は、計画的に点検を実施し、安全を最優先に考えた維持管理を行う義務があることを、改めて認識していただきたいと思います。 ホテル運営者が知っておきたいメリットと費用対効果 冒頭でも触れた通り、外壁タイルの浮きをそのままにしておくと、後から大きな出費になりかねません。 逆に早めの対策を行えば、安全面だけでなく、経営にもプラスの効果が生まれます。 顧客満足度・ホテルブランドの向上にもつながる ホテルにとって、「外観の美しさ」と「安心・安全」は何よりも重要です。 外壁に痛みがあると「このホテルは管理が行き届いていないのでは?」という不安をお客様に与えてしまいます。 一方、常にメンテナンスされている建物は、美観も保たれて宿泊者の満足度やリピート率向上にもつながります。 早期対策が一番のコスト削減 タイルが剥落する前の「浮き」の段階で早期に補修を行えば、大掛かりな工事を避けられる可能性が高まります。 具体的には、浮いている範囲が小さければ、足場を組まずに、樹脂注入やピンポイントの張り替えのみで対応できるかもしれません。 「まだ大丈夫だろう」と問題を先延ばしにするのではなく、小さな異変を見逃さずに、早めに対策を行うことが、ホテル経営を守ることにつながるのです。 ホテル営業を止めないための具体的な対策 ホテルの場合、工事による騒音や振動、外観の変化は、お客様の満足度に大きく影響します。 「できる限り休館せず、通常営業を続けながら工事をしたい」というご要望にお応えできる、いくつかの施工方法をご紹介します。 まずは外壁を調査:「打診調査」と「赤外線調査」 外壁タイルの浮き・剥落リスクを調べる代表的な方法には「打診調査」と「赤外線調査」があります。 項目 打診調査 赤外線調査 調査方法 ハンマーや棒で外壁を叩き、音の変化で劣化状態を判断 赤外線カメラ(ドローン含む)で温度差を検知し、浮き部分を特定 騒音・営業への影響 叩く音が発生しやすく、高所では足場作業も必要なため、営業と時間調整が必要 非接触のため騒音が少なく、広範囲を短期間で調べやすい 費用目安 1㎡あたり約240~450円(足場費用別途) 1㎡あたり約120~350円(規模や機材により変動) 打診調査とは 打診調査とは 人の耳で音を聞き分ける方法で、熟練した技術者であれば、わずかな剥がれも見逃しにくいというメリットがあります。 一方、どうしても打音や振動が発生してしまうため、ホテルが稼働している時間帯は、施工エリアを制限したり、深夜や早朝に作業時間を調整したりする必要があります。 赤外線調査とは 赤外線調査は、赤外線カメラを用いて外壁の温度差を測定し、浮きや剥がれを推定する方法です。 騒音が発生しにくく、作業もスピーディーに進められる点がメリットですが、天候や日射の条件によっては、測定結果に影響が出る場合もあるため、調査を行う時期や時間帯を選ぶ必要があります。   どちらの調査方法にも一長一短があるため、可能であれば両方の調査を併用し、互いの弱点を補い合うのが理想的です。 調査の精度やコスト、作業時間を比較し、状況に応じた最適な方法を選びましょう。 外観や景観を維持!「無足場工法」という選択肢 ホテルの外壁改修では、足場を組まない「無足場工法」が注目を集めています。 この工法には、以下のメリットがあります。 足場費を節約:足場代の削減で全体コストを2割以上抑えられる可能性も 工期短縮:足場設置・撤去の手間を省くことで、工期を短縮しやすい 景観を維持:外観を覆うシートや大掛かりな仮設物が不要で、景観を損ねない 「無足場工法」については、下記記事で詳しく紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。 夜間施工や分割施工も検討を! 調査・補修いずれの工程でも、ホテルの営業への影響を抑えるためには、夜間施工や分割施工という選択肢もあります。 夜間施工 宿泊客が少ない深夜から早朝にかけて調査・施工を行い、騒音や振動によるクレームを最小限に抑える方法です。 ただし、施工スタッフのシフト調整や照明設備の追加などが必要となる場合があります。 分割施工 一度に全館を工事するのではなく、フロアやエリアごとに区切って実施する方法です。 ある程度は稼働しながら工事ができる一方、工程が増えるため時間と費用が割高になる可能性があります。 ホテルの構造や周辺環境によって最適な方法は異なるため、まずは信頼できる専門業者に相談し、自社の状況に合わせて計画しましょう。 営業を続けながらでも、十分に安全対策ができるケースは多くあります。 ゆうき総業が「休館ゼロ」を実現する理由 ゆうき総業株式会社では、ホテルなど大規模施設の外壁タイル補修を「休館ゼロ」で進めるノウハウを蓄積しています。 足場を組む必要がない無足場工法を活用することで、工事期間中も通常営業を続けながら、安全かつ効率的に外壁のリニューアルを行うことが可能です。 1. 無足場工法でコスト削減&景観維持 ゆうき総業は、東北エリアでは数少ない「無足場工法」を積極的に採用する大規模改修業者です。 従来の足場を必要としないため、足場設置費用がかからず、大掛かりな工事でも比較的低コストで済む点が大きな魅力です。 また、建物の外観を覆う足場がないため、工事期間中もホテルの景観を損ねることがありません。 2. ホテル稼働率を下げない柔軟な工事計画 宿泊客の多い時間帯を避けて夜間や早朝に作業する、フロアごとに施工エリアを区切りながら進めるなど、施設側と緊密に打ち合わせを重ね、稼働率をできるだけ維持できるよう調整します。 お客様の快適性を損なわずに外壁タイルの改修を行うことで、ホテル運営者様からも高評価をいただいています。 3. 多能工によるワンストップ対応 ゆうき総業には塗装、防水、左官など複数分野の国家資格を持つ職人が在籍しています。 外壁タイル補修だけでなく、防水処理やシーリング打ち替えなどを一括で行えるため、複数業者を手配する手間やスケジュール調整の負担がかかりません。 作業全体をスムーズに進められる点も「休館ゼロ」を可能にする大きな理由です。 4. 安心のアフターフォロー 使用したタイルや塗料、防水材などを可能な限り在庫として管理し、万が一のトラブル発生時にも迅速に対応できる体制を整えています。 また、ホテル特有の事情を熟知した「お抱え業者」として、定期的なメンテナンスから、数枚のタイル補修のような小規模な改修まで、幅広く対応可能です。 「休館せずに改修やリニューアルを行いたい」「工期と費用を抑えたい」などのご要望に真摯に向き合う姿勢が、ゆうき総業の強みです。 お客様の大切な資産を守りながら、営業への影響を最小限にする施工を今後も追求し続けていきます。 >>>ホテル・旅館のオーナー向けページ ホテルのタイル浮き、放置せずに今すぐ対策を! 外壁タイルの浮きや剥落は、ほんの数枚のタイルの不具合から始まることもあります。 それが重大事故につながり、大切なホテルのブランドイメージや経営を一気に揺るがすリスクになるかもしれません。 だからこそ、早めの調査と適切な工法での補修が不可欠なのです。 ゆうき総業は、無足場工法をはじめとした専門技術で、ホテルの営業を止めずに外壁補修を行うノウハウを持っています。 外壁点検から大規模修繕、防水工事まで幅広く対応し、長期的なサポート体制も整えています。 「休館せずにタイル剥落対策をしたい」「まずは費用感を知りたい」という方は、お気軽にお問い合わせください。 お客様の安全と、ホテルの評価を守るために、最適なプランをご提案させていただきます。

修繕と改修の違いとは?修理・補修・修復・改良との違いも解説 | 大規模修繕

修繕と改修の違いとは?修理・補修・修復・改良との違いも解説

修繕と改修の違いとは?違いを一覧表で解説 修繕は劣化した建物を元の状態に戻す事であるのに対して、改修は建物をよりアップグレードさせる事である。といった違いがあります。 用語 定義 具体例 修繕 (しゅうぜん) 建物や設備が劣化した際、元の状態またはそれに近い状態へ回復させる工事。 外壁塗装、防水工事 改修 (かいしゅう) 建物の性能や機能をグレードアップさせる工事。 耐震補強、バリアフリー化 補修 (ほしゅう) 即座に必要な部分のみを対応する応急的な措置。 外壁のシーリング打ち替え 修理 (しゅうり) 故障や破損した具体的な部分を直す作業。 機械や家具の破損部分の修正 修復 (しゅうふく) 壊れたり損傷したりしたものを元の状態に戻す作業。 歴史的建造物や芸術作品の復元 改良 (かいりょう) 建物の性能や機能を建設当初の設計を超えて向上させる。 エネルギー効率の改善、最新技術の導入 改修とは 改修は、建物の性能や機能を向上させるために行う工事で、劣化した部分の修繕と同時に、設備やデザインのアップグレードを行います。 改修工事の具体例としては、以下のようなものがあります 断熱性能の向上:古い窓を二重サッシやペアガラスに交換し、外壁に断熱材を追加することで、エネルギー効率を高める。 バリアフリー化:段差の解消、手すりの設置、ドアの幅の拡張などを行い、高齢者や障がい者にとって住みやすい環境を整える。 設備の更新:老朽化した給排水管や電気配線を新しいものに交換し、同時に節水型トイレや省エネ照明などを導入する。 改修工事では、単に古くなった部分を直すだけでなく、現代のニーズに合わせて建物の価値を高めることが重要です。 修繕とは 修繕は、建物を建築当初の状態に戻すことを目的とした工事で、経年劣化により損傷した部分を修理または交換します。 修繕工事の具体例には以下のようなものがあります 屋上防水の張り替え:防水シートの劣化により雨漏りが発生している場合、防水層を全面的に張り替える。 外壁の塗装:塗装の剥がれやひび割れが見られる外壁を、下地の補修を行ってから再塗装する。 設備の部分交換:エレベーターのワイヤーロープの交換や、ボイラーの一部部品の交換など、設備の一部を取り替える。 修繕工事では、できる限り当初と同じ、または同等の材料を使用し、建物の性能を維持することが重要です。 修理とは 修理は、故障や損傷した部分を直して、元の状態に戻すことを指します。建物以外にも、家電製品や車、家具などの修理が一般的です。 修理の具体例としては、以下のようなものがあります 家電製品の修理:洗濯機の故障した部品を交換して、正常に動作するようにする。 車の修理:事故で損傷したボディを元の形に戻し、塗装を施す。 家具の修理:ゆがみや割れが生じた木製の椅子を、補強や接着剤で直す。 修理では、損傷した部分を元通りに直すことが目的で、必ずしも性能や機能の向上は求められません。 補修とは 補修は、劣化や損傷した部分を部分的に直す工事で、建物の機能を維持することを目的とした応急的な処置として行われることが多いです。 補修工事の具体例には以下のようなものがあります: タイルの補修:浴室や台所の壁面で剥がれたタイルを、部分的に張り替える。 配管の補修:水漏れが発生している箇所の配管を一部切り取り、新しい部品を接続する。 床の補修:フローリングの一部が膨らんでいる場合、その部分を切り取って新しい材料を貼り付ける。 補修工事は、部分的な修理に焦点を当てているため、建物全体の修繕と比べると小規模で、費用も抑えられます。 修復とは 修復は、損傷や劣化した部分を元の状態に戻すことを指し、美術品や歴史的建造物などに使われることが多い言葉です。 修復の具体例としては、以下のようなものがあります 絵画の修復:経年劣化で損傷した絵画を、専門家が細部まで元の状態に戻す。 彫刻の修復:戦争や自然災害で壊れた彫刻を、残された部分を元に復元する。 歴史的建造物の修復:城郭や寺院などの歴史的価値のある建物を、当時の技法や材料を用いて本来の姿に戻す。 修復では、専門的な知識と技術が必要とされ、できる限り元の状態に近づけることが重要視されます。 改良とは 改良は、既存の物を良くすることを目的とした行為や工事で、建物に関しては、設備や機能を向上させることで居住性や利便性を高めることを指します。改良工事の具体例には以下のようなものがあります: エレベーターの改良:従来のエレベーターをより速く、静かで、省エネルギーなものに取り替える。 セキュリティシステムの導入:オートロックやカメラ監視システムを導入し、住民の安全性を高める。 給湯システムの改良:ガス給湯器からヒートポンプ式給湯器に切り替え、エネルギー効率を上げる。 改良工事は、改修工事の中でも特に性能や機能の向上に重点を置いたものと言えます。 関連記事

【知っておきたい】マンション大規模修繕のゴミトラブルと6つの防止策 | 大規模修繕

【知っておきたい】マンション大規模修繕のゴミトラブルと6つの防止策

マンションの大規模修繕工事といえば、騒音や振動、工期の長期化が気になりますよね。でも、意外と見落とされがちな問題があります。それが「ゴミトラブル」です。 大規模修繕工事中は、普段とは違うゴミの問題が出てくることがあります。例えば、工事で出る特殊な廃棄物の処理や、工事に伴う騒音・臭い、さらにはゴミが飛び散ってしまうことなど、様々な問題が起こる可能性があります。 これらのゴミに関連したトラブルは、工事がスムーズに進まなくなるだけでなく、近所の方との関係が悪くなったり、法律違反になってしまうリスクまであります。しかし、きちんと対策を立てれば、こういった問題は十分に避けられます。 この記事では、大規模修繕工事中によく起こるゴミトラブルの種類や、その予防策、さらにトラブルが起きてしまった時の対処法について、詳しく解説していきます。 大規模修繕では大量の「ゴミ」が出る! 大規模修繕工事は、10〜15年に一度行われる大がかりな工事であり、その規模と期間の長さから、通常の建物維持管理と比べて廃棄物の量も増加します。 具体的には、建物の老朽化した部分を新しい材料に交換するために出た古い建材や、工事過程で様々な種類の廃棄物が生じます。例えば、塗料缶、養生材、コンクリート片、金属くず、木くずなどが挙げられます。 また、建設工事から出るゴミは産業廃棄物として扱われ、一般ゴミとは異なる処理方法が必要となります。そのため、適切な廃棄物管理と処理が工事において重要な側面となります。 知っておくべきゴミ処理に関するトラブルは? ここからは大規模修繕時によくある「ゴミ処理トラブル」について詳しく解説していきます。 ケース①:「産業廃棄物」の分別・処理不足によるトラブル 大規模修繕工事では多種多様な廃棄物が大量に発生します。これらは産業廃棄物として扱われるため、一般ゴミとは異なる処理方法が必要です。しかし、現場では分別が不徹底になりがちで、トラブルの原因となることがあります。 具体的には、塗料缶や接着剤の容器、古い建材などが混在した状態で排出されるケースが見られます。特に注意が必要なのは、塗料缶や接着剤の容器に内容物が残っている場合です。これらは有害物質を含む特別管理産業廃棄物として扱う必要がありますが、一般の産業廃棄物と一緒に処理されてしまうことがあります。 また、無許可業者への委託や不法投棄といった深刻な問題も起こり得ます。 これらは法律違反となる可能性が高いため、元請業者が責任を持って適切な処理業者を選定し、廃棄物の分別や処理過程を厳密に管理することが重要です。 また、マンション管理組合や住民の皆様も、適切な処理が行われているを確認し、疑問点があれば、遠慮なく工事業者や管理組合に確認を取ることをお勧めします。 適切な産業廃棄物の管理は、単なる法令遵守にとどまらず、環境保護や企業の社会的責任を果たすことにもつながります。 ケース②:一時的なゴミ置き場の確保不足によるトラブル 理想的には、工事現場から直接廃棄物処理施設へ運ぶことが望ましいのですが、やむを得ず一時的な保管が必要になることもあります。その際、保管場所の確保が課題となります。特に雨天時には廃棄物が濡れないよう、適切な保管場所を設ける必要があります。 また、野ざらしで置かれた廃棄物から錆や塗料が流れ出し、周辺を汚染する可能性もあります。さらに、保管が長期化すると不法投棄とみなされるリスクもあるため、保管期間の管理も重要です。 これらの問題を防ぐには、保管基準を遵守し、囲いや掲示板の設置など、適切な管理を徹底することが求められます。 ケース③:騒音・臭気による近隣トラブル 大規模修繕工事中、騒音や臭気が近隣とのトラブルのもとになることがあります。 騒音は主に廃材の処理や運搬作業から発生します。重機の使用や資材の移動、作業員の声が予想以上に大きな音を出すことも。特に早朝や夜間の作業は、近隣の方々の生活に直接影響を与えやすいです。 臭気の問題は主に塗料や接着剤の使用が原因です。これらの化学物質の強い匂いは風に乗って広がり、長時間不快感を与えることも。特に暑い季節や風の弱い日は臭いがこもりやすくなります。 こうした問題は近隣からの苦情につながり、最悪の場合、工事の中断や計画変更を余儀なくされることも。工期の遅れや追加費用が発生する可能性もあります。 マンションの住民にとっても、騒音や臭気は大きなストレスです。長期の工事で快適な生活が損なわれると、管理組合や工事業者への不満が高まるかもしれません。 このように、騒音や臭気の問題は工事の進行だけでなく、マンション全体の雰囲気にも影響します。適切な対策を取らないと、長期的な信頼関係を築くのが難しくなる可能性があります。 ケース④:ゴミの飛散によるトラブル 軽量な廃材やゴミが風に乗って飛散することが発生することがあります。 飛散したゴミは、周辺の敷地や公共スペースに落ちることで、住民や近隣の方々が普段以上に掃除をしなければならなくなり、不満の原因となることがあります。 また、駐車中の車両にゴミが付着すると、塗装を傷つける恐れもあります。これは、特に新車や大切に手入れされている車両の所有者にとっては深刻な問題です。 周囲の環境への影響も気になるところです。飛散したゴミが植栽や水路に入り込むと、マンション周辺の景観を損ねたり、小さな環境問題を引き起こしたりします。マンションの近くに緑地や水辺がある場合は、特に注意が必要です。 このようなゴミの飛散は、工事現場の管理が行き届いていない場合や、急な強風が吹いた時に起こりやすくなります。天候の変化への対策不足や、作業員の注意不足が原因になることもあります。 その他、大規模修繕工事で起こりうる「近隣トラブル」については、下記記事で紹介していますので、あわせてご覧ください! ゴミのトラブルを予防する方法は? ここからは先ほど挙げたトラブルを回避するために、業者やマンションオーナーの皆様がやるべき予防法について詳しく解説します! 産業廃棄物の適切な分別と処理を徹底する 現場での徹底した分別を実施し、作業員への教育を行うことが重要です。特に、塗料缶や接着剤の残留物などの特別管理産業廃棄物には細心の注意を払いましょう。 具体的な対策として、工事現場に複数の分別用コンテナを設置し、廃棄物の種類ごとに分けることが効果的です。例えば、「木くず」「金属くず」「廃プラスチック類」「がれき類」などのカテゴリーごとにコンテナを用意し、明確な表示を行います。これにより、作業員が迷うことなく適切に分別できる環境を整えることができます。 一時的なゴミ置き場を適切に設置・管理する ゴミ置き場を設ける場合は、法令に基づいた保管基準を守ることが重要です。具体的には、囲いや掲示板の設置が必要です。加えて、雨対策として防水シートの使用や屋根付き保管場所の確保も欠かせません。 さらに、廃棄物の種類ごとに保管場所を分け、混ぜないようにすることが大切です。そして、定期的な清掃と点検を行い、周辺環境への影響を抑えましょう。最後に、保管期間をしっかり管理し、できるだけ早く処理施設へ運び出す計画を立てることが重要です。 騒音・臭気対策を実施し、近隣への配慮を忘れない 騒音や臭いによる近隣トラブルを防ぐには、まず作業時間の制限が効果的です。加えて、低騒音・低振動型の機械を使用しましょう。特に早朝や夜間の作業は控えめにし、必要に応じて防音シートを設置するのも良い方法です。 臭気対策としては、低臭気型の塗料や接着剤を選び、使用時は換気をしっかり行います。また、作業員には不必要な騒音を出さないよう指導することも大切です。このような近隣への配慮が、スムーズな工事につながります。 ゴミの飛散防止に努める ゴミの飛散を防ぐ第一歩として、工事現場の周りに防護ネットやシートを設置しましょう。次に、廃材やゴミの保管場所をしっかり管理し、蓋付きのコンテナを使用するのも効果的です。 さらに、天候にも注意を払い、強風が予想される日は飛散しやすい作業を避けるなど、柔軟な作業計画を立てることが重要です。加えて、定期的に周辺の清掃を行い、万が一飛んでしまったゴミはすぐに回収することを心がけましょう。 住民とのコミュニケーションを強化する 住民トラブルで一番問題となるのが、「そもそも話をしていない・聞いていない」というクレームです。 大規模修繕工事を成功させる第一歩は、関係者全員の理解と協力を得ることです。そのためには、マンション住民はもちろん、近隣住民への丁寧な説明が欠かせません。 工事説明会の開催や詳細な資料の配布、定期的な進捗報告など、細やかなコミュニケーションを心がけましょう。また、苦情窓口を設置し、問題が生じた際に迅速に対応できる体制を整えることも重要です。 このような丁寧なコミュニケーションが、トラブルの防止につながります。 信頼できる業者を選定する 業者の実績、資格、評判を十分に調査し、特に産業廃棄物処理の許可を持つ業者を選びましょう。 見積もりの内容を細かくチェックし、ゴミ処理の計画が適切か確認します。複数の業者を比較検討するのも良い方法です。選んだ業者とはマニフェスト管理を徹底し、定期的に処理状況を確認しましょう。信頼できる業者との協力で、適正な廃棄物処理が実現し、トラブルのリスクを減らせます。 これらの対策を総合的に行うことで、ゴミ処理トラブルのリスクを大きく減らせます。同時に、環境への配慮や地域との良好な関係づくりにもつながり、結果としてスムーズな工事進行が期待できます。 まとめ:すべては、マンションにお住まいの住民の皆様の安心・安全のため! 本記事でも紹介した通り、マンションの修繕は避けて通れないものですが、「お住まいの住民の皆様が安心・安全に暮らせるか?」が第一に考えるべき点です。 特にゴミや騒音は、「住民トラブルに繋がる+法的罰則に繋がりやすい」部分ですので、まずは施工業者やマンションオーナー様から住民の理解を得ておくことがマストなのです。 当社はこれまで【6,000件】以上の施行実績をもとに、お客様とのトラブルを極力減らす配慮のもと、マンションの大規模修繕を行っています。 外壁・屋根工事はもちろん、内装・設備工事まで、幅広い工事をトータルでお引き受けしています。 宮城・仙台を拠点に、東北全域から首都圏まで事業を広げてきました。お客様のご要望をしっかり聞き取り、最適な提案と施工で、建物の見た目と機能性を向上させ、長持ちさせるお手伝いをします。 大規模改修・修繕工事でお悩みの際は、ぜひゆうき総業株式会社にご相談ください。 >無料相談はこちらから!

工場の屋根の劣化をそのままにしないで!コスト増を防ぐための修繕の目安を解説 | 防水工事(雨漏り修理)

工場の屋根の劣化をそのままにしないで!コスト増を防ぐための修繕の目安を解説

工場や倉庫の屋根は、一般的な建物と比べてダメージを受けやすく、劣化が進みやすい特性があります。 台風や強風、積雪などの自然環境に加え、年数を経るごとに防水性や耐久性が低下し、放置すると雨漏りや建物内部の損傷といった深刻な問題に繋がる可能性もあります。 実際に、修繕のタイミングを逃したがゆえに、屋根全体の葺き替えが必要になり、費用が大きくなってしまった、というケースが弊社の事例にもあります。 この記事では、工場や倉庫の屋根修繕におけるポイント、必要性の判断基準や工法の違いなどを交えて詳しく解説します。 実は工場の屋根は特にダメージを受けやすい! 工場や倉庫の屋根は、他の建物と比べても劣化しやすい環境にさらされているのをご存知でしょうか? 例えば、マンションや商業施設では屋上部分がコンクリートで保護されていますが、工場や倉庫には屋上がないので屋根は直接外部環境にさらされることが多いのです。 そのため、台風や豪雨、積雪などによるダメージが大きく、さらに金属部分が錆びやすいという特徴があります。 また、多くの工場や倉庫では屋根の修繕が後回しにされる傾向があり、問題が明らかになる頃には劣化が進行してしまっているケースもよく見られます。 これにより修繕費用がかさむだけでなく、工場の稼働にも影響が出てしまうことがあります。 そのため、早期の対応が何よりも重要です。 そもそも「工場や倉庫の屋根」に必要な役割とは? 工場や倉庫の屋根は建物全体を守るだけでなく、実は様々な役割を持っているのです。 以下に、工場や倉庫の屋根が果たす具体的な役割を紹介します。 1. 防水性 工場では、大量の機械や製品が保管されており、雨漏りが起こると大きな被害を与えます。 特に食品や精密機械を扱う場合、わずかな水滴でも生産工程や品質に悪影響を及ぼすことがあります。 そのため、防水性能の高い屋根が求められます。 2. 防風性 工場は大きな建物であるため、台風や強風の影響を受けやすい構造をしています。 特に広い屋根は風圧に弱く、損傷や屋根材の飛散が起こると、生産を一時的に止めざるを得ないこともあります。 風に強い構造や屋根材を採用することで、こうした自然災害によるリスクを最小限に抑えることができます。 3. 光の取り入れ 工場の照明コストは、運営費の大きな部分を占めます。特に広いフロアを持つ工場では、十分な明るさを確保するために多くの電力が必要です。 自然光を取り入れる設計の屋根を採用することで、昼間の照明を減らし、省エネを実現できます。 環境負荷の低減にもつながるため、サプライチェーン全体で求められるSDGsへの取り組みなどでもメリットになるでしょう。 4. 温度調整 広い空間を持つ工場は、夏の暑さや冬の寒さが内部に直接影響します。 特に金属製の屋根は外気の影響を受けやすく、断熱性能がない屋根だと空調コストが高くなります。 断熱性の高い屋根材を使用することで、室温を一定に保ち、冷暖房の効率を上げることができます。 これは従業員の作業環境改善にもつながります。 5. 遮音性 工場は、機械の稼働音や作業音が大きくなることが一般的です。周辺住民への配慮や作業効率の向上のため、外部と内部の騒音を軽減する屋根材が必要です。 6. 耐久性 工場の屋根は、風雨や紫外線といった自然環境に長期間さらされます。 そのため、屋根材が劣化しやすく、頻繁な修繕が必要になることがあります。 耐久性の高い屋根材を選ぶことで、修繕の手間を減らし、結果的に長期的なコスト削減につながります。 7. 環境対応 近年、環境への配慮が求められる中で、工場の屋根にも新たな役割が期待されています。 例えば、ソーラーパネルを設置して自家発電することで、エネルギーコストを削減し、二酸化炭素の排出量を抑えることができます。 また、リサイクル可能な素材を使用することで、企業全体の環境負荷を減らすことにもつながります。   いかがでしょうか。実に様々な役割を果たしていることがお分かりいただけたと思います。 修繕や葺き替えを検討すべきタイミングの目安 そうはいっても、「じゃあどういったタイミングで検討すればいいのか?」修繕タイミングを見極めるのは難しいかもしれません。 以下のようなサインが見られた場合は屋根の防水性や耐久性が低下している可能性があり、要注意です。 早めの対応を検討しましょう。 錆び:屋根材の表面に赤や茶色の錆が広がっている。 ひび割れ:屋根材に細かな亀裂が入っている。 変色や退色:屋根の色が薄くなったり、不自然な変色がある。 雨漏り:屋根の隙間から水が入り、室内でシミが見える。 これらのサインが見られたら、早めに専門業者へ点検を依頼することが、コストを最小限に抑え、工場の安定した運営を維持するために欠かせません。 工場や倉庫の屋根の3つの改修方法 タイミングが分かったら、どんな修繕が必要かを判断します。 工場や倉庫の屋根を改修する方法は、大きく分けて「屋根塗装」「屋根カバー工法」「葺き替え」の3つがあります。順番に説明していきます。 屋根塗装 屋根塗装は、既存の屋根に塗料を塗り直して防水性や耐久性を回復させる方法です。 錆や退色を補修しながら外観も整えることができ、屋根材に大きな問題がなければ、低コストで短期間で施工できます。 ただし、劣化が進みすぎている場合は、塗装だけでは十分な効果が得られないため、事前に屋根の状態を正確に把握することが重要です。 屋根カバー工法 屋根カバー工法は、既存の屋根を撤去せず、その上から新しい屋根材を重ねる方法です。既存の屋根を活用できるため、廃材処理のコストや工事中の騒音を抑えることができます。 また、断熱性や防音性を高める材料を追加することで建物の性能を向上させることも可能です。 ただし、既存の屋根が重い場合や建物が老朽化している場合には適用が難しいため、専門家による診断が必要です。 葺き替え 葺き替えは、既存の屋根材をすべて撤去して新しい屋根材に取り替える、もっとも大がかりな改修方法です。 屋根材だけでなく内部構造も確認できるため、劣化が激しい場合や内部に損傷がある場合に適しています。 新しい屋根材を使用することで耐久性や防水性を大幅に向上させ、屋根全体の寿命を延ばすことができます。 ただし、工期が長く費用も高くなるため、長期的な計画が必要です。 それぞれの改修方法は、屋根の状態や目的によるので、まずは専門家に相談しましょう。 修繕時にあわせて検討したい改修とは? 工場や倉庫の屋根を修繕する際には、単なる修復だけではなく、先ほどお伝えした「役割」も考慮して、どうせならコスト削減や運用効率あげるための改修を同時に検討するのがおすすめです。 以下に、その例を紹介します。 ソーラーパネルの設置 屋根の修繕や葺き替えに合わせてソーラーパネルを設置することで、電力コストの削減が期待できます。 広い屋根面積を持つ工場では十分な発電量を確保しやすく、運用コストの削減に役立ちます。 また、環境に配慮した取り組みとして企業のイメージ向上にもつながります。 遮熱材・断熱材の追加 遮熱材・断熱材を追加することで、夏の暑さや冬の寒さによる空調負荷を減らせます。 これにより、空調費を抑えられるだけでなく、作業環境が快適になり、従業員の働きやすさも改善されます。   採光パネルの導入 屋根の一部に採光パネルを取り付けると、自然光を効果的に取り入れることができます。これにより、昼間の照明にかかる電力を削減できるほか、明るい作業環境が生まれ、作業効率が上がることが期待できます。 よりよい環境にするために、こうした改修を組み合わせるのも検討するといいでしょう。 定期的なメンテナンスこそリスクもコストも減らせる ここまでお伝えした通り、劣化を放置しすぎると修繕費用が高額になるだけでなく、工場の運営に支障をきたす可能性もあります。そのため、「定期的メンテナンス」が重要になってくるわけです。 屋根の劣化は、初期の段階であれば塗装や軽微な修繕で対応できることがほとんどですが、時間が経つほど錆や腐食が進み、広範囲の修繕や場合によっては葺き替えが必要になります。実際、弊社でも塗装の依頼を受けた現場調査で、錆がひどく、葺き替え以外の選択肢がないケースがありました。こうした事態を防ぐには、劣化が進む前に定期的な点検を行うことが不可欠です。 点検を行うことで、屋根の小さな問題を早期に発見し、コストを抑えながら屋根の寿命を延ばすことができます。点検費用は比較的安価で済むため、大規模な修繕に比べて経済的負担も軽減されます。 ぜひ定期的なメンテナンスを心がけてみてください。 信頼できる修繕・葺き替え業者を選ぶポイント 施工面積が広い工場や倉庫は、修繕費用も高額になりがちなため、信頼できる業者選びが重要になってきます。業者の選定では、以下の点を基本的な基準としてチェックしておきましょう。 実績と信頼性の確認:工場や倉庫の修繕経験が豊富かどうか。安定した経営基盤があるか。 丁寧な診断と提案:屋根の状態を正確に把握し、適切なプランを提示できるか。 アフターフォロー:施工後のメンテナンスやサポート体制が整っているか。 これらのポイントを押さえることで、施工の質や長期的なメンテナンス体制も確保できます。詳しくは以下で解説しています。 屋根の修繕・葺き替えの費用について ここまで見てきて、気になるのはどれほどの費用が必要になるのか?という点ですよね。 工場や倉庫の屋根修繕にかかる費用は、工法や建物の規模、屋根の状態によって異なります。 以下のポイントを押さえておくと、費用の検討がスムーズに進みます。 工法による違い:屋根塗装は低コストで済む場合が多い一方、葺き替えは費用が高くなりがちです。 規模と状態:屋根の広さや劣化の程度が、費用に大きく影響します。 見積もりの重要性:複数の業者から見積もりを取り、内容を比較することで適切な工法と費用を見極めることができます。 詳しい費用の目安や見積もりの注意点については、下記の記事をご覧ください。 まずは現場調査の相談を! 工場や倉庫の屋根は、他の建物と比べてダメージを受けやすく、劣化が進みやすいという特徴があります。 修繕を定期的に考えることで、コストを抑えることもできます。 また、工場の屋根に必要とされる役割を考慮して、コスト削減や運用効率あげるための改修を同時に検討するのがおすすめです。 この記事では、工場の屋根修繕におけるポイント、必要性の判断基準や工法の違いなどについて解説しましたが、最適な対応を選ぶには、まず専門業者に現場調査を依頼することが重要です。 ゆうき総業では、従業員の方々に迷惑をかけないよう、ゴールデンウィークや夏季休暇中に施工を計画するなど、工場や倉庫の稼働を最優先に考えた工事を行っています。 機械、金属、鉄鋼など多くの業界の工場・倉庫修繕実績をもとに、ご依頼の施設に適したご提案をいたします。 仙台を中心とした東北6県(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)および首都圏(千葉県、神奈川県、埼玉県、東京都)にて、無料の現場調査とお見積りを実施しております。 お悩みやご相談があれば、ぜひお気軽にゆうき総業までお問い合わせください。

【雪国の旅館必見】雪害から旅館を守る!効果的な改修と費用対策のポイント | 防水工事(雨漏り修理)

【雪国の旅館必見】雪害から旅館を守る!効果的な改修と費用対策のポイント

ここ数年、豪雪による被害が全国各地で報道されています。 特に東北や北陸など、雪が多い地域の宿泊施設では「屋根が崩れそう」「雨漏りが止まらない」といったトラブルも珍しくありません。 雪国の旅館・ホテル経営者様にとって、雪害は悩ましい問題ではないでしょうか。 この記事では、屋根・外壁・防水をまとめて改修することで、雪害リスクを短期に解消し、長期的なコスト削減にも繋がる方法をご紹介します。 費用面や工期の比較、工事中も営業を続けるためのノウハウなども分かりやすく解説します。 雪国の宿泊施設における雪害の実態 2024-25年冬 東北地方を襲った記録的豪雪とその爪痕 2024年から2025年の冬、東北地方は記録的な豪雪に見舞われました。 東北地方全体で平年を大きく上回る積雪量を観測し、特に日本海側では平年の2倍以上の積雪となった地域もありました。 この豪雪により、各地で建物の倒壊や損壊などの被害が相次いで報告されました。 青森県では、住家、非住家を合わせて数百件の建物が倒壊。福島県では会津地方を中心に、農業用ハウスなど750棟以上が被害を受けました。 山形県や秋田県でも、建物の倒壊や一部損壊が確認されています。 今回の雪害の特徴は、短期間に集中して大量の雪が降ったこと、そしてその後の気温上昇で雪が重くなったことです。 このような要因が複合的に作用し、建物の耐荷重を超える事態を引き起こしたと考えられます。 出典:NHKニュース(2025年1月3日) 出典:FNNプライムオンライン どんな被害が発生しやすい? 雪国の宿泊施設にとって、雪は冬の風物詩であり、お客様を惹きつける魅力の一つです。 しかし、ひとたびこうした豪雪に見舞われれば、建物に大きなダメージを与え、営業に支障をきたす可能性があることを忘れてはいけません。 屋根への負担: 雪の重みは想像以上で、1mの積雪は1平方メートルあたり数百kg(大人数人が乗った状態)にもなります。 建築基準法では、多雪地域で1立方メートルあたり約300kgの積雪荷重を想定しており、ウェザーニュースの解説では1坪あたり約1トンにもなるとされています。 雨漏り: 屋根に積もった雪が溶けたり凍ったりを繰り返す「すが漏り」や、雪の重みで屋根材や外壁、雨樋が破損することで雨漏りが発生します。 建物への影響: 雨漏りは、お客様の快適性を損なうだけでなく、建物の寿命を縮めることにもつながります。 なぜ雪害対策が必要なのか? 雪害は、宿泊施設にとって以下の3つの大きなリスクをもたらします。 お客様の安全: 屋根や外壁の破損、落雪などにより、お客様が怪我をする可能性があります。 建物の損傷・倒壊: 過度な積雪荷重や雨漏りにより、建物が損傷したり、最悪の場合は倒壊する恐れがあります。 顧客満足度の低下: 雨漏りや設備不良は、お客様の満足度低下の原因となり、「もう利用したくない」と思わせてしまうリスクがあります。特に、冬の集客を支える大切な時期に、このようなトラブルが起きるのは避けなければなりません。 東北地方や北陸地方などの豪雪地帯では、建物の耐雪設計が義務付けられていますが、古い建物では現在の基準を満たしていない場合もあります。 また、近年の記録的な豪雪は、想定を超える積雪量をもたらすことも。青森市などの自治体からも、大雪後の注意喚起が出されています。 お客様に安全で快適な滞在を提供し、大切な建物を守り、リピーターを増やすためにも、雪害対策は避けて通れない道と言えるでしょう。 実は盲点? 雪害対策は「まとめて」が効果的 こうした雪害対策を考える際に、「壊れた箇所を修理しなくては」と考えがちですが、それでは不十分な場合があります。 雪国の建物は、屋根、外壁、防水がそれぞれ連携し、雪害から建物を守っています。 そのため、一見関係なさそうな箇所から雨漏りが発生したり、修理したはずの箇所が再度損傷したりすることも少なくありません。 そもそも雪害対策にはどんな工事が必要? 部分補修だけでは解決しない、本当の原因が外壁側にあったり、屋上防水が劣化していたりする場合もあります。 気づかないうちに構造体や内装を腐食させている恐れがあるのです。 そこで、雪害から建物を守るためには、主に以下の3つの工事が必要です。 屋根の工事: 雪止め設置・交換 屋根材の補修・交換 防水シートの補修・交換 屋根塗装 外壁の工事: ひび割れ補修 シーリング打ち替え 外壁塗装 防水工事: 屋上防水 バルコニー・ベランダ防水 具体的な工事内容は、建物の状態によって異なります。詳細は後ほど「具体的に検討すべき工事ポイント」で説明します。 これらの工事は、単独で行うことも可能ですが、雪害対策としては、まとめて行う方が効果的です。 なぜ“まとめて”改修すると良いのか? ではなぜまとめて行う方が効果的なのか? それは、長期的に見るとコストや工期を抑えられ、雪害リスクをまとめて軽減できるというメリットがあるからです。 ここでは、屋根・外壁・防水の「同時改修」が持つメリットを整理してみましょう。 1. 足場代と工期を大幅に削減 高所作業には足場が必要ですが、その足場代は改修費全体の2割ほどを占めるといわれています。 屋根と外壁を別々のタイミングで修理する場合、足場を二度設置する必要があり、その分費用も工期も増えてしまいます。 一方、同時施工であれば足場は一度で済みます。 足場を組まない無足場工法と同時施工の組み合わせでは、仮設費用の20~50%を削減できる可能性があります。 工法 施工期間 コスト 無足場工法(同時) 約10日 約40万円(-120万円) 足場工法(分割施工) 約14日 約160万円 特に、敷地面積が広い、または階数が多い旅館・ホテルほど、足場費用は高額になるため、同時施工によるコスト削減効果は大きくなります。 2. 雨漏りの原因を根本から解消 雪解け水の浸入経路は、屋根、外壁、防水層など、複数の箇所が複雑に関係している場合が多くあります。 屋根だけ、外壁だけといった部分的な補修では、他の箇所からまた雨漏りが発生する可能性を完全になくすことは難しいでしょう。 二次被害が広がると、内装の貼り替えや天井の補修まで必要になるなど、当初想定より大幅に費用が膨らむこともあります。 一方、屋根・外壁・防水をまとめて点検・補修すれば、建物の外側全体を強化でき、雪害に対する弱点をまとめて解消できます。 雪害は、いつまた起こるか分からないことを考えると、中途半端に補修するのではなく、根本的に解消する方が、長期的に見てメリットがあるわけです。 3. 次回のメンテナンス時期を統一できる 同じ時期に改修することで、次回のメンテナンス時期を統一できるのも大きなメリットです。 別々に施工すると、「屋根は10年後、外壁は5年後、屋上防水は7年後」といったように、メンテナンスの時期がずれ、その都度工事が必要となり、管理も煩雑になります。 しかし、一度にまとめてメンテナンスした方が、長い目で見れば手間も費用も抑えられます。その後の管理もしやすくなるでしょう。 4. 度重なる修繕は顧客満足度にも影響する 加えて、度重なる工事のたびにお客様への告知やクレーム対応、スタッフの動線確保などが必要になり、運営面の負担も軽視できません。 工事による営業への影響を最小限にする方法 「工事期間中、営業はどうすればいい?」「工事中の景観が気になる」と心配する方もいらっしゃるでしょう。 しかし、工夫次第で、営業を続けながら工事を進めることは可能です。  お客様が少ない時間帯に集中して作業する 宿泊施設や店舗が営業を継続しながら工事を行う際は、お客様が少ない時間帯に集中して作業することが効果的です。 具体的には、昼間のチェックアウト〜チェックインの間など、人の出入りが少ない時間を狙って騒音や振動が出る工程を実施します。 また、工期をできるだけ圧縮するために、天候を見ながら施工範囲を小分けして効率良く進めるのもポイントです。 実際にゆうき総業でも、ホテルや旅館では、騒音が出る工事は10時~15時までに制限しています。 さらに、旅館・ホテル側の工事責任者との連携も重要です。 ゆうき総業では、連泊客の部屋周辺は工事を避けるなど、毎日図面を照らし合わせながら施工箇所の説明と工程を必ず報告しています。 景観を維持する無足場工法 先ほど紹介した無足場工法のメリットは、コストカットや工期の短縮だけではありません。 足場がないわけですから、旅館・ホテルにとって欠かせない、窓からの景観と美観を損なわない工事が実現できます。 さらには、足場の設置が困難な立地でも、無足場工法なら実現できるという特長もあります。 具体的に検討すべき工事ポイント ここからは、雪害対策として検討すべき具体的な工事内容について、さらに詳しく見ていきましょう。  屋根の工事 豪雪地帯では、屋根材の破損や落雪によるトラブルが起こりやすくなります。 特に、積雪後に雨が降ったり、気温が大きく変化したりすると、屋根材のすき間から雨水が浸入する「すが漏り」が発生しやすいため注意が必要です。 検討すべき工事内容: 雪止め設置・交換: 落雪を防ぎ、屋根への負担を軽減します。 屋根材の補修・交換: 破損した屋根材を交換したり、防水性能を高めるための塗装を行ったりします。 防水シートの補修・交換: 屋根材の下にある防水シートを補修・交換し、雨漏りを防ぎます。 屋根塗装: 屋根材の防水性能、耐久性を高めます チェックポイント: 屋根材のひび割れ、ずれ、破損: 目視で確認し、異常があれば専門業者に詳細な点検を依頼しましょう。 雪止め金具のゆるみ、破損: 雪止め金具がしっかりと固定されているか確認し、必要であれば交換や補強を行います。 雨樋の変形、詰まり: 雨樋が雪の重みで変形していないか、枯れ葉などで詰まっていないかを確認し、必要であれば修理や清掃を行います。 屋根塗装の状態: 塗装が剥がれていたり、色あせていたりすると、防水性能が低下している可能性があります。 防水シートの状態: (専門業者による点検が必要) 屋根材の下にある防水シートに劣化や破損がないかを確認します。 屋根上部の塗装や防水シートが劣化していると、雪解け水が建物内部に侵入しやすくなります。 改修時には、このような状態をしっかりと確認し、防水層を確実に補修することが重要です。 外壁の工事 外壁に細かな亀裂や塗装の剥がれがあるまま冬を迎えると、凍結と融解を繰り返すうちにダメージが広がってしまいます。 亀裂から内部に水がしみ込んで凍結し、外壁材を内側から壊してしまう「凍害」が起きることもあります。 検討すべき工事内容: ひび割れ補修: ひび割れから水が浸入するのを防ぎます。 シーリング打ち替え: 窓やドア周り、外壁材の継ぎ目などのシーリング(目地材)を交換し、防水性を高めます。 外壁塗装: 外壁を保護し、防水性能を高めます。 チェックポイント: 外壁のひび割れ: 特に、窓やドアの周り、外壁材の継ぎ目などにひび割れがないか確認します。 塗装の剥がれ、色あせ: 塗装が劣化すると、外壁材の防水性能が低下します。 シーリングの状態: 目地やサッシまわりのシーリングにひび割れや剥がれがないか確認します。 チョーキング現象: 外壁を触ったときに白い粉が付く場合は、塗膜が劣化しているサインです。 外壁の目地やサッシまわりのシーリングが劣化していると、雨や雪解け水が侵入しやすくなります。 同時改修で屋根だけでなく外壁やシーリングの防水性能も高めておくことで、雨漏りや湿気によるトラブルを根本的に防ぐことができます。 防水工事 屋上やバルコニーも、雪害を受けやすい箇所です。 積雪が長時間にわたって残ると、防水層に負担がかかり、亀裂や剥離を引き起こす可能性があります。 さらに、排水口が詰まると、溶けた雪が水たまりのようになり、雨漏りにつながるケースも少なくありません。 検討すべき工事内容: 屋上防水: 屋上の防水層を補修・交換し、雨漏りを防ぎます。 バルコニー・ベランダ防水: バルコニーやベランダの防水層を補修・交換し、階下への漏水を防ぎます。 ドレン(排水口)の清掃・交換: 排水がスムーズに行われるように、ドレンの清掃や交換を行います チェックポイント: 防水層のひび割れ、膨れ、剥がれ: 目視で確認し、異常があれば専門業者に詳細な点検を依頼しましょう。 排水口の詰まり: 落ち葉やゴミなどが詰まっていないか確認し、定期的に清掃を行いましょう。 脱気筒の状態: 脱気筒がしっかり防水層と固定されているか確認しましょう。 防水工事にはさまざまな工法がありますが、同時改修で屋根・外壁・屋上を一体的に仕上げることで、建物全体の耐水性を均一に高め、次回のメンテナンス時期も揃えられるというメリットがあります。 ゆうき総業:東北の気候を知り尽くした専門業者として 仙台に拠点を置く私たちゆうき総業では、雪国である東北地方で多くのホテルや旅館の修繕工事を手掛けてきました。 ゆうき総業が選ばれる3つの理由 多能工の職人チーム: 屋根も外壁も防水も、内装工事まで、まとめて自社施工。この体制により、コストカットだけでなく、短期集中で施工を完了し、宿泊客に影響をほとんど感じさせません 緊急時も安心: 必要な材料は自社で在庫管理。トラブル発生時も、すぐに駆けつけます 無足場工法: 足場を組まないから、景観を損なわず、営業しながら工事が可能 「雪害の修繕や予防工事をしたいが、どの業者に頼めば良いか分からない」 そんな旅館のオーナー様は、ぜひ一度、ゆうき総業にご相談ください。 まとめ:雪害リスクに備え、旅館の価値を高める改修を 雪国の旅館・ホテルにとって、屋根、外壁、防水の同時改修は、避けて通れない雪害対策となるだけでなく、長い目で見れば修繕費用の削減にもつながり、お客様に「また来たい」と思っていただける宿づくりへの投資にもなります。 特に、一度の工事で足場代を大きく減らせる点は、大規模な改修をお考えのオーナー様にとって、見逃せないポイントではないでしょうか。 私たちゆうき総業は、内装から外装まで全てお任せいただける職人チームと、自慢の景観を守る無足場工法が強みです。 「雪害を防ぎたい」「雪害のひがいにあってしまった」という方は、まずは無料の現地調査をご相談ください。 豊富な経験をもとに、雪害対策のプロが、お客様の旅館にぴったりのプランをご提案し、大切な資産を守るお手伝いをいたします。

「養生」は塗装工事で最も重要な工程|養生の費用や注意点などを解説 | 外壁工事

「養生」は塗装工事で最も重要な工程|養生の費用や注意点などを解説

外壁塗装の養生(ようじょう)とは 養生とは、塗料の飛散を防ぎ、建物を保護するために、家屋をビニールシートやメッシュシートで覆う作業のことを指し、外壁塗装を行う際には欠かせない作業工程です。養生の出来が塗装の仕上がりを左右すると言っても過言ではありません。 塗料は液体であるため、塗装する際に周りに飛散しやすく、塗らなくてよい部分まで塗ってしまう可能性があるため、外壁塗装を行う前には、あらかじめ養生を済ませておく必要があります。 外壁塗装の養生が必要な理由 養生とは、塗装の対象ではない部分を保護し、塗料の飛び散りや汚れから守るための作業のことを指します。 1. 塗料飛散防止と周囲の保護 塗装工事中は、塗料が飛び散ってしまうことがあります。養生を行うことで、庭の植物や花壇、隣家などへの塗料の飛散を防ぎ、周囲への迷惑を防ぐことができます。 2. きれいな仕上がりの実現 窓枠などの塗装が不要な部分にテープを貼ることで、塗装とそうでない部分の境目をきれいに仕上げることができます。養生を怠ると、境目が曲がったりガタガタになったりしてしまい、美観を損ねる可能性があります。 3. 居住者の快適性の確保 窓などをビニールで覆う養生は、居住者にとって息苦しさを感じさせることがあります。特に夏場のクーラーが苦手な家庭では、風通しの良い養生方法を採用することで、居住者の快適性を確保することが大切です。 養生の費用相場 外壁塗装工事における養生の費用相場は、一般的に1平方メートルあたり300~500円程度です。30坪の一般的な住宅の場合、養生費用はおおよそ40,000~60,000円ほどが目安となります。 1. 養生費用の計上方法 多くの塗装業者は、見積書に養生費用を別途計上せず、施工費に含めている場合が多いです。ただし、車や植栽などの特別な養生が必要な場合は、別途費用が発生する可能性があります。 2. 事前に要望を伝えることが大切 見積もりを依頼する前に、養生に関する要望を業者に伝えておくことが大切です。 汚したくないものの種類や量によって、養生の範囲や方法が変わり、費用に影響を与える可能性があるためです。 3. 養生は費用をかけてしっかりやる 一部の業者は「養生費用無料」をうたっていますが、実際には必ず費用が発生しています。養生は外壁塗装工事に不可欠な工程であり、施工面積に応じた費用が必要となります。 適切な養生は外壁塗装の仕上がりや安全性に直結するため、費用面だけでなく、業者の養生に対する姿勢や方法も確認しておくことが重要です。見積もりの段階で養生についてしっかりと話し合い、適切な費用で質の高い養生を行ってくれる業者を選ぶようにしましょう。 養生が必要な箇所と期間 窓・ドア周りと植栽 |4~8日間 窓やドア周りは、マスカーと呼ばれるテープ付きビニールシートを使用して養生します。植栽も同様に、大きさに応じて適切な養生材を使用して保護します。 これらの養生は、高圧洗浄後から片付け前までの4~8日間必要です。 エアコン室外機 |約8日間 室外機カバーを使用して、エアコンの室外機を養生します。 カバーは空気の流れを妨げないように設計されているため、工事中もエアコンを使用できます。 室外機の養生期間は、高圧洗浄後から片付け前までの約8日間です。 車両 |約3日間 施主や近隣の車両を保護するために、カーシートを使用します。高圧洗浄日や車両に近い場所を塗装する際に、約3日間の養生が必要です。 玄関・ベランダ・下屋根 |8~9日間 人が通る場所には、滑りにくく破れにくいノンスリップマスカーを使用します。これらの養生は、高圧洗浄後から片付け前までの8~9日間必要です。 塗り分け部分 |約7日間 仕上がりの美しさを確保するために、マスキングテープを使用します。 塗装作業中に随時使用し、使用した当日中に除去されます。 建物全体 |約11日間 足場に取り付けられた飛散防止ネットは、足場の架設から解体までの約11日間、建物全体を養生します。 塗料・資材置き場と通路 |約9日間 ブルーシートを使用して、塗料や資材置き場、通路を養生します。 高圧洗浄後から片付けの時までの約9日間、これらの場所を保護します。 適切な養生は、外壁塗装工事の品質と安全性を確保するために欠かせません。養生箇所と期間を理解し、業者と協力して適切に実施することが大切です。 養生で使用する道具 外壁塗装工事における養生には、目的に応じて様々な道具が使用されます。 養生用ポリシートとマスキングテープ 窓枠の養生に使用される大型のビニールシートと、粘着力の弱いマスキングテープのセット。 窓枠全体をポリシートで覆い、マスキングテープで固定します。 マスカー 養生用ポリシートとマスキングテープの機能が一体化した道具。 貼るだけで養生が完了するため、作業時間を大幅に短縮できます。 ノンスリップマスカー 滑り止め機能付きのマスカー。 施工者の足元の安全を確保するため、玄関周りやベランダなどで使用されます。 ブルーシートと布カバー 足元に敷く養生に使用される大型のシート。 ブルーシートは滑りやすいが、布カバーは滑りにくいという特徴があります。 カーカバーと室外機カバー 車全体を覆うカーカバーには、厚手から薄手までの種類があります。 室外機カバーは、メッシュ機能を持つ特殊タイプとマスカーで作るオリジナルタイプがあります。 布テープ 粘着力が強いため直接使用することはありませんが、長尺のビニールの継ぎ足しや補強に活躍します。 飛散防止ネット 家全体を覆うメッシュシート。通気性を持ちながら、風の影響も考慮されています。 足場の設置と同時に施され、ひもでくくって固定するタイプが主流です。 これらの養生道具を適材適所で使用することで、塗料の飛散防止や周囲の保護、施工者の安全確保など、外壁塗装工事における養生の目的を効果的に達成することができます。 養生の手順 適切な材料選択と手順で丁寧に養生を行うことは、美しい仕上がりにつながります。 1. 窓の養生 窓の大きさに合わせてマスカーを選択し、上と左右にマスカーを貼ります。 下部はガムテープのみで張ることで、ピンと張られた美しい仕上がりになります。 掃き出し窓などの大型窓には、550mmや1100mmのマスカーを使い分けます。 2. バルコニーの養生 エアコンの室外機がある場合、使用中は養生シートを上に巻いておきます。 塗装直前に養生シートを下ろし、塗装後すぐに再び上に巻き上げます。 最近は通気性の良い繊維状の室外機専用カバーも活用されています。 3. 湯沸かし器や給湯器の養生 煙突となる部分を塞がないように注意が必要です。 ビニールで巻くと熱で溶けてしまうため、アルミホイルを使用することもあります。 作業する瞬間だけ巻き、使用中は外しておきます。 4. その他の注意点 養生シートやマスカーの無駄を減らすために、適切な大きさや使い方を心がけます。 お客様の生活に配慮し、エアコンや給湯器などの使用に影響がないように養生します。 養生の注意点 1. 窓の開閉ができない 養生中は窓が開けられなくなるため、換気がしたい場合は事前に業者に相談しましょう。業者と相談することで、ビニールに穴を空けて換気することも可能です。 2. 植物への影響 植物を長期間養生すると、酸素や日照不足により枯れる原因になります。大切な庭木などは、塗料を使う期間の3日程度に養生期間を絞ってもらうことをおすすめします。 3. 不適切な養生によるトラブル 養生が適当だと、塗料の汚れや仕上がりの不満足、工期の延長など、大きなトラブルの原因になります。養生の役割と重要性を理解している業者を選ぶことが大切です。 4. その他の注意点 エアコンの使用制限や洗濯物が外に干せないなど、生活への影響があります。ボイラーの煙突や排気口を塞がないように注意が必要です。 業者との打ち合わせ・相談が重要! 養生に関する問題を防ぐために、業者との打ち合わせや相談が非常に重要です。工事前、工事中、工事後のそれぞれの段階で、以下のような点を確認・相談しましょう。 養生してほしい箇所や期間 エアコンの使用や窓の開閉の可否 植物の養生期間 養生材の剥がし忘れや片付け忘れの確認 養生中も快適に過ごせるようにする方法 外壁塗装工事中は、養生のために窓が開けられなくなるなど、生活に影響が出ることがあります。しかし、事前の準備と業者との適切なコミュニケーションにより、養生中も快適に過ごすことができます。以下に、快適に過ごすためのポイントをまとめます。 1. 開閉したい窓やドアは事前に伝えておく キッチンや浴室の窓など、できるだけ開けたい窓がある場合は、あらかじめ業者に伝えましょう。毎日の作業後に養生を外してもらうことで、窓を開けることが可能になります。 工事を行っていない夜間は、基本的に窓を開けることができます。 2. 養生中もエアコンや換気扇は使用できる 窓を開けられない期間は、エアコンや換気扇の使用が必要になる場合があります。メッシュカバーなどで室外機を覆うことで、外壁塗装中もエアコンや給湯器を使用できます。 エアコンや換気扇を使用したい旨を事前に業者に伝えておくことが大切です。 3. 洗濯物の干し方を工夫する 養生ネットで家全体を覆っている場合、外に洗濯物を干すことができません。室内干しや近隣のコインランドリーを利用するなど、洗濯物の干し方を工夫しましょう。 4. 植物への水やりは業者に依頼する 養生ネットがかかっている期間、植物に十分な日光が当たらない可能性があります。植物の水やりを業者に依頼するなど、枯れないための対策を講じましょう。 外壁塗装工事中も、業者とのコミュニケーションを密にとることで、快適な生活を維持することができます。養生の必要性を理解しつつ、生活への影響を最小限に抑えるための方法を、業者と一緒に考えることが大切です。

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