工場床 エポキシ樹脂塗床工事|ユカクリート タイル#70|山形県
大規模修繕の工事内容
塗床材:大同塗料 ユカクリートタイル#70 色:ライトグレー、ベネチャンレッド、グラスグリーン
耐熱床:大同塗料 レジモルハードUW
防塵塗装:大同塗料 ユカクリートスタンダード 色:ライトグレー、ベネチャンレッド、グラスグリーン
施工のポイントや特徴
今回はノンスリップ仕上げの仕様なので、エポキシ樹脂塗床の中塗り後にタイミングよく骨材を散布します。
骨材の散布はリシンガンやホッパーガンなどを使って均等に吹き付けました。
塗床施工班と吹き付け班に分かれ、チームワークよく施工していくのが品質アップに繋がります。
工事の詳細
所在地 | 山形県 |
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施工内容 | 工場塗床・・・約800㎡ 工場耐熱床・・・約30㎡ 工場防塵塗装・・・約300㎡ |
構造・階数 | 2階 |
工事期間 | 3週間 |
この記事を書いた人
結城 伸太郎
職歴:27年
得意分野:防水工事・外構工事・大規模改修管理業務
保有資格:1級建築施工管理技士、1級建築塗装技能士、1級ポリマーセメント防水、1級改質アスファルト防水、外壁1級仕上げ技能者、防水登録基幹技能者、外壁仕上基幹技能者、国際ライセンス サーモグラファーレベル1、監理技術者、職長安全衛生教育、他
現場レポート
コンクリート打設
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工場床のコンクリート打設後
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工場床のコンクリート打設後
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工場床のコンクリート打設後
下地としては最低でも14日間くらい乾燥させたいです。
ケミクリートE用下塗りプライマー塗布
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プライマーにはセメントが混ぜられています。
エポキシ樹脂塗床 グリーン
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1回目塗布状況
コテで均一に塗り広げていきます。 -
1回目施工後
施工後はピカピカになっています。
ノンスリップ仕上げは骨材を散布して仕上げるので艶が消えます。 -
施工後骨材散布
骨材はエアーコンプレッサーで吹き付けて散布します。 -
上塗り
骨材散布状況
区画ごとに完了するまで一気に進めなければなりません。
塗り継ぎは作れないのです。 -
施工後
骨材が均一に散布され乾燥された状態です。 -
施工完了 グリーン
表面に骨材が埋まっているので、表面がざらざらしています。
これがノンスリップ仕上げと言って、滑りづらい設計となります。
エポキシ樹脂塗床 グレー
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中塗り施工中 グレー
材料を作る班、塗り広げる班、手元とチームワークよく施工していきます。 -
上塗り 骨材散布施工中
グレーのところも同じように塗床材を塗布しつつ骨材を散布していきます。 -
上塗り 状況
塗り継ぎ無く一気に塗り広げなければならないので、区画ごとに完了するまで休憩は出来ません。 -
施工完了 グレー部分
エポキシ樹脂塗床 ベネチャンレッド
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ベネチャンレッドです。
レッドはなかなかお目に掛かれませんが、綺麗ですね。 -
中塗り1回目完了
ノンスリップ仕上げではない仕様だとこのままの艶で完了となります。 -
施工完了
2回目に骨材を散布し、3回目で均一に仕上げました。
レジモルハードUW
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施工中
耐熱用の塗床は一発勝負なので、均一な厚みを確保しつつ素早くコテで塗っていきます。
とても塗りづらい製品なので大変です。 -
施工中
全面に塗布して完了となります。
担当者からのコメント
防食品工場の塗床を施工しました。
材料は大同塗料のユカクリート タイル#70をノンスリップ加工で仕上げました。
グリーン、レッド、グレーとカラフルな色で仕上がっています。
タイル#70は厚膜型2液エポキシ樹脂塗床材として、耐久性はもちろん、幅広い建物で使用されており、実績も豊富です。
特に留意する事は、既存の土間の乾燥が不十分だと密着不良で剥がれる事が多いので、水分計などで調べてしっかり乾燥しているか確認しましょう。特に打設後14日間は最低存置期間が欲しい所ですね。