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【ゴミは出ない?】オーナー必見!大規模修繕でよくあるトラブルを解説!

【ゴミは出ない?】オーナー必見!大規模修繕でよくあるトラブルを解説! | 大規模修繕

マンションの大規模修繕といえば、騒音やベランダへの立ち入りなどのトラブルをイメージする方が多いかと思います。しかし意外と発生しやすいのがゴミの問題です。

本記事では、大規模修繕工事で起こりうるゴミのトラブルとその対策について詳しく解説します。

大規模修繕では大量の「ゴミ」が出る!

大規模修繕工事は、10〜15年に一度行われる大がかりな工事であり、その規模と期間の長さから、通常の建物維持管理と比べて廃棄物の量も増加します。

具体的には、建物の老朽化した部分を新しい材料に交換するために出た古い建材や、工事過程で様々な種類の廃棄物が生じます。例えば、塗料缶、養生材、コンクリート片、金属くず、木くずなどが挙げられます。

また、建設工事から出るゴミは産業廃棄物として扱われ、一般ゴミとは異なる処理方法が必要となります。そのため、適切な廃棄物管理と処理が工事において重要な側面となります。

知っておくべき「ゴミ処理」に関するトラブルは?

ここからは大規模修繕時によくある「ゴミ処理トラブル」について詳しく解説していきます。

【ケース1】「産業廃棄物」の分別・処理不足によるトラブル

大規模修繕工事では多種多様な廃棄物が大量に発生します。これらは産業廃棄物として扱われるため、一般ゴミとは異なる処理方法が必要です。

しかし、現場では分別が不徹底になりがちで、塗料缶やビニール、古い建材などが混合状態で排出されることがあります。また、無許可業者への委託や不法投棄といった深刻な問題も起こり得ます。

これらは法律違反となる可能性が高いため、元請業者が責任を持って適切な処理業者を選定し、廃棄物の分別や処理過程を厳密に管理することが重要です。適切な対応は、環境保護にも貢献し、企業の社会的責任を果たすことにもつながります。

【ケース2】ゴミ移動の「臭い・騒音」によるトラブル

ゴミ処理に関連して、騒音や臭気の問題も発生しがちです。廃材を運搬車両に積み込む際や一時保管場所に移動する際の騒音、塗料や接着剤などの化学物質を含む廃棄物から発生する臭い、作業員の会話や指示の声なども、近隣住民にとっては不快な騒音となり得ます。

これらの問題に対しては、作業時間の制限や低騒音・低臭気の機材・材料の使用、作業員への教育などの対策が効果的です。また、工事の進捗状況や作業予定を事前に周知することで、居住者や近隣住民の理解と協力を得ることも重要です。適切な対応は、スムーズな工事進行と良好な地域関係の維持につながります。

大規模修繕工事で起こりうる「近隣トラブル」については、下記記事で紹介していますので、あわせてご覧ください!

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【オーナー必見】大規模修繕の近隣トラブル&解決方法をプロが解説!

マンションの大規模修繕では居住者だけでなく、近隣住民への負担も心配されます。 本記事では、大規模修繕で起こりうる近隣トラブルとその対策についてご紹介します! 大規模修繕で起こりがちな「3つ」の近隣トラブル 大規模修繕工事は建物の維持に欠かせませんが、同時に近隣との関係に影響を与える可能性もあります。 工事期間中に発生しやすい3つの主要なトラブルについて、その概要と対策をご紹介します。 トラブル①:工事の「騒音・振動」によるクレーム 大規模修繕工事で最も頻繁に問題となるのが、騒音と振動です。 足場の設置や解体時の金属音、電動工具の使用音、コンクリート穿孔時の振動などが、居住者だけでなく近隣住民の生活に影響を与えることがあります。 騒音トラブルの原因と対処法については、下記記事で詳しく解説していますので併せてご覧ください! トラブル②:近隣のご家庭まで粉塵が舞う 外壁塗装や防水工事に伴う強い臭いや粉塵も、しばしば苦情の対象となります。 塗料やシーリング材の臭い、サンディングや研磨作業による粉塵、洗浄作業時の水しぶきなどは近隣住宅まで影響し、窓を開けられなくしたり、洗濯物を外に干せなくしたりと、日常生活に直接的な影響を及ぼすことがあります。 トラブル③:工事車両が通行妨害になるケースも… これは「工事」全般で起こりがちなトラブルです。 大規模修繕工事では、資材の搬入出や作業車両の駐車のため、一時的に近隣道路を使用するため、工事車両による交通渋滞や通行障害、路上駐車による近隣住民とのトラブルになることも。 業者側が公道利用に配慮することが重要ですが、ごく稀に「狭い・通りづらい」といった声をいただくケースが発生してしまいます。 トラブルを防ぐための事前対策は? トラブルを防ぐために、マンションオーナー(施主)の皆様は、工事の事前告知を行うようにしましょう。 少なくとも工事開始の1〜2ヶ月前には、居住者や近隣住民に対して工事の概要、期間、予想される騒音や振動などの影響について、文書の配布、掲示板への掲示など、複数の手段を用いて情報を周知することが望ましいです。 一方、私たち「施工業者」としては、以下の点に特に注意を払っています。 【騒音・振動の低減】防音シートなどを使用し、騒音・振動対策を徹底します。特に早朝や夜間の作業は避け、休日作業が必要な場合は事前に十分な説明を行います。 【粉塵対策】養生シートの使用や散水など、粉塵の飛散を最小限に抑える対策を徹底します。 【交通安全と駐車場の確保】工事車両の出入りによる交通障害を防ぐため、誘導員を配置し、適切な駐車スペースを確保します。 【定期的な情報提供】工事の進捗状況や今後の予定について、定期的に情報を提供し、透明性を確保します。 【緊急時の対応体制】事故や災害時の対応マニュアルを整備し、迅速かつ適切な対応ができるよう準備します。 【環境への配慮】廃棄物の適切な処理や、可能な限りの再利用・リサイクルを心がけます。 これらの取り組みを通じて、私たち施工業者は、マンションオーナーと協力しながら、居住者や近隣住民の皆様の理解と協力を得つつ、円滑に工事を進めることを目指しています。大規模修繕は建物の価値を維持・向上させる重要な工事であり、同時に地域社会との良好な関係を保つことも私たちの重要な責務だと考えています。 まとめ 大規模修繕では住居者だけでなく、近隣にお住まいの方にも配慮しなければなりません。 本記事でも解説した通り、マンションオーナー様の協力はもちろん、施工業者も近隣とのコミュニケーションを取ることが不可欠なのです。 ゆうき総業株式会社は、これまで【6,000件】を超える施行実績をもとに、お客様に安心いただけるマンション大規模修繕をお受けしています。 外壁・屋根工事はもちろん、内装・設備工事まで、幅広い工事をトータルでお引き受けしています。 宮城・仙台を拠点に、東北全域から首都圏まで事業を広げてきました。お客様のご要望をしっかり聞き取り、最適な提案と施工で、建物の見た目と機能性を向上させ、長持ちさせるお手伝いをします。大規模改修・修繕工事でお悩みの際は、ぜひゆうき総業株式会社にご相談ください。 >無料相談はこちらから 「住居者の方とのトラブル」については、こちらの記事で詳しく解説していますので併せてご覧ください!

トラブルを予防する方法は?

ここからは先ほど挙げたトラブルを回避するために、業者やマンションオーナーの皆様がやるべき予防法について詳しく解説します!

予防法①:一時的なゴミ置き場は「法令遵守」で設置する

工事中は一時的にゴミ置き場を設置する必要がありますが、これには法律で定められた基準があります。

適切な囲いや掲示板の設置、廃棄物の飛散・流出防止、公共水域や地下水の汚染防止、害虫・悪臭対策など、細かな点に注意を払う必要があります

また、保管高さの制限にも気をつけましょう。これらの対策は、法令遵守という観点だけでなく、周辺環境への配慮としても重要です。適切に管理された清潔なゴミ置き場は、工事に対する住民の信頼にもつながります。

予防法②:分別・リサイクルを徹底し、環境負荷を抑える

大規模修繕工事では大量の廃材が発生します。これらを適正に処理し、可能な限りリサイクルすることで、環境負荷の低減とコスト削減を同時に実現できます。

工事現場での徹底した分別、リサイクルの推進、適正な処理業者の選定、マニフェスト管理など、計画的かつ体系的な取り組みが求められます。

さらに、設計・施工段階から廃棄物の発生を抑制する工法や資材を選択するなど、予防的なアプローチも効果的です。これらの取り組みは、単に法令遵守にとどまらず、管理組合や施工業者の社会的責任を果たすことにもつながるのです。

予防法③:「説明会・進捗報告」で、住民とコミュニケーションを取っておく

住民トラブルで一番問題となるのが、「そもそも話をしていない・聞いていない」というクレームです。

大規模修繕工事を成功させる第一歩は、関係者全員の理解と協力を得ることです。そのためには、マンション住民はもちろん、近隣住民への丁寧な説明が欠かせません。

工事説明会の開催や詳細な資料の配布、定期的な進捗報告など、細やかなコミュニケーションを心がけましょう。また、苦情窓口を設置し、問題が生じた際に迅速に対応できる体制を整えることも重要です。

こうした取り組みにより、工事に対する理解が深まり、潜在的なトラブルを未然に防ぐことができます。

“ゴミ問題”はトラブルになりやすい!
「業者&オーナー」から住民への事前報告・連絡がマスト!

本記事でも紹介した通り、マンションの修繕は避けて通れないものですが、「お住まいの住民の皆様が安心・安全に暮らせるか?」が第一に考えるべき点です。

特にゴミや騒音は、「住民トラブルに繋がる+法的罰則に繋がりやすい」部分ですので、まずは施工業者やマンションオーナー様から住民の理解を得ておくことがマストなのです。

当社はこれまで【6,000件】以上の施行実績をもとに、お客様とのトラブルを極力減らす配慮のもと、マンションの大規模修繕を行っています。

外壁・屋根工事はもちろん、内装・設備工事まで、幅広い工事をトータルでお引き受けしています。

宮城・仙台を拠点に、東北全域から首都圏まで事業を広げてきました。お客様のご要望をしっかり聞き取り、最適な提案と施工で、建物の見た目と機能性を向上させ、長持ちさせるお手伝いをします。

大規模改修・修繕工事でお悩みの際は、ぜひゆうき総業株式会社にご相談ください。

>無料相談はこちらから!

この記事を書いた人

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結城 伸太郎

職歴:27年

得意分野:防水工事・外構工事・大規模改修管理業務

保有資格:1級建築施工管理技士、1級建築塗装技能士、1級ポリマーセメント防水、1級改質アスファルト防水、外壁1級仕上げ技能者、防水登録基幹技能者、外壁仕上基幹技能者、国際ライセンス サーモグラファーレベル1、監理技術者、職長安全衛生教育、他

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