【ホテル・旅館向け】集客を最大化する戦略的「大規模改修」とは?

施設の老朽化が進む中、安全性や快適性を保ち、資産価値を維持することは、ホテルや旅館にとって欠かせない課題です。しかし、大規模改修や修繕工事を計画する際には、工事のタイミングや費用、営業中の対応策など、クリアすべきポイントが多くありますよね。
そこでこの記事では、他ではまだ語られていない、集客力向上に直結する【戦略的な大規模改修】の考え方を初公開いたします。
宿泊業界の最新トレンドを踏まえ、老朽化したホテル・旅館に大規模改修がなぜ今必要なのか、その理由を深掘りします。
さらに、競争が激化する市場で勝ち抜くための戦略的な改修ポイント、最適な実施タイミング、そして弊社独自の改修方法まで、ホテル・旅館の大規模改修を成功に導くための「すべて」を徹底解説いたします。
目次
ホテル・旅館の大規模改修の目的は?どんなことをする?
ホテルや旅館の大規模改修とは、建物全体にわたる工事のことで、単に古くなった部分を直すだけでなく、安全性や快適性を向上させ、お客様に選ばれる施設へと再生するために行われます。
(ちなみに、「修繕」は、劣化した建物や設備を元の状態へ回復させる工事のことを言います。)
一般的に、以下のような工事内容が挙げられます。
工事の種類 | 目的 | 具体例 |
---|---|---|
外装工事 | 建物の老朽化を防ぎ、安全性と外観の美しさを維持する | 外壁のひび割れ補修、防水工事、屋根の修繕 |
設備更新 | 快適な環境を維持し、設備故障やトラブルを未然に防ぐ | 老朽化した空調の交換、給排水設備や電気配線の更新 |
耐震補強工事 | 地震による建物の崩壊リスクを軽減し、災害時の安全性を高める | 耐震診断をもとにした建物の構造補強工事 |
バリアフリー対応 | 高齢者や車椅子利用者にも優しい施設として、利便性と快適性を向上させる | エレベーターの設置、段差の解消、手すりの取り付け |
エネルギー効率改善 | 光熱費削減と環境負荷軽減を両立し、持続可能な運営を実現する | LED照明の導入、高効率な空調システムや省エネ給湯設備の設置 |
内装リニューアル | 空間のデザイン性を高め、顧客満足度とリピーター率を向上させる | 客室やロビーの壁紙・床材の張り替え、家具や設備の更新、新しい内装デザインの導入 |
大規模改修や修繕は、施設全体の機能性や安全性を高めると同時に、顧客満足度の向上や運営コストの削減にもつながります。具体的な工事内容を明確にし、計画的に進めることで、施設の魅力を大幅にアップさせることができるのです。
ホテルや旅館に大規模改修が求められる理由と背景とは?
ホテルや旅館は、施設としての魅力や安全性を維持するために、定期的な大規模改修が不可欠です。特に近年、建物の老朽化や法的要件の変更、そしてお客様のニーズの多様化により、改修の必要性がさらに高まっています。
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
1. 建物の老朽化や設備の劣化が与える影響
老朽化が進んだ施設は、見た目や機能性の面で新しいホテルに劣り、顧客満足度に直接的な影響を及ぼします。
- 外観や内装の老朽化:外壁の汚れや塗装の剥がれ、古びたデザインの内装は、施設の魅力を損なう要因となり、顧客に「時代遅れ」という印象を与えることがあります。
- 設備の劣化による不便さ:エアコンや給排水設備などのトラブルは、宿泊者の快適な滞在を阻害し、施設の評価を低下させる一因となります。
- 競争力の低下:新しい設備やデザインを備えた施設が増える中、老朽化したホテルは顧客の選択肢から外れやすくなります。
これらの問題に対処するためには、大規模改修による抜本的な改善が欠かせません。

老朽化ホテル・旅館の改修で競争力アップ!その改修戦略と成功事例をご紹介!
近年、宿泊業界ではインバウンド需要の増加や新規ホテルの進出が進み、競争が激化しています。 一方、老朽化した施設では、設備の劣化や耐震性の不足、快適性の低下が顧客離れを招き、新規施設との競争で不利な状況に陥っています。 特に最新設備を備えたホテルが増える中、古い施設が競争力を維持するには「大規模改
2. インバウンド需要の増加とお客様ニーズの変化
インバウンド需要の高まりに伴い、海外からの宿泊客が増加しています。訪日観光客は、日本独自の文化を体験したいと望む一方で、快適性や機能性も重視しています。そのため、和の伝統美と現代的な快適さを融合させた「和モダン」な内装が求められています。
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和モダンな内装の導入:
伝統的な和の要素を取り入れつつ、現代的なデザインや機能性を加えることで、外国人観光客にも受け入れられやすい空間を提供できます。例えば、和風の客室にベッドを設置するなどの工夫が考えられます。
これは、従来のスタイルからニーズが変化した日本国内の観光客にも言えます。
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環境に配慮した設備の導入:
省エネ性能の高い設備や再生可能エネルギーの活用、廃棄物削減のためのシステムを導入することで、環境意識の高い外国人観光客の期待に応えることができます。
3. 法的要件や安全基準の変更への対応
建築基準法やバリアフリー法などの規制は定期的に改正されており、施設運営者は最新の基準に適合させる必要があります。特に以下のような項目が重要です。
- 消防設備の改善:スプリンクラーや非常口など、防災設備の設置が義務付けられる場合があります。
- 耐震基準の強化:日本の地震多発地域において、最新の耐震基準に適合する建物であることは必須です。
4. バリアフリー、省エネ、SDGsなどへの対応
現代の宿泊施設には、社会の要請に応える改修が求められます。これには以下が含まれます。
- バリアフリー対応:段差の解消や車椅子用トイレの設置など、すべての宿泊客が快適に利用できる施設づくり。
- 省エネ設備の導入:LED照明や高効率空調システム、太陽光発電設備を導入することで、エネルギー使用量を削減しつつランニングコストも削減。
- SDGs対応:環境に配慮した施設運営は、持続可能な観光地としての評価を高めます。
5. ブランドイメージの向上と集客力増強
大規模改修は、施設の外観や内装を一新し、ブランドイメージを向上させる絶好の機会です。時代に合ったデザインや最新設備を取り入れることで、宿泊客の満足度が高まり、リピーターの増加や新規顧客の獲得につながります。
また、改修後のリニューアルオープンを積極的にアピールすれば、施設の注目度が上がり、競合との差別化も実現します。改修工事を経営戦略の一環として捉えることが、集客力強化の鍵となります。
大規模改修のタイミングは「戦略的」な視点で考えよう!
大規模改修を検討する際には、「内装や設備の劣化のサインがみられる」というのが基本的な判断材料になりますが、実はそれは本質的なものではありません。
大規模改修は、頻繁に行えるものではありません。そのため、単に古さを解消するだけでなく、長期的な視点で”選ばれる理由を作り上げる”ことが重要なのです。
このような観点を考慮した上で、改修のタイミングを見極める必要があります。
1. 顧客満足度(口コミ)に施設の古さや劣化のレビューが目立つ場合
口コミサイトなどで施設の古さや劣化に関する低評価が増えてきた場合は、大規模改修を検討すべき時期です。特に、リピート客からの指摘は、施設の改善が必要である明確なサインとなります。
例えば、「空調が古い」「設備が使いにくい」などの意見が増えると、新規顧客だけでなく、リピーター離れにもつながります。これらの声に素早く対応することで、施設の評価を向上させることができます。
2. 業界トレンドに遅れを感じる場合
近年の宿泊業界では、環境への配慮やデジタル化など、顧客ニーズの多様化が進んでいます。例えば、省エネ設備の導入やスマートキーシステムの採用などが求められるケースが増えています。これらのトレンドに遅れると、競争環境での優位性を失う可能性があります。
また、内装デザインをトレンドに合わせて刷新することで、施設のイメージアップや新規顧客の獲得につながります。
3. ソフト面だけでは、激化する競合と差別化出来ない場合
ホテル業界は新規参入が非常に多く、競争が激しくなっています。
ソフト面での改善、例えばサービスの質の向上や顧客対応の強化でなんとかしようとする旅館・ホテルも多いですが、現在の宿泊業界においては、もはやソフト面の改善だけでは競争優位性を確保することは難しくなっています。
そのため、ソフト面だけで競合との差別化が図れない場合は、ハード面を変えることを検討する必要があります。顧客が求める「宿泊体験」を提供するためには、施設そのものの改修が必要不可欠なのです。
4. 事業承継やM&Aのタイミング
事業承継やM&Aの後、新しいオーナーが経営戦略を立て直すために大規模改修を行うことは、事業価値の向上に直結します。特に、老朽化した施設では、改修を通じて顧客の期待に応える現代的な設備や内装を導入することで、競争力を強化し、経営の再スタートを円滑に進められる環境を整えることができます。
また、これにより施設のブランド価値が向上し、将来的な成長基盤を確立することが可能となります。

M&A後のホテル旅館再生!大規模改修で価値を最大化するには?
最近では、インバウンド需要の回復や後継者問題などを背景に、ホテル・旅館業界でM&A(企業の合併・買収)が活発に行われています。 しかし、M&Aで取得した施設の老朽化や機能不足に、頭を悩ませるオーナー様や運営担当者様も多いのではないでしょうか。 M&A後、施設の老朽化や機能
5.法規制や安全基準の変更
建築基準法や消防法、バリアフリー法などの法規制は、時代とともに改正されることがあります。
求められる耐震・防火基準を素早く満たすこと、いちはやく安全・安心な環境をつくることは、
お客様からの安心・信頼を獲得し、ひいては、選ばれる理由となります。
また、災害時の地域の安全拠点としても、信頼を獲得できます。
6.収益性や資金調達のタイミング
改修・修繕には多額の費用がかかるため、収益状況や資金調達のタイミングも、実施時期を決める上での重要なポイントとなります。
例えば、低金利の融資制度を利用できる時期や、国や地方自治体の補助金・助成金制度を活用できるタイミングに合わせて、改修・修繕計画を立てれば、費用負担を減らせます。
また、改修・修繕による投資対効果(ROI)を考慮し、5〜10年で初期投資を回収できるような、無理のない計画を立てることが大切です。
ホテル・旅館の大規模改修工事の進め方と期間
ホテルや旅館の大規模改修工事は、施設運営を続けながら工事を進める必要があるため、事前の計画や調整が特に重要です。また、マンションや工場などの大規模改修と異なり、改修そのものが経営に大きく直結するため、戦略的な改修計画が必要です。
ここでは、改修工事の進行ステップと工事期間について詳しく解説します。
計画から完了までのステップ
一般的に、改修工事は以下のようなステップで進められます。
- 現状調査と問題点の把握
施設の現状を徹底的に調べ、建物や設備の問題点を洗い出します。この段階では、外壁の劣化や設備の故障箇所など、改修が必要な部分を明確にすることが大切です。 - リブランディングと戦略の策定
改修後の施設がどのような価値を提供するのかを明確にする工程です。改修後の目標やコンセプトを設定し、顧客層や提供するサービスの方向性をリブランディングを通じて決定します。これにより、単なる修繕ではなく、施設全体の競争力を高める改修計画を進める基盤を作ります。 - 改修計画の策定
現状調査と戦略の結果をもとに、改修の優先順位や施工範囲、スケジュールを決めます。また、工事に必要な予算についても、この段階で大まかな見積もりを立てます。 - 設計と業者の選定
改修内容に基づいて詳細な設計図を作成し、施工する業者を選びます。選ぶ際には、工法や実績、コスト面を総合的に検討しましょう。 - 施工準備
工事を始める前に、宿泊されているお客様への影響を最小限に抑えるための施工計画を立てます。騒音や振動への対策、工事中の安全管理体制の整備もこの段階で行います。 - 工事の実施
実際の工事は、内装リニューアル、外壁補修、防水工事、設備更新などの各工程に分かれて進められます。進行状況を定期的に確認し、必要に応じて計画を修正します。 - 完工と検査
工事が完了したら、仕上がりを確認するための検査を行います。問題が見つかった場合は、速やかに修正対応を実施します。
工事期間の目安
改修工事にかかる期間は、規模や内容によって異なりますが、一般的には以下を目安としてください。
- 小規模改修(客室や共用部の内装リニューアルなど):約1ヶ月~3ヶ月
- 中規模改修(外壁補修、防水工事など):約3ヶ月~6ヶ月
- 大規模改修(建物全体の改修や設備更新など):6ヶ月以上
工事期間は、施設の稼働状況や季節要因も考慮して調整する必要があります。特に、繁忙期の工事は避け、稼働率が下がる時期を選ぶのが一般的です。
営業中のホテル・旅館は「お客様への配慮」が最優先!
ホテルや旅館の場合、営業を続けながら改修工事を行うことが求められる場合が多いです。その際に大切なのが、宿泊されているお客様への配慮です。具体的には、以下のような工夫が求められます。
- 騒音・振動対策:工事の時間を宿泊客が少ない時間帯に設定したり、防音設備を活用したりします。
- 景観への配慮:外装工事の場合、目立たない工法(例:無足場工法など)を採用します。
- 進行状況を明確に:工事のスケジュールや進捗をお客様にお知らせし、不安を軽減します。
これらの対応を徹底することで、工事中でもお客様の満足度を維持しながら改修を進められます。
ホテル・旅館の改修費用はどれくらい?
大規模改修にかかる費用は、その規模や内容によって大きく異なります。たとえば、客室や共用部の内装リニューアルといった小規模改修であれば数百万円から数千万円程度、外壁補修や防水工事などの中規模改修では数千万円規模、大規模な設備更新や建物全体の改修では1億円を超える場合もあります。
予算管理のポイント
- 工事範囲と優先順位を明確にする:
改修の目的を明確にし、優先順位をつけることで無駄を省きます。 - 事前調査を徹底する:
隠れた劣化箇所を把握し、追加費用の発生を防ぎます。 - 複数の見積もりを比較する:
信頼できる業者を選定するために、複数の見積もりを取得しましょう。 - 段階的な工事を検討する:
予算に応じて、段階的に進める方法も有効です。
費用削減の工夫
補助金や助成金を活用することで、費用負担を軽減できます。省エネ設備の導入や耐震補強など、適用可能な補助金について事前に調査しましょう。

旅館やホテル改修の費用相場は?コストを抑えて効果を最大化する!賢い投資の進め方
ホテルや旅館の改修で、まず頭を悩ませるのが「費用」の問題ではないでしょうか。 特に初めての大規模改修の場合、適正な相場が分からず、見積もりが妥当なのか不安になることも多いでしょう。 さらに、将来の集客・収益にも繋がる、賢い投資にしたい、そうお考えになるのは当然のことです。 この記事では、ホテル
宿泊客に負担をかけない!ゆうき総業の「無足場工法」による改修とは?
ホテルや旅館の改修工事では、施設の営業を続けながら工事を進めることが求められます。
オーナーの皆様が最も懸念されるのは、宿泊者への影響や施設の景観維持ではないでしょうか。工事中の騒音や視覚的な障害は、ゲストの快適さを損ない、施設の評価にも影響を及ぼす可能性があります。
宿泊客・利用客のクレームゼロへ!無足場工法の活用
これらの課題を解決する手段として、「無足場工法」という工事方法があります。この工法では、従来のような足場を組まずに、ゴンドラや高所作業車を活用して施工を行います。その結果、以下のメリットが得られます。
- 足場設置の時間とコストを削減:
足場を組むための作業が不要なため、工事期間を短縮でき、費用も軽減されます。 - 騒音トラブルを回避:
足場設置や解体に伴う騒音や振動がないため、ゲストの滞在中でも快適さを維持できます。 - 景観を保ちながら工事可能:
建物を足場で覆わないため、施設の外観を損なうことなく工事が進められます。 - 狭いスペースや高層建築にも対応:
従来の工法では難しい現場にも柔軟に対応できます。
無足場工法は限られた業者のみが対応可能
しかし、無足場工法を安全かつ効果的に実施するには、高度な技術と経験が求められます。そのため、この工法に対応できる業者は限られているのが現状です。
当社、ゆうき総業は、無足場工法による豊富な施工実績を持ち、旅館やホテルの改修において多くの成功事例があります。他社が断るような難工事も、無足場工法を中心に、独自のアイデア・提案で解決しています。
まとめ:景観・宿泊者・コストすべてに配慮した工事ならゆうき総業へ
ホテルや旅館の大規模改修は、単なる修繕ではなく、施設の価値を高める絶好のチャンスです。
この記事では、計画の立て方や工事の進め方、費用感について簡潔にお伝えしました。特に、顧客満足度を向上させ、競争力を強化するには、リブランディングや戦略的な改修が欠かせません。
ゆうき総業では、無足場工法によるコスト削減と短期間での工事を実現し、宿泊客・利用客のクレームゼロを目指した工事計画をご提案しています。さらに、6,000件以上の実績や多能工による高品質なサービスなど、圧倒的な強みで、選ばれ続けています。
ホテルや旅館の大規模改修・修繕でお悩みの際は、ぜひゆうき総業にご相談ください。
この記事を書いた人

結城 伸太郎
職歴:27年
得意分野:防水工事・外構工事・大規模改修管理業務
保有資格:1級建築施工管理技士、1級建築塗装技能士、1級ポリマーセメント防水、1級改質アスファルト防水、外壁1級仕上げ技能者、防水登録基幹技能者、外壁仕上基幹技能者、国際ライセンス サーモグラファーレベル1、監理技術者、職長安全衛生教育、他